【映画感想】そうだ、『JOKER』を見よ……いややっぱやめ……うーん見よう!【記事後半ネタバレあり】

 どうもみなさんこんばんは、ああああです。この秋の話題作、『JOKER』を見てきました。『バットマンシリーズ』最大の敵である『ジョーカー』の誕生を話題作! とってもいい映画でした!



 でもこの映画、はっきりいって『ダークナイト』を見てもらうよりハードルが高いです。激高です。何でって?




 内容が激重だよ!!!!!




 おーい磯野~、一緒にドラゴンボールエボリューション見ようぜー! ってやったことあるんですが、残念ながらニコニコしながら中島が持ってくるような映画ではありません



 でもめっちゃおもしろかったからな!!!!



 というわけで映画『JOKER』のおすすめポイントをつらつらと書いていこうかと思います。

①美しい映像

 まず何が良いかというと、映像がすごく綺麗です。雄大な自然もありませんし派手なCGもありません。では何かというと……構図です。

 ただ帰宅のため階段を登るシーンが、チンピラに襲われうずくまるシーンが、鏡の前でメイクするシーンが、全て絵画のような構図で映し出されます。

 印象的ではなかったシーンは一つもありません。

②素晴らしい音楽

 そして素晴らしい光景には素晴らしい音楽が合わさります。とにかく主人公の感情とリンクしたメロディの数々が、この映画の魅力を最大限引き出します。

 サントラも出てました。買っちゃったぜ。


③ゲロ吐くぐらい重いシナリオ

 そうそうこれこれ!!!!!!!!

 この映画の最高な所はまず間違いなくここです。無敵の人レベル100なんてネットで見かけましたがその通りで、無敵の人レベル10ぐらいの主人公がどんどんレベルアップして最終的に100になります。親切丁寧におかしくなっていきます。

 そしてその過程は例えば肉親の死のようなショッキングな事件や、ド派手な爆発やセクシーなシーンのような、映画あるあるのような過程ではありません

 言ってしまえば、『無敵の人あるある』です。テレビ番組に自分が出る妄想をして、仕事でミスして、病気が原因で誤解されて、同僚に裏切られて、福祉制度が打ち切られて……ちょっとづつ『あるある』が積み重なって……


 ヒャッハァアァアアアア!!!  Welcome to the ゴッサムシティ!!!!!!!!!!!


 になります。

 詳しくは映画をみてね!

④なんでわざわざそんな映画をネットに書いて薦めるのか

 無敵の人がレベルアップしていく過程を見て、愉快になる人はいないでしょう。映画館を出るときに聞こえて来た老夫婦の一言は「なんか疲れる映画だった」です。その通りです。

 じゃあ何でこんな記事まで書いたかというと、やっぱり痛烈に描かれる社会批判をビシビシと感じて欲しいからなのかなーと。

 この映画を見てもキャッチコピーのように、誰もがジョーカーにはならないと思います。けれどこの映画で何度も描かれた問題の一端を、誰もが担っているんだという痛烈な批判は甘んじて受けなきゃならいんだなと。

 そんな風な映画でした。




以下視聴した人向け(ネタバレあり)





ネタバレだよ




ネタバレだよ






 いやぁすっごい面白い映画でしたね!


 個人的には病院で母親を窒息させながら後光が差していく演出が最高でした。

 階段のシーンは全部印象的でしたね。重い足取りで登ったり、母親の診断書盗んで息切れしながら読んだり、踊りながら下ったり!

 映像の一つ一つがアーサー=ジョーカーの内面を十二分に描いていました。

 ウェイン家との確執は、この映画がバットマンのスピンオフ作品であり、観客≠ジョーカーという線引きのように感じました。

 でも『えっ!? バットマンの義理の兄!?』からの『ただの私生児でした!うーん残念お前の母ちゃんアーカム病院!!!!』コンボもなかなか凄い威力でした。

 意味深なラストシーンも良かったですね。


 うーん100点!!!!



 で、ここから先はめんどくさい人によるめんどくさい意見になります。

❶熱烈な『タクシードライバー』へのオマージュの意義

 『タクシードライバー』という映画があります。1976年に公開され、社会現象にもなったという問題作です。主演は『JOKER』で大物コメディアン役を演じたロバートデニーロ。同監督の『キング・オブ・コメディ』とのオマージュも話題ですが、ごめんなさいこちらは未視聴なので割愛です。今度見ます。

 で、『タクシードライバー』。この映画に対するオマージュは非常にわかりやすく、頭を打ちぬくジェスチャーや半裸で銃を撃つシーン、さらにはオチに関しても『主人公の妄想説』が成立するのはすごいなぁと。

 こちらも『JOKER』同様に冴えない男がどんどん過激になって良き凶行に及ぶまでの過程が描かれています。いまでこそ無敵の人というわかりやすい言葉がありますが、こういった人種をとりまく『生きづらさ』はどちらにもしっかり描かれています。

 あえてこの2019年に、1976年の映画と同じテーマを持ってくる。


 それは時代は変わっても、この40年で何一つ社会の持つ息苦しさが改善されなかったという一番の批判だったのかなーと勝手に思ってます。


 本当はこの映画、観客≒社会がみんな裕福で善良で優しいから、全然リアルじゃない駄作で一部のマニアが見て喜ぶぐらいのポジションだって方が、よっぽど良かったという一抹の虚しさが残りました。

 

 

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投稿サイト小説家になろうにて『聖剣はケツに刺す ~勇者だけど世界救ったら暇になった~』『パンツクエスト ~うちのメイドのパンツが勇者に盗まれたと思ったら、パンツを食べてスキルゲットしていました~』執筆してます。http://mypage.syosetu.com/545647/
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