新天地

在住者が教える上海観光で見逃せない4スポット

こんにちわ!! 以前上海に3年半住んでいた私が、以前書いた紹介を転載します。(すみません、題名を変えてもう一度)

 上海は経済都市なので、行くところを間違えるとつまらないです。これら4箇所を見ると、旅心の胃袋は、まず満たされるだろうと思います。あとはまた別に、デザートとしてご自身で調べていくつか他に行かれるとよいと思います。

 特に上海初めてで、いま風の感じが好きな人は4つめの「新天地」は必須です。ヨーロッパ+中国、割る2みたいな感じがあります。石庫門と呼ばれる、昔の上海の中洋折衷型の石造りの建物の個人宅も見学でき、こちらもお勧めです。

 なお、Amazonで今の中国の人たちの生活や社会、考え方を、非常に多面的に、詳しく説明した、書店では同種の本が今ほとんどないタイプの、約400頁というボリュームたっぷりの本、「ライブ SNS時代の中国:人・街・笑顔」を出しています。テレビでは経済と政治の話しかみないけど、一般の中国の人ってどんな生活をしてるんだろう?、と興味のある方は、そちらもお勧めです。できるだけ多くの方に読んで欲しいので、コーヒー一杯分くらいの価格になっています。unlimitedでも読めます。

Amazon 最新の評価「客観的かつ分かりやすい (中略) 現実のままの中国を文章化した一冊でした。政治的色彩がなく、客観的で分かりやすく中国の習慣、日中の違いを解説され、とても貴重な本です」

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 むむっ、早く観光スポットを紹介しろ!という声が空から聞こえてきたので、以下転載です。

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■外灘(外滩wai tan)

まあ、上海に観光で行かれた外国人は、ほぼ例外ないくらい行かれるところです。「19世紀後半から20世紀前半にかけての租界地区(上海租界)であり、当時建設された西洋式高層建築が建ち並んでいる。」(Wikipedia)

1930年当たり?の河岸に並ぶ多数の西洋風建築を上から俯瞰した写真を、歴史の教科書で見て記憶されている方は多いと思います。河岸の反対側に、歴史的には新開発地区である浦東の、上海のランドマーク的テレビタワー東方明珠も臨めます。

河が広くて、また川べりの歩道もすごく幅があって、広々したすがすがしさがあります。なんとなく、「いや、あの上海に来た」という感慨にひたれる場所といえると思います。まあ記念に一度行かれてはどうでしょうか?

昼間も一回行った方がいいように思いますが、夜景もまたこれがとても綺麗です。ゆらゆらとても大ぶりにたっぷりたっぷり揺れる川面に光がきらきら光りを反射しながら、他ではあまり見ない、ひじょうに幅のある大きな夜景は幻想的な感じを与えます。ただ私が行った2007年辺りは、節電で金曜だけしか電気つけてなかったとかあったような気もするので、事前にネットで調べてみてもよいかもしれません。

地下鉄2号線の南京東路駅から徒歩で10~15分くらい。地下鉄駅出たところの目抜き通り(南京東路)をひたすら直進するだけでぶちあたるので、方向を間違えない限り、迷われることはほぼないじゃないかと思います。タクシー利用してもいいですが、せっかくですから歩いて町並み見物してはどうでしょうか。

上海ヘルプファイルは、簡潔を旨としているため、より詳しくは、他のサイトでお調べください。行った方がいい場所の絞り込みのための情報程度にしておきます。


■豫園(よえん 中国発音 Yu yuan)

こちらも、定番の観光地。ぜひ一度は。たいしたものじゃないのでは?と言っていたアメリカ人の同僚も、「思っていたよりずっとよかった」と満足げだったのが印象に残っています。明代の役人が建造した庭園、ということで、まあとにかく昔の中国建築の雰囲気にひたれます。中は、かなり広いですね。入ったらすぐ出口になってしまうようなとこでなくて、まあ、お腹いっぱい見られる感じです。

日本の寺なんかと違って、もっとこってりした、感覚、官能を刺激する感じですが、なんというか、日本の寺より現代人にはあるいはこっちのほうがアピールするかもしれません。石の感じとかいいですね。

豫園商城、というのが隣接していて、多数のお土産街で、すごい賑わいになっています。平時には日本じゃありえん人出です。こちらも一度見学しておくと、それらしい気分になってよいと思います。まあ、基本は浅草のおみやげ街と同じ感じだと思いますが。「中国では値切らないと馬鹿と思われる位、値切るのが普通」など知ったかぶりで言う人がありますが、中国のスーパーで値切ったら、いわゆる「ドン引き」されると思うのでご注意ください。都市部の一般の商店では、値引きというのはほとんどない状態になっています。しかし、ことこのお土産街では結構高い値段から言ってくることがあるので、少し様子見て買った方がいいかもしれません。でも仕入れ値1000円のものを300円にならないかなどしつこく言われれば、売り手の方も気分悪いですし、旅行者に適正値段なんてよく分かりませんから、日本の金銭感覚で安いなと思うくらいのものなら、つべこべ言わずに買っちゃってもいいかもしれません。

■ 地下鉄2号線陸家嘴駅を出た所の、東方明珠脇の歩道橋の上

普通は東方明珠、と紹介するところかもしれませんが、浦東高層ビル地区の一番の観光スポットは、私はこの歩道橋の上だと思います。陸家嘴(中国発音 Lu Jia Zui)は、1992年以降大規模開発が行われた、現在の上海市中心部分の東半分といっていい「浦東」地域の中心的商業地区で、日本でいえば新宿渋谷を合わせたくらいの存在感があります。

で、この歩道橋は五本くらいの道路の交差地点みたいになっているところで、日本ではとてもありえないくらい多数の超高層および高層建築が立ち並んでいる場所にあります。この歩道橋の上に立つと、ランドマークのテレビ塔東方明珠はもちろん、日本の森ビルによる巨大ビル他、360度周囲に目白押しにずらり立ち並ぶ超高層ビルを一望に見渡せて、「およよ、上海はこんなことになっていやがったのか!」みたいな感慨があるかと思います。まあここだけ見ると、上海は超近代都市、みたいに誤解してしまいそうですが。まあ圧巻です。

東方明珠は、テレビで見るような痩せた感じでなく、重心の低いちょっと小太りの重量感体積感のあるあんこ型、みたいな、そしてピンク色がちょっと目立っています。豫園とは違う意味でやや官能的か。たぶん見たら思ってたのと印象違うと思いますよ。

ついでに、2007年くらいは光輝いていたが、今は新進の多くのショッピングセンターに埋もれてやや古い感じも出てきた陸家嘴駅向かいの正大広場という、ショッピングセンターも見て置くとよいと思います。今紹介した歩道橋で地下鉄とは反対方向につながっていますので、すぐ分かります。とにかく中国のショッピングセンターはばかでかい、というのが分かると思います。とにかくスケール感があります。初めて行った旅行者には、まずおもしろいと思います。私は初めて行ったときただ感動しました。


■新天地

名前がなんとなく、大阪の通天閣付近を思わせる感じですが、雰囲気はあちらとは対極の感じです。ここは上海の屈指の、というよりトップのオシャレ地区で、昔の租界地区の石造建築街を現代の商業施設に改造した、全体が一つの商業施設です。

中国の商業施設は、ほとんどが大きなビルに入っているのですが、ここは戸外の一軒家の感じの店舗の集合体になっています。商業施設というと、店という感じがすると思いますが、建築物と、その中に入っているしゃれた店を見学するという感じです。まあイメージとしては、ニューヨークとパリと上海のよいイメージの部分を足して三で割ったような感じかなと思います。石畳。ヨーロッパ的香りとニューヨークのセンスがします。(やや変な表現か?)

とにかく綺麗で、さっぱりして、現代的なので、私は初めて行ったときなどはとてもうれしくて写真撮りまくりました。個人的にはその見た目の洗練度は、六本木ミッドタウンなんか目じゃない、という感じです。年寄の母親も、これじゃあ中国の人六本木とかわざわざ日本まで来て行く必要ないじゃん、とか言っていたのが印象に残ってます。で、ここは日本の青山や代官山などとは違って、地方からの旗立てた団体観光客なども多数訪れている万人welcomeの懐の深い観光地なのですが、何回も行っていると、基本的には西欧系の外国人と上海のお金持ち主導の感じが強くなり、「なんだここ中国だけど外国じゃん」、みたいな感じで急速に熱冷めるのですが、初めて観光に行くにはいいところだと思います。まあ、絶対行くべきところの一つと言えます。

服や茶などの各種のお店と、レストラン、バーなどの飲食店があります。まあ、なんでも高いです。上海の地元の大学生などは「見てるだけ」価格で、東京のオシャレ地区価格であります。全体の雰囲気としては、スターバツクス的世界です。もちろん、もっといいですが。あと、中に石造建築の中を安いが有料で見学できる建物が一棟あります。そこは見たらとてもおもしろいと思います。歴史や、戦前の租界地区の上海人の生活、住居、家具調度が垣間見られて興味深いです。

地下鉄10号線の新天地駅で降りれば、あとは回り見渡せばすぐ分かると思います。

上海については、以上の四つ行っておけば、まずOKで見た気がすると思います。庶民の生活感のあるところ入っていませんが、思いついたらまた別に書きましょう。

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転載終了です。

なお、個人的には、ちょっと日本の旅行者の一般的な好みからは外れるかもしれませんが、興味のある方には大手スーパーマーケットの見学もお勧めします。沢山の水槽に生きた魚、ザリガニ、カエルなどが売られていたり、米などは大きな枡に盛って裸で売られていたり、食用油は超特大瓶だったり日本と違うところが満載で、興奮します。

店内の買い物カートには子供が腰掛けられるところがあって、子供と母親や父親、祖父母と話してるのが見られたり、子供がとにかく多く、癒やされます。現地の中国の人たちの生活の素顔が見られます。

最後にnoteの過去記事リストしておきます。ご興味あれば一緒にどうぞ。

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