「転職エージェント」の仕事をやり切ったと思った私が、新たに「キャリア支援」の仕事に挑戦しようと思った理由。
2021年も気付けば3ヶ月が経った。
ホント一瞬すぎてビビる。
「POSIWILL CAREER」と言うキャリアのパーソナルトレーニング事業に携わり数ヶ月。たった数ヶ月だけれど、転職支援に携わる以上の気付きがあった。
キャリアとかHRの領域に関わり10年、自分と同じようなバックグラウンドの人も多いと思うので、今日は自分の気付きを還元したいと思い、このnoteを書いている。
簡単に自己紹介をさせていただくと...
法政大学のキャリアデザイン学部を卒業
→ 新卒で当時10名ほどの規模のIT業界専門の転職エージェントに入社
→ RA/CAとして累計で450名以上の転職支援に携わる
→ 国内No.1ヘルスケアプリを提供する株式会社FiNC Technologiesに入社
→ 人事として上流から下流まで担当
→ 緊急事態宣言後は、経営企画や法人営業にも携わる
→ ポジウィル株式会社に入社
→ 事業開発マネージャーとして「POSIWILL CAREER」に携わる
こんな感じの経歴なので、キャリアとかHRの領域には10年くらい関わっている。
キャリアは人生そのもの。
だからこそ、その転機に携われる仕事は本当に尊いなと。
新卒で入社した転職エージェントでもその想いは常に持っていたし、自分の仕事にめちゃめちゃ誇りも持っていた。結果的に450名以上の転職支援を実現することができた。
今でも自分が転職をご支援させていただいた人から近況報告のご連絡をいただいたり、SNSでご活躍している姿を見れたりすると涙が出るくらい嬉しい。
ただ丸4年が経過したくらいのタイミングで「やり切った感」を感じてしまっていた。成長曲線も緩やかになっていた。少しでも新しい価値を提供したいと思って、スタートアップの支援に注力していたが、時代が刻々と変化していく中で、「転職」というゴールしか提供できないことにも限界を感じていた。
それからしばらくして、私は転職支援から卒業した。
そんな私は縁あって、昨年末からポジウィル株式会社でキャリア支援に改めて携わっている。入社経緯については、こちらに書きましたので良かったら ↓
ポジウィルは「どう生きたいか?でキャリアをきめる。」をサービススローガンに据えた、キャリアのパーソナル・トレーニングサービス「POSIWILL CAREER」を提供する会社。
転職エージェントとして求人紹介を行うのではなく、フラットな立場で個人の「どう生きたいか?」を引き出し、キャリア設計や転職活動の支援をしている。コーチングとも、キャリアカウンセリングとも異なる独特のプログラムを提供している。
一度は「やり切った」と感じて転職支援を卒業した私だったが、この数ヶ月で改めてキャリア支援の奥深さを痛感している。
これまで本当に狭い世界しか見れていなかった。
まず最初に驚いたのは、市場からのニーズ。入社前に想像していたニーズの数倍以上。こんなにも多くの人がキャリアに悩んでいるのかと。
一流大学を卒業して、業界を代表するようなトップ企業に勤めている人でも「やりたいことがわからない」「会社の看板で仕事をしている感覚がある」といった悩みを抱えていた。
「転職エージェントに登録することすら怖かった」と一人で悶々と悩まれている方もいた。
50代のセカンドキャリアのご相談もある。
自分はこれまで本当に狭い世界しか見れていなかったなと痛感した。
当たり前だけど、転職したい人よりも漠然としたキャリアへの悩みを抱えている人の方が遥かに多い。でも、その人たちに対して自分は何もしてあげられなかった。もし悩みがまだ小さいタイミングで、その悩みにちゃんと向き合えていたら転職しないキャリアもあったかもしれない。身体を壊すほど思いつめてしまう前に救えたかもしれない。
今まで救えなかった人たちを1人でも多く救いたい。心からそう思ってる。
スタートラインを誤れば、本当の意味でその悩みを解消できない
求人を紹介しないキャリア支援をはじめてみて改めて気付いたのは、転職エージェント時代は「どの求人を紹介しよう?」を念頭に置いていた。求人の数だけの選択肢があり、その中で比較検討するからこそ、納得感は生まれる。そう思っていた。
ただ時代と共にキャリアの選択肢は増え、悩みの種類も多様化している。
それは職種コードや希望条件チェックに落とし込めない。
だからこそ、今は「この人が抱えている悩みの根源は何か?」を常に考えている。スタートラインを誤れば、本当の意味でその悩みを解消できない。主語は常に顧客。
やることはシンプルになったが、その分、妥協や曖昧さが許されなくなった。冗談抜きで、今まで取り組んだ仕事で一番シンプルかつ、一番難しいと感じてる。
余談だが、転職媒体とかエージェントと提携して、送客するモデルとかやらないんですか?とよく質問される。結論それはしない。正直その方が収益は上がるし、今より楽に成長することはできるかもしれない。でも、それをしてしまうと、私たちを信じてトレーニングに取り組んでいるユーザーに対して、選択肢を強要するような形になってしまう。それだけはしたくない。
100%顧客に寄り添えている。そう断言できる。
星の数ほどの答えがある
キャリアは人生そのもの。人の数ほど生き方があり、星の数ほどの答えがある。それなのに誰かとの比較や、古くからの固定観念によって「こうでなくちゃ」と見えない正解に縛られている人がこんなに多いのかと驚愕した。そして同時に、そうした”あるべき”を壊して、それぞれが自分らしく歩めるようにするのが本当のキャリア支援なんだなとわかった。
断片的な転職支援ではなく、その人の人生におけるパートナーとしてキャリアを支援するのは簡単なことじゃない。
日々学び続ける必要があるし、日々破壊し続ける必要がある。
そして、誰よりもその人の可能性を信じてあげる必要がある。
大変なことしかないけど、この携わり方でないと感じることができないやりがいもある。
そして、いまのメンバーはそんな大変なことをしてでも、ユーザーの悩みを解決することに本気になれる変態の集まりだって思ってる。笑
このご時世にゴリゴリ労働集約型のビジネスってどうなの?と言われることもあるけど、テクノロジーが発展し、各業界でDXが叫ばれる時代だからこそ、人が人の為にできる人間臭いビジネスが必要だと思ってる。一見すると、レガシーで非効率なように見えるものでも、実は最先端でクリエイティブで本質的なものなんじゃないかなと。
そして
この世界観を絶対に実現したい。
「どんな人生を歩んでいきたいか?」を何よりも大切に。
”生き方視点”で理想のキャリアを築く。
心から前向きに、覚悟を持って、自分の未来を育てていくために。
・ ・ ・
ちなみに全職種採用しているので、私たちのミッションに共感してくれる人がいれば、ぜひ採用ページやWantedlyからご連絡ください!
あとスタートアップ界隈、キャリア支援界隈、人事界隈でも色々繋がっていければと思っているので、Twitterで繋がれれば嬉しいです!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?