ビル管試験 - 勉強を振り返る

まず。
以前にも書きましたが、私は試験勉強というものをしたことがありません。
高校受験・大学受験も含めて、自習というものが本当に苦手なんです。
「特に資格のための勉強なんて馬鹿らしい」と思っていたくらいです。
なので今回の試験勉強は本当に苦難の道でした。
勉強とは、どうやったら良いのかわからないのですから。。。

細かな話は省きますが、元同僚や友人に焚きつけられ受験申込しました。
友人から「赤本」のことを聞き、それで勉強を始めてみました。
が、本当に勉強に身が入らないんです。
ビルメンに10年以上たずさわってきたにもかかわらず、わからない用語のオンパレード。
おかげで全くやる気が起こりません。
正直、ここまで酷いとは思いませんでした。

2019年度過去問 77点

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その時のノートがこれです。
初めは1問1行、2ページ目では1問2行に増えています。
写真はありませんが次のページでは1問3行に。
そしてさらに1問に対しての学習に1ページを費やしたものもありました。
2019年度分だけで24ページを使っていました。
そして何よりも6月下旬から始め、終わった頃には8月になっていました。
資格試験の勉強をするにあたって、みんな口をそろえて出てくる言葉、
「とにかく過去問を解きまくれ」
1ヵ月以上かけて180問。そしてこの点数。。
正直なところ、この時点では「絶望」の二文字しかありません。
この作業が必要だったのかどうなのかはわかりません。
読み返すつもりなどサラサラない殴り書きの文字です。

2018年度過去問 108点

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こんなことじゃいけない。せめて赤本一周はしなければ。。
1問2行として、その設問の分類が分かるようにすることにしました。
むやみに書き殴ることは控える決意をしますが、これがなかなか難しい。
結局、解説や参考書を読み込んでしまい、2週間かかりました。
この時点で試験まで残り1ヵ月半。
2019年度過去問で時間を費やした分だけ点数が上がってくれたのがせめてもの救いでした。

「とぽちゃんねる」との出会い

ちょうどこの頃「とぽちゃんねる」に出会いました。
出会いとかいうと、ちょっと大げさに感じるかもしれません。
が、一人で悶々とし続ける日々。
ポイントや過去問を読み上げ教えてくれる。
こんなにありがたいことありません。
この日から通勤・移動の車中で「とぽちゃんねる」を流し続ける日々が始まりました。
同じ動画を何度も見ました。
片道1時間以上の通勤時間です。
自習のためイオンのイートインスペースを借りるための移動も考えれば、
1日3時間の時間を無駄にすることなく過ごすことができました。
2020年9月という期間だけを見れば、世界一とぽちゃんの声を聴いていたという自信があります(笑)
これにより「とにかくビル管試験に触れ続ける」ことができました。

2017年度過去問 119点

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試験までの残りが1ヵ月となりました。
まだまだ触れていない過去問はいっぱいある。
ということで1問1行、さらに書き留める内容を絞り込みました。
ここからストップウォッチで時間計測を始めることに。
試験のために購入したデジタル腕時計の機能を使い、その都度にスタート・ストップ、リセットはせず。
実際にどのくらいの時間をかけて問題を解いているのかを知るためです。
自分は午前・午後とも2時間ずつということで少し気持ちにゆとりができました。
一応、合格ラインを超えることはできたのですが、まだまだ触れていない過去問の多さに焦る日々。。。
焦るあまり、今更ながらに
試験実施機関であるJAHMEC(日本建築衛生管理教育センター)のテキスト、
あと黒本を購入。

それまで使っていたテキストなんですが、試験問題と異なる言葉を使った解説が多々あり余計に混乱を招いていたためです。
間違っていたわけではありません、知識不足が原因でもありました。
そして黒本は弱点克服には最適!と思ったのですが、弱点分析がままならないレベルであることに購入後気づく。。

2016年度過去問 125点

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弱点が理解できていないことに気づいたのは2016年度過去問をやっている最中でした。
写真右側ページの48,49問目の選択肢に ○, ×, △といった記号をつけました。
以降のページではほぼ全ての選択肢に対してそういった記号をつけました。
△や?が多い設問ほどヤバイということで。

が、試験まで残り2週間となっていました。
点数は取れているものの、とぽちゃんねるのおかげで取れた設問も少なくありません。
とにかく赤本を終わらせなければ。。。

2015年度過去問 120点

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回答時間と点数については2016年度と同じ感想です。
これが終わった時点で残り1週間を切りました。
赤本最後の2014年度過去問にとりかかるか悩みます。。

過去にさかのぼるほどに出題傾向の変化を感じていましたし。
空気環境ヤバイ!給排水衛生ヤバイ!しかし全体的にビミョー!!
かといって「その中のこれがヤバイ」というより「どれもヤバイ」

黒本か?ここでこそ黒本か?とも考えましたが、自分はJAHMECのテキストを選択しました。
基本的に丸暗記は苦手なんです。
文章量は多いですが、付け焼き刃でも理由付き且つ図表入りを選んだ次第です。。
結果だけを見れば、最後の悪あがきとしてはこれが功を奏したと思います。

戦い住んで日が暮れて。。

結果は良いものであったと言えるでしょう。
が、「悔い」と言うか、「不満」と言うか、、、
奥歯にずーっと何かが挟まったような気持ち悪さが残っています。

赤本は、結局2014年度分ができずじまい。
過去問を何周したか、という世界の中で6年分1周すら成しえなかった。。
黒本に至っては購入時のまま、ほぼ開くこともなし。。
勉強期間4ヵ月。
本来ならこんなことで合格できるものではないと思います。
今回の自分は本当に運がよかったのだと思います。

、、、試験向けの勉強はひとまず終了にします。
が、これで終わりにするつもりはありません。
この気持ち悪さを次の資格取得への燃料として走り続けたいと思います。

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