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#時空の森羅万象物語 第Ⅳ章第28節


さて、今回より新しい章へと入って参ります。

前章でチラっとそれっぽい事を書いていましたが、今章のメインキャラクターは楓塚神護君ですね。




今章では環境問題の話が初めの方に多く出てくるのですが、昨今のSDGsなど世界的なものに則ったワケではなく(SDGsに詳しいわけじゃないですし)、遥か昔の小学生の頃に読んだとある本の影響が強いです。

その本の物語は、確かイルカの親子が平和に暮らしていた時、海の廃棄物となっていた漁網に子供イルカが引っかかってしまい、子を助けようとした母親イルカが代わりに亡くなってしまうという非常に衝撃的なものでした(ちょっと記憶は曖昧ですが)。

ネットで調べてみてもその本を発見する事が出来なかった(多分同じ本を探していると思われる人の記事は見つけたけど)のですが、子供心にあまりに印象深く覚えていたので物語の中に環境問題の話を取り入れました。

ただ参考にしている文献は古いものが多いので、情報が遅れている内容もあるかもしれません。

この物語を書き始めた当時から少しは校正など入れております(なので物語を書き始めた当時はそこまで話題に上っていなかったマイクロプラスチックの話なども出てきます)が、その辺りはご理解いただければと思います。

特に「全人類への問題提起!」みたいな意気込みがあるわけでは全くなく、もちろん誰かを責める為のものでも一切ありません。

この辺りのお話はいわゆる自分自身への戒めといった形で、まとめ的に書いているつもりです。

(時空物語を書くにあたって参考にした文献資料などは、第Ⅳ章が終わってから記事にする予定の【焼酎について】の話の最後に載せる予定です。)




海は午前中/満潮に向かう時の方が水が澄んでいて、ダイビングに適するとの事(神護は夕方から泳ぐみたいですが)。 

屋久島でダイビングをしてウミガメに出会える確率は、大体95パーセントくらいだそうです。

著者が屋久島で体験ダイビングをした際は一匹だけ出会う事が出来て、今回の挿絵のウミガメもその時出会えた子をモデルにしています。

浜辺近くの水の中では、ナンヨウツバメウオも枯れ葉のように擬態しながらヒラヒラと泳いでいましたね。




マイクロプラスチックは屋久島の浜辺にも少なからず転がっていたので、こちらもお話に取り入れました。

専門家や研究者などではないので詳しくはないのですが、初めにマイクロプラスチックが発見されたのは1970年代、魔の海域と呼ばれたフロリダ沖合のサルガッソ海域との事。

それ以降、世界各地で発見されているようです。

(神護は子供の頃から身体が強くなく、産まれたばかりの時に生死の境を彷徨ったというところから、こういった自然環境の問題など生命の根源に関わってくる話に敏感なようです。)




今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m






中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。