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「きっとなんとかなる」が通用しない時は絶対にある

みなさんおはようございます、ユシアです。

「人生なんとかなる。」
という言葉、みなさんも一度は聞いたことがあるかと思います。

特に最近は「自由な生き方」が語られることが増えてきているのか
学生だった頃よりも、この言葉を耳にすることが多いです。
(学生の頃と社会人になってからでは
僕が得ている情報が違うから、という可能性もありますが。)

僕もある程度は「人生なんとかなる」と思っており
安定を手放して、挑戦をすることに対して
どちらかも言えば肯定的な意見を持っています。

しかし、いざ自分のこととなると
「一応保険は掛けておこう」と思ってしまいます。

保険を掛けると一言で言っても、色々ありますが
例えば、貯金をしておくとか
仕事に困らないような能力を身に付けるとか
そういったことが挙げられるでしょうか。

僕も来年、ある挑戦をしようと思っており
多少困ったことがあっても「なんとかなるでしょ。」と思っています。
(一応貯金もあるし、社会人経験もあるので。)

しかし「なんとかならない」時もやっぱりあるよなぁ
と思わせるブログ記事を見つけました。
それがこちら。

「給付型の奨学金を返済」というタイトルを読んで
「どういうこと…?」と思いました。

詳細はご本人のブログ記事を読んでいただきたいのですが
簡単に説明すると

トビタテ留学Japanの奨学金制度(国の制度)を利用して、海外へ留学。
給付型の奨学金を受けるには条件があったが、それをクリア。

一年半の留学をする予定だったが、家庭の都合等により半年で帰国。
奨学金給付の条件を満たせなくなり、給付予定だった約70万の返済を求められる。

その70万を「来月末に一括で」返済しろ、と言われる。
さすがに難しい状況だったため
交渉を繰り返し、返済を半年後まで待ってもらうことに。

就職活動が終了した後、有給のインターンやアルバイト等の掛け持ちをして
四ヶ月ほどで70万を用意し、無事に返済完了。

こんなお話でした。

実は彼は、僕がTwitterでフォローしている人がフォローしていたので
有給のインターンが決まった、というツイートは見たことがあり
「世の中には優秀な人がいるんだなぁ」
と思っていたのですが
当時はその裏に、こんな話があるとは全く知りませんでした。

本人も記事に書いていますが
(返済を求められるのは、条件を守らなかった自分のせいであり
被害者意識はない、と書いていらっしゃいます。)
金銭的に余裕がないから奨学金制度使用しているのに
数十万という金額を、一括で返済しろ
というのは無理な話です。

一括で70万なんて
会社員として働いている方でも
できない人はたくさんいるのではないでしょうか。
それを、学生相手に求めるというのは
無慈悲にもほどがあるのではないでしょうか。

この記事を書いた方は、本当に優秀な方だと思うので
こうして返還されたようですが
四ヶ月で70万用意できる学生が、世の中にどれくらいいるでしょう…。
少なくとも学生時代の僕には、到底無理でした。

この方も仰っているように
他の人はどうしているのだろう、と疑問であります。
きっと、別の場所からお金を借りて
奨学金を返済する、ということになるのではないでしょうか。

国の制度ということもあり
このような人がいても、あまり表に話が出てこないかもしれません。
でも確実に、こういう人はいると思うんですよね。
いくらなんでも、一人だけなわけないかと。

他からお金を借りて返済に当てることができるなら
「なんとかなっている」と考える人もいると思いますが
僕は「なんとかなっていない」と考えます。
借金が消えたわけではないですからね…。

病気とか交通事故に遭うことに比べたら
想定可能な未来ではありますが
やはり、不測の事態が起きて「どうにもならない」となるときは
絶対にあると思います。

そんなときに備えて、この記事の筆者のように
能力や技術を身に付けたり
貯蓄をしておくことは、やはり必要なことだな
と思わされた記事でした。

20代後半ゲーム好き。Youtubeにてゲーム実況を始めたばかり。好きな人と好きなことをして生きていくことが目標。