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ちょっぴり、じっくり、論語を味わう夏季休暇

アベです。

前々回の記事(創意工夫する夏季休暇)に引き続き、休暇中の過ごし方を少しずつ模索しています。

本日は余りにも蒸し暑かったため、涼むのと頭の整頓をする目的で昼過ぎあたりに図書館へ。
ただ近所の図書館へ行くのもなんとなく味気ないかなと思い、自転車を漕ぎつつ今まで行ったことのない図書館へと足を運びました。

ぼんやり書棚を眺めると、「論語」にまつわる本を見つけたため手に取り、読書開始。

↑実際に読んだ書物はこちらでした。

高校生の頃にちょこっと漢文の授業でやったかな、というレベルの知識しか持ち合わせていなかった私にとって、当初少し身構えていましたが見事に杞憂に終わりました。

とてもわかりやすく明快に記されており、今読んでも新鮮味を覚えるほどの訓戒や名言が散りばめられていました。以下、私が目にした『論語』内の言葉について印象的だったものを2つ抜粋致します。



・己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ
...自分がやられて嫌なことは、人に対してもするな。

要は、当たり前の指摘を述べています。しかし、私にとってはこの言葉がとても心に深く残りました。
新型コロナウイルスが猛威を奮い続けている今日、
「自粛警察」や「マスク警察」なる言葉も生まれ、他者に対して過剰なまでの指摘 ともすれば悲しいかな、暴言を捲し立てるといったニュースも散見されるように...

世間を騒がせている報道から一歩引いたうえで、改めて上の言葉の意味を考え直すべきではないでしょうか。


・位無きことを患へずして、立つ所以を患へよ。
...地位がないのを気にするよりも、何故地位が生まれないのかを考えよ。(考えて行動せよ)

ざっくり言うと 「自分は実力不足であり、その理由を考えて行動しよう」ということになります。

慢心するな、というニュアンスが含まれており、全ての分野において当てはまる鋭い指摘かなと...

孔子の死後400年をかけて纏められた『論語』

今読んでも尚沢山の発見や気づきが生まれる"良著"だと感じます。


休暇期間を活かして、さらに論語について深く学んでいく意欲が湧きました。



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