働き過ぎなあなたが罪悪感を手放して休憩するための3つの考え方
夜遅くまでの残業や休日の返上。
ストレスと疲労はたまり続け、気分転換する気力すら、いつしか失われている。
今の状況が良くないことはもちろん分かっている。分かっちゃいるけど、働くのをやめられないんだ。
ここまで読んで「心当たりあるかも」と思ったあなたのために、この記事を書きました。
あなたはなぜ、必要な休息をとれないのか?
休むことの重要性なんて、誰もが知っているはずです。にもかかわらず、あなたは休めない。
あなたが物事に対し一生懸命で優しい人であればあるほど、休むことはハードルが高いはずです。
その原因のひとつが「罪悪感」ではないでしょうか。
「私よりもっと大変な人がいるのに、私なんかが休んでいてはいけない」
「もうちょっとがんばれそうなのに自分を優先するなんて、ダメ」
そう、心身を休ませることが「悪いこと」になっているのです。
罪悪感を乗り越えて休むための3つのコツ
罪悪感を上手に乗り越えて(あるいは「いなし」ながら)あなたに必要な休息をとるためには、ちょっとしたコツが必要です。
私が今までに出会ったお休み上手さんたちから学んだ、3つのコツを解説します。
コツ①「プロとして当然のことだ」と自分を洗脳する
あなたはプロとして、長く活躍したいと思いませんか?
(もちろん、働き方やハードさ加減は移り変わるにしても、ね)
休むことがしっかりできている人は、心も体も折れません。
それはつまり、息の長い働き方ができるということ。どんな現場でも、長くそこに居る人の存在って貴重ですよね。お客様や取引先にとっても安心感につながります。
それに、お休み上手な人は安定したパフォーマンスが出せます。
「大丈夫」と言いながら顔色が悪かったり、なんだかイライラしていたり。限界ギリギリの人にサポートされたい人はいないはずです。そもそも、心身ともに安定していなければ気持ちよく他人に貢献なんてできません。
だから、休むことは「仕事のうち」といっていいと、私は思うのです。
あなたの近くにいるお休み上手さんを思い浮かべてみてください。
人によっては「なんとなく気分が乗らないから休む」といった、少しわがままにすら見える理由で休んでいませんか?
しかし、そんなマインドこそ、プロに必要なのかもしれません。
私の場合は、とある先輩がお休み上手さんでした。
とても仕事のできる方で、普段はバリバリと働いておられましたが、自分が疲れたなら躊躇なく有休をとっていましたし、趣味のために休むことも厭いませんでした。
その先輩を見て、「そうか、ちゃんと仕事すれば、こんなふうに休んでいいんだ。むしろ、休んでいるからこそ普段あんなに仕事ができるのかもしれない」と気付かされたのです。
プロこそ、休む。このことを自分の脳みそに刷り込んじゃいましょう。
要は「慣れ」です。あなたも、身近にいるお休み上手さんを見つけ、マネをしてみてください。しだいにあなたなりの休み方が分かってくるはずです。
コツ② 大切な人を大切にする
あなたにとって大切な人は誰でしょうか。そして、その大切な人をあなたは本当に大切にできているでしょうか。
例えば、家族と一緒にいる時間が十分に取れなかったり、あまりにも疲れ果てて友達やパートナーに笑顔を見せられなかったりすることはないでしょうか。
お休み上手さんは自分だけでなく、大切な人を本当に大切にします。
自分のために休むことは罪悪感があってできなくても、
「子どものために、今日は1日休みをとって、思い切り遊んであげよう」
「彼の誕生日は思い切って有休をとり、どこかへお出かけしよう」
こんな風に、誰かのためと考えてみてください。
顔の見えないお客様より、いつ実現するかわからない昇進より、まずは目の前のあの人を大切にしてみませんか。
それは、相手に尽くすだけではありません。
あなたの大切な人は、あなたに元気でいてほしいはずです。笑顔でいてほしいはずです。
まずは、あなたが元気になってください。ギリギリ一杯な働き方をちょっとだけ見直してみてください。
それが、あなたの大切な人を喜ばせることにつながります。必ず。
コツ③ 趣味を持つ
いくら心と体を緩めよう、休息を取ろうと思っていても、つい仕事や家事をしてしまう人は多いのではないでしょうか。
休むことが苦手な人は、「何もしない」ができないのです。
(私自身がそうなので、断言しちゃいます)
しかし、もしそこにどうしてもやらなければいけない趣味があったとしたら、週に1回決められた日に習い事があったとしたら、仲間との約束があったとしたら、どうでしょう。
「忙しいから」を言い訳に自分の時間を自分で奪うことはしないはずです。
ここはひとつ、強制力のはたらく趣味をもってみませんか。
以前から気になっていた習い事に申し込んで、1年分の月謝を先払いしてしまうとか。
近所のスーパー銭湯の回数券を買っちゃうとか。
平日に休むしかない日程で飛行機とホテルを予約しちゃうとか。
仲間がいるなら連絡をとって、一緒に趣味を楽しむ日を約束してしまうのもよいでしょう。
とにかく、休むしかない状況を作る。退路を断つ。
「どうしても仕事しちゃう」という仕事中毒患者には、これくらいの荒療治がちょうどよいのです。
休んでみたら案外、どうってことないかもしれません。
その日が楽しみになり、仕事を前倒しして進めるために、より効率化できるかもしれません。
実際、お休み上手さんには多趣味な人が多い。私はそう思います。
まとめ
がんばりやさんほど、休憩は必要です。
長期にわたって質の高い貢献をするためには、まず自分自身を大切にしてください。
大切な人を大切にし、趣味を持つことで、心身の健康を保ちながら、他者を支える力を持続させましょう。
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めざせお休み上手!現在どちらかというと一人ブラック企業である教育・福祉・取材特化ライター・中村藍のポートフォリオはこちらです
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