見出し画像

占い師は再びマーケティングを勉強する~衰退期の見極めは顧客の質の見極めが必要なわけ~

前回の記事はこちら。

差別化をより考えることをテーマにしました。
占い師だって悩むことがあるということにも言及しました。

さて今回のお題です。

いつかは廃れる時がくる。

【流行り廃り(すたり)】という言葉があるように流行と廃りは常にセットになっていると思います。
一躍ブームとなった海外のドーナツやチーズケーキ、こぞって買いに行ったキャラクターグッズやコスメグッズ。
ブームになるのはタイミングを見据えた戦略、マーケティングによるものだったり芸能人やモデルがSNSで拡散したことがきっかけで思わぬ火付け役が登場したりということもありますが、どんな優秀なものでもどんなに可愛いものでも、たとえ美味しいものでさえ廃れるものがどれほどあるでしょうか。
製品やサービスには【ライフサイクル】があると、コトラーさんは言っています。導入期、成長期、成熟期。そして今回のお題である【衰退期】。

衰退期とは、お客さんに対するコストも下がる・売上も下がる・故に利益も下がる。そして競合相手も去っていく。それでも買ってくれるお客さんはファンというべきなのか、遅れてやってきた新規のお客さんなのかという違いはあれど、競合相手がいないということだからラッキーではないことは一目瞭然ですね。

私が占いを対価を得る占いを始めて3か月目に入りました。
前月下旬から、なんと同じ内容のメニューを売り込む方が出現しました。
文面もほぼ同じ。鑑定の内容はまるっきり一緒。
しかし値段は私の提示額より300円ほど安い。なんとも競合相手が初めてできたではありませんか!
私の第一印象としては「ほお、このマーケティングを勉強した私の占いをそのままパクるのね。」と虎視眈々と見つめておりました。
やはり値段が私より安いため、幸先は好調のご様子。出せば売れる。
そして私の方は、出す時間帯や広告に使う画像を少しアレンジしたり(もの画像は変えない。折角浸透しつつある画像を変えてしまうと別の人だと思われてしまうかなと思ったので)占うメニューに幅を持たせており、現在経過観察中です。

衰退期に入ってしまったかのように思えました。以前に比べて閲覧数が減りコメントも少なくなっていたので「これはまた新しくメニューを考えるべきか」と悩んでいたころ、またとんでもない事件(?!)が起きました。

お客さんは神様だと思っている人はお断り精神を持つべき。

立て続けにこんなお客さんに遭いました。(一部フィクション)
・鑑定時間に遅刻。意にそぐわない結果のため最終的には脅される。
・購入後、音信不通。事務局通して連絡をとるも信ぴょう性の低いことを言われたり、私のこと嫌いでしょ?と言われる。
正直、ある程度は覚悟をしていましたが、実際に目の当たりにすると割りと後を引きづりますしなんとも後味が悪かったです。
人と人との最低限のコミュニケーションや礼儀がない場合、お断りする一文を掲載することにしました。

こういったことは占いに限らず、どんなサービスや製品に対しても起こりうることだと改めて実感しました。
そしてこのような「心無い対応」の根底には「金を払っているのは誰だ?私だろう。」という、なんちゃって神様精神の人が多いことに気づきました。
なんちゃって神様なので、神様ではありません。そして神様面しているだけなので、普通のお客さんよりタチが悪いですよね。
そういったなんちゃって神様精神の人には会社のルールをきちんと説明したうえで【対処】する必要性があります。

どんな場合も誰にでも売ることがすべてではないと思いました。そう思うと、カスタマーセンターの電話対応の方はプロフェッショナルな対応だし尊敬します。

お断りをする一文を入れることでどうなったか。

お断りの文面、お約束事の一文をプロフィール欄と商品欄に入れたことにより変化したのは明らかにアクセス数が減ったことです。
なんとも顕著で驚きました。そこからの考察ですが、「占いに対してある程度の金額を払うならば、占い結果よりも自分の意にしていることを伝えてほしいという心理のほうが強く働くのか?」ということなのでしょうか
それならば、違うサービスになるのか?たとえば、水商売の方はこれに該当するのかもしれないです。浅はかな知識かもしれませんが、相手の機嫌を取ることに対してたゆまない努力をされておられるお仕事だと思います。
一流のママさんは、情報通だし何より知識が豊富。私が学生の頃、繁華街で飲食店のバイトをしていた時、お客さんの大半は「同伴出勤」の方でした。その時、雰囲気もいいママさんはどのお客さんと来店してもその分野に詳しく、そして礼儀正しかったです。ダメなことはお客さんにも注意していましたので(嫌な気分にさせない言い方でした。さすがプロ。)極端に変なお客さんを連れてこられなかったことも印象的でした。

かたや見た目だけの方はひどかったです。同伴出勤前の待ち合わせ前に来店され、ジョッキグラスの上に折り畳みの鏡を置いて化粧直しをし始めた方を見た時は衝撃的でしたね。その方は私の働いていた飲食店にはほどなくして出入りされなくなれました。

品格というものがやはり人それぞれ違います。そして品格を落としてまでなんちゃって神様精神の人に自社製品やサービスを買ってもらいたいのか。その人たちからの購入がなくなることで、事業が衰退したと判断してよいのか。

やはりここにもマーケティングが働いてきますね。
私の占いの売れ行きを今後見届けるためにも、これが衰退期としてなるのかも含めて考察を続けたいと思います。

占い師のマーケティングは続く…☆



純粋にありがとうございます。いいんですか?