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バカサバイバー青木真也、北岡×川尻戦の見所を語る!北岡×川尻戦とは何か?

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 フロイド・メイウェザーJr.×那須川天心戦によるスーパーファイトの実現が物議を醸している昨今、『RIZIN』がついに“バカサバイバー”と因縁浅からぬ、北岡悟×川尻達也戦の対戦カードを発表した。
 ただし、実現するのは午後3時から開始される『RIZIN.14』ではなく、当日の朝9時から開始される『平成最後のやれんのか!』なる大会である。
 『やれんのか!』といえば、2007年春に『PRIDE』が事実上の消滅を果たした年の年末に、急きょ実現した、いわば伝説的な大会名。そこには青木真也の試合も行なわれている。
 となれば、“バカサバイバー”にはそれなりの思いが存在するに違いない。
 そう思って本人を直撃すると、案の定、いつも以上に熱い言葉が返ってきた。
 意外なのは北岡に対してはもちろん、川尻に対しても愛情の詰まった発言を残していること。いったい“バカサバイバー”に何があったのか。もちろん、読めばわかるさ!(聞き手◉“Show”大谷泰顕)

以下、今回の記事の一部を紹介

▪︎「答えは出ている」
▪︎「2018年大晦日のメインイベント」
▪︎「叩き売り」
▪︎ 「大衆がなくなっていく」

▪︎「答えは出ている」

――“バカサバイバー”、ついに北岡悟×川尻達也戦が発表されましたよ!
青木 ようやく?
――Twitterでは「組めよ」って書いていたじゃないですか。

[※11月29日に、「いいから大嫌いな北岡組めよ。オレの親友の川尻組めよ。この10年の歴史を魅せる試合をしてくれるのはアイツらだけだよ。」とツイートしている]

青木 僕としては、お互いがどういう世界観を作るのかには興味がありますね。
――うんうん。
青木 興味深いですよね。どうなるのか読めない。
――確かに。お互いベテランだしね。
青木 あのね、大谷さん(聞き手)。
――あ、はい。
青木 この試合はどっちが勝つか、とかどっちが負けるか、みたいな見方をしたくないんですよね。
――どういうことですか?
青木 今回の場合、それだけをこの試合に求めるのは、ものの見方が貧しいと思う。
――それは激しく同意です。
青木 少なくとも僕は、そんな貧しい見方はしたくない。でもね。
――ええ。
青木 答えは出ていると思いますよ。
――どいうことですか?
青木 この試合は何試合目にやる予定なんですか?
――まだそれは公になってないですね。ただ、大会は午前9時から開始です。終わりは12時頃だろうから、時間帯としては午前中のどこかでしょうね。
青木 そこですよ。
――え?
青木 2018年の今、この試合が大晦日の朝なのか昼なのか。そんな時間帯に彼らはリングに立っているわけで。
――ええ。
青木 それが全てじゃないですか。
――確かに、良くも悪くもそうなったわけだから。
青木 要は、ここからどこにどうやって意味を見出すのか。
――そうですね。
青木 どうやって彼らが生き残るのか。もしくは生き絶えるのか。
――少なくとも『RIZIN』じゃなく、『PRIDE』であり『DREAM』とか『戦極』を勝手に思い起こすカードですよね。
青木 そうッスね。

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