灯火

とある場所で取り留めもなく言葉を綴っていました。その場所もつい最近なくなってしまい、行…

灯火

とある場所で取り留めもなく言葉を綴っていました。その場所もつい最近なくなってしまい、行く宛がなくなってしまってnoteにたどり着いたような感じ。

最近の記事

初速

拓けた街に出たい 焼け残った廃屋のような 無機質な居処で 空白 溶けた風船ガムの味気なさ 顰めた横顔 色の濃い空がどこまでも 視界を遮る ジオラマみたいな風景にそぞろな綿菓子 揺れる心に不釣り合いなほど ありふれた景色と違和感 苦し紛れの激情に 区切りもつけられない どうして 見違えるほどの毎日 繰り返すひとり遊び 馬鹿やってられるのって 幸せなんじゃない 涙に浮かぶ散りじりの 捨ててしまいたい想いを ぜんぶ とけて  さよなら