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四次元的旅のススメ

こんにちは。
私はいわゆるバックパッカーで、様々な国を旅してきました。
インドでヒンドゥー教のお寺を巡ったことや、シベリア鉄道でロシアを横断したこと、コソボやセルビアで生々しい紛争の記憶に触れたこと。
やはり、実際にその場に行って見聞きする体験は、かけがえのないものです。

ただ、現在、コロナ禍でなかなか旅行にいけない状態が続いています。
そんな時でも、実は旅する方法はたくさんあります。
例えば、GoogleMapのストリートビュー機能を使って様々な場所を巡ること。とある雑誌にストリートビューで旅をするフォトグラファーが特集されていて、「こんな旅の方法もあるんだ」と驚きました。

実際に飛行機や電車、バスなどを使い、身体ごとその場に行く旅を三次元的な旅とするなら、体を使わず、媒体物を通して旅をする体験は四次元的な旅と言えるのではないでしょうか。

今回は、そんな四次元的旅のススメをまとめようと思います。

絵画を鑑賞する

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私の一番おすすめの旅の方法は、絵画を鑑賞すること。
多くの芸術家が、様々な場所を旅して、その人自身のフィルターを通して見た景色を作品に残しています。

上の絵画は、ロシアの画家 ヴァシーリー・ヴェレシチャーギンの作品。
彼は生涯で多くの場所を訪れ、様々な国の景色を描いています。
私が彼の作品を観たのはロシア モスクワのトレチャコフ美術館というところ。
彼が描いた絵画の中には、ウズベキスタンやインドなど、私自身が訪れたことのある場所もたくさんあり・・・自分自身、画家の訪れた当時への旅をすることができました。
トレチャコフ美術館は、作品をオンライン上で公開している美術館の一つ。日本にいても鑑賞できるので、興味のある方はぜひ観てみてください。

●トレチャコフ美術館 https://www.tretyakovgallery.ru/en/collection/

物語を読む

次におすすめするのが、物語を読むこと。
物語は、読んでいる人々を別世界に連れて行ってくれます。
例えば、ハリー・ポッターや指輪物語のようなファンタジー物語を読むと、冒険溢れる魔法の世界や、広大な中つ国へ旅することができます。

ファンタジーの世界だけでなく、過去や未来に旅することも可能です。
例えば、私はドストエフスキーの小説を読んで、主人公とともにサンクトペテルブルクの街中を歩き回っていました。
その後、実際に現代のサンクトペテルブルクを訪れた時は多少がっかりしてしまいましたが・・・。

特に、物語をビジョンとして捉えて読み進められる方にはおすすめの旅の方法です。

映画を観る

最後におすすめしたいのが、映画を観ること。
自分自身、コロナ禍の中映画を観るようになり、映画を観ることも旅のようである、と気がつきました。

映画は、その映画のつくられた時代の世相を如実に反映しています。
例えば、戦後まもない1950年代につくられたとある映画。その映画はミラノが舞台なのですが、街にはあまり観光客がおらず、ひっそりとした雰囲気です。その後作られた映画を見ていくと、世の中の変化に合わせ、登場する人物や物事も、その変化を反映させたものになっていくことがわかります。
また、社会問題を取り上げた映画なんかはさらにその時代の時代性のようなものを表しています。
映画を観ることで、その時代に旅することができるのです。視覚・聴覚という2つの感覚を使っているため、前に紹介した二つの方法よりも深く、旅に入り込めます。

また、映画はその映画を作った人の思想がものすごく反映されています。
映画によっては、愛とは何か、とか、人生とは何か、神様とは何か、そんな、たくさんの人が思い悩む主題に対して、何か一つの回答を与えてくれます。
映画を観ることで、その人の思想にも旅することができるのです。
よく「鳥になりたい」「猫になりたい」とか言いますが、映画をみるとまさに、自分の脳みそのある一部分は、その映画を作った人になれるような気がします。
(もちろん絵画でも小説でもそうですが、2つの感覚を使っている分、より強くそれを感じます)

おわりに

旅は、自分の視野を広げる一つの手段だと思います。
それは、実際に体を動かしてその場所に行くのもそうだし、絵画を観たり物語を読んだり、映画を見たりするのもそう。
ぜひ皆さんも様々な方法で旅をしてみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

私の旅行ブログはこちら http://curiosity-travel.com/category/世界旅行/europe/russia/
今回ご紹介したトレチャコフ美術館についてもまとめています〜

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ありがとうございます。
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1994年生まれ、東京で会社員をしています。1年ほど世界の旅をしていました( 旅ブログ http://curiosity-travel.com )。日々の中で感じたことや本や映画の感想、旅のことなどを書いています。