お風呂について

患者さんからお風呂について聞かれることも多くなった。
入浴の注意点と安全に入浴するためのポイントをまとめた。

注意点
・湯船で肩まで浸かるとお相撲さん3人分(約500kg)の水圧がかかる
 →心臓へ戻る血液が増え、血圧が上昇
 →心臓への負担が増加し心不全が悪化
・寒い脱衣所で衣服を脱ぐときに血圧が上昇
 →寒い浴室から直接湯船に入ってしまうと入浴直後も血圧が上昇
 →その後血圧は下がっていき、過度に下がると湯船の中で失神
・急激に立ち上がってお風呂から出ようとする
 →水圧が一気に解除され血圧が急激に低下し失神

安全に入浴するためのポイント
①湯の高さは鎖骨の下くらいまで
②湯温は40℃くらい
③冬場は脱衣所や浴室を暖かくする
④急に湯から出ようと立ち上がらない

お風呂に入るということは日本人にとって基本的な習慣です。上記のポイントに注意し正しく入浴することで入浴中の事故が回避できると思います。
#血管アンチエイジング
#心臓リハビリ
#心臓にやさしい入浴法

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