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昨夜のabemaTV「ONE」放送、ご視聴ありがとうございました。解説の振り返りをします。

昨夜は遅くまでONEジャカルタ大会のご視聴ありがとうございました。

おかげさまで好評でした。仕事が好評な時の高揚感といったら。もう最高です。
帰りの自転車が気持ちよくて30分ではなく、1時間くらい走っていたかった。

ちなみに帰りは毎回、タクシーを手配しようとしてくださるのですが、こういうとこで甘えるのは僕の考えにはないのと、自分のものさしを変えたくないから自転車です。自分の支払いでないから、タクシーってかっこ悪く思ってしまって。素直に甘えればいいってみんな言うけど。

実況の西さんとマンツーマンでやらせていただくのは初でして、どうなるのかなあと思ってはいました。そんなことは杞憂に終わり、西さんの腕と経験に助けられました。トークイベントでもモデレーターの腕は喋り手のパフォーマンスを引き出すと思っているのですが、解説も同じで実況の方が上手だとこちらも引き出されます。

これはどんな仕事にも言えることだと思うのですが、パートナーとの相性は大切です。プロレスだって、格闘技だって相手との相性で試合がどうなるか決まる要素は多分にあるわけですからね。

インドネシア、ジャカルタの歴史も大まかだけども調べておいたし、現地の駐在でいってる大学の先輩にもどんな地域かのリサーチはしておきました。ムエタイの試合も解説できるように今ある知識で背伸びせずに調べて取り組みました。ペッテインディープロモーションのことや、ケーサージムの話ができたのはムエタイ好きでよかったなと改めて思いました。まさかのタイのイサーンの話までできて、タイ料理好きとしてイサーン地方の紹介までできてしまった 。格闘技から離れてるし、関係ない話なのだけども、織り交ぜて話せるのは楽しめてもらえるのではないかと思います。

さて昨日の技術的な解説で心がけたことを書いておきます。

・概念を説明するように心がける

細かい技術よりも大まかなものを伝えやすく解説するようにしました。格闘技選手にわかるような細かさではなく、ざっくりとした方向性と技術の流れを説明することで、格闘技をやっていない方にも楽しんついたもらえるように。

・判定についての解釈を説明する

ONEルールを見慣れていない方は判定基準がわからないで、なぜ勝ったの負けたのとなる傾向があるので、試合中には僕はこのように見ますが、このような解釈があってもおかしくないですと解説するようにしていました。一見、予防線を張っているようにも思えるのですが、あくまで見方としてです。

判定後はジャッジがどのように解釈をしたのかを説明するようにしました。スプリットの場合は特に。これでONEが誤解されないで済む。僕はそれを大事にしたい。

・選手だから言える技術、技術論、情報

選手だから言えることは多くて、選手だからこその話を織り交ぜることで自分にしかできない解説にすることです。ずるいけども説得力が増しますからね。自分の強みは押し出します。

当たり前のことを当たり前に懸命に仕事をすることを心がけました。
番組放送中にもツイッター更新するし、メッセンジャーもラインも開いていたので、びっくりされた方は多いと思うのですが、パソコンを開いての解説でした。パソコン開きながらの解説はなぜか落ち着きます。日常だからですね。

解説から帰宅したのが朝の3時なのですが9時過ぎに起床して、今日は14時から3月大会の撮影です。明日は自分の練習と公開練習。今週は毎日詰まってます。日本を空けていたので仕方がないです。

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