見出し画像

#宿命の泡沫紋章 第Ⅳ章第29節

三十年来の思いを懸けた戦いは、結局ハッキリとした勝負のつかないままに終わりを迎えました。

少年(と言ってもいい歳だけど)の儚い思いは、もう一生追いつかない叶わぬ夢として記憶されるのでしょう。



ゼラフィーの心臓神経症は、アポロが言っている通りに身体的なものより精神的なものによります。

なので運動によって病状が悪化するという事はほぼ無いようですが、あまりに長時間激しい運動をしていると、元々持久力が無いということもあって心臓の方に影響が及んでしまう事もあるようです。

(「ドクターストップ」は和製英語なので、正確には「Doctor's orders (to stop)」と言うそうです。)



アポロが図で説明している紙に書いてある文字は、アイルランド語で「Eilimint sheachtrach(外的要素)」「Comhlacnt(Body、身体)」「Spiorad(Spirit、精神)」「Anan(Soul、魂=核、いわゆる生命力の部分)」「Cumhacht(Power、力)」「Cuimhne(Memory、記憶)」「Nasc(Link、繋がり)」「Reincarnation(輪廻転生)」「Intinn an duine(人の心)」「Eilimint inmheanach(内的要素)」みたいな意味のつもりです。

図はあくまでもこの物語上でのアポロ達の認識をイメージしたもので、特に参考にしたものはありません(単なる著者の設定)。



今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m






中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。