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Microsoft のオンライン監督試験(ピアソンVUE)のルールを読んでみる

授業の進行チェックのために試験がありますが、オンライン試験、それも「オンライン監督試験」となると、どのような形があるのでしょうか。

いろいろなサービスがインターネット上に情報としてありましたが、ここでは、マイクロソフトのオンライン試験が「自宅やオフィスでの受験」も可能とのことなので、ピアソン(試験プロバイダ)の受験ルールを読んでみようと思います。

過去に同業界のIT試験で、AWS という技術に関するオンライン試験を専用会場で受けたことがあります。
そこでは、「専用の部屋、試験監督、座席とカメラ付きPC」があり、試験中はカメラから試験の状況を監視されていました。
試験中に肘をついたり、口元に手を当てるような行動は、チャットで注意される形です。(「手を机においてください」と言った定型文だったので、監督側は監視モニタの状況をみて、ボタンを押していると思われる)

さて、ピアソンのマイクロソフト試験の例だと、オフィス、自宅で試験を受ける際は、下記のルールが課せられます。(下記は一部抜粋)

オフィスまたは会議室には壁があり、閉鎖されたドアがあり、混乱がないことが必要です。
あなたの家で試験を受ける場合、部屋は混乱から解放されるべきです。
試験セッション中は、いかなる第三者も部屋に立ち入ることができません。

当然かもしれませんが、ドア付きの個室が必要になりますね。
そして、その部屋でカンニング等できないよう、状況のチェックポイントは下記の通り。(下記は一部抜粋)
いろいろモノのある自室だと指摘が入るかもですね。

ウェブカメラ、電話、ノート PC を使用して、周囲の壁を左右に、床と天井を上下にゆっくりとスキャンするように求められます。
次に、試験エリア全体をスキャンします。試験官は、次のようなセキュリティ上のリスクを探します。
・追加のモニター (プラグが抜かれていて、あなたから離れている必要があります)
・追加のコンピュータ (電源はオフで、モニターを暗くする必要があります)
作業エリアは、本、メモ帳、付箋、入力型ノート/紙、筆記用具 (ペン、マーカー、ホワイトボード、鉛筆) などを含めて、すべて片付けてください。

その他、所持品や身につけているもののチェック。(下記は一部抜粋)

・すべてのポケット (パンツ、ブレザー/セーターのポケット) が空であることを確認するために、ポケットを裏返すように案内係に求められます。
・長袖を着用している場合は、腕に書き込みがないことを確認するために腕まくりするように求められます。
・ネクタイを着用している場合は、ネクタイの下に何も隠されていないことを案内係が確認するために、ネクタイを持ち上げるように求められます。
・長髪で耳が覆われている場合は、耳に何も付けていない (Bluetooth イヤフォンなど) ことを案内係が確認するために、髪を上げるように求められます。

このあたりまでは、会場型試験のチェックをWebカメラでやる形ですが、気になったのは下記。(一部抜粋)

試験中は、いかなる理由でも休憩は許可されません。あなたが休みを取ると、あなたの試験のスコアは無効になり、後で試験を再開することはできないことを理解して同意します。

トイレ行けなさそう。。

受験時間の融通はききそうですが、ここまで読んでくると、個人の試験はともかく、集団試験には難しそうですね。

「会場に全員集合、集団受験、マークシートと鉛筆、一部屋一人から数人の試験監督」という仕組みはやはりコスパがいいのか。

とはいえ、カンニング対策等を取らないまま、試験を実施しても、公平性や、試験や試験結果の価値が下がってしまうから、しっかりチェックしないとですね。

とはいうものの、オフラインのテスト同様、カンニング対策はいたちごっこなのだろうか。。

AI 技術による不正防止サービスもいくつかあるようですが、当面は、オフラインの試験監督による見回りに相当する、Webカメラによる受験者の顔や姿勢、手の動き等を監視する形でしょうか。
Zoom だと同時に100人ぐらいは顔を表示できるでしょうし。 

当面は、有人監視で、顔、手元、部屋の状況を切り替えながら確認できるようなWebカメラが必要そうです:-)

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