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何者かになりたくて、もがいた1年間。

2020年は本当に色々なことがあった。

そして何者かになりたくて、もがいた1年間でもあった。


そもそも僕の2020年は新卒で入社した転職エージェントを退職して、新しい環境にチャレンジするところから始まった。

こんなことを言うのも変な感じがするけど、もっとエージェントを続けると思ってた。

日本を株式会社に見立てた時に、株式会社日本の適材適所が実現できれば社会は変わる。そして1人の人材の影響力が最も高い職種がエンジニア・クリエイターだと思ったので、エンジニア・クリエイター専門の人材紹介をはじめた。

自分自身、この仕事にめちゃめちゃ誇りを持っていたし、就活時代の自分を褒め称えたいくらい適職だとも感じてた。


ただどうしても企業から成果報酬をいただくモデルが故に、自社を存続させるためには毎月毎月転職させないといけないし、求職者に対しても”転職”というゴールと保有している求人数だけの選択肢しか提供できない。綺麗事かもしれないし、甘いことを言っているのかもしれないけど、正直モヤモヤしているところはあった。

そんなことを言いつつも、実績が評価されて、24歳で最年少マネージャーに昇格させてもらった。ここで学んだ仕事のイロハが今の自分の土台になっているのは間違いない。

でも自分の成長曲線が年々緩やかになってきていることも同時に危機感を感じてた。目の前の仕事を愚直にやり続ければ「何者か」になれると思ってたけど、当時の自分にその実感はなかった。

自分が数年間積み上げてきたものがなくなることの不安がなかったかと言えばそんなことはないけど、それ以上に”井の中の蛙”になってしまうのが怖かった。

新しい環境でもっと色んなことに挑戦して、良いことも辛いことも含めて経験したい。そんな想いで突入した2020年だった。


前職では考えられないくらい色々な職種の方々がいたし、社員数も3倍以上。周りの人が優秀すぎて、「ん?この人は何を言っているの?」ってことも日常茶飯事。ツールもこれまでGmailしか使ってこなかったから、最初はslack?salesforce?って感じだった。

でも自分自身が求めていることでもあった。

そしてありがたいことに、本当に色々な経験をさせてもらった。


・採用戦略の立案
・人材配置
・採用チャネルの選定〜運用
・採用ブランディング形成(記事作成・イベント・取材)
・リファラル採用制度のスキーム構築
・インサイドリクルーティング
・進捗管理
・書類選考〜面談・面接の実施〜クロージング・オファー面談
・評価制度の刷新
・新規事業企画
・PB開発
・営業プロセス設計/運用
・フィールドセールス(エンタープライズ)  ・・・


どれも経験したことないことだったけど、色んな人に助けてもらいながら、がむしゃらに行動した。

結果は選択できないけど、行動は選択できる。それだけ考えてた。


「仕事ができるかどうかは仕事以外の時間をどう生きていたか?が大きく影響する」

どこかの本で読んだこの言葉をバカ正直に信じて、色々な方々にお話を伺いにいったり、ウェビナーに参加してみたり、1年間で100冊以上の本を読んだり、アウトプットもTwitterの毎日投稿、noteも毎週投稿してきた。いいね!が1つもつかないことなんて当たり前だったけど、継続してたら結果的にフォロワー数も7倍くらいに増えた。


でも、その中でも「何者か」になれてる感覚はなかった。


もっと色んな仕事を経験すれば...
もっと結果を出せば...

って自分に言い聞かせていた。


そんなもがいている時に、芽衣さん(@meiem326)からDMをもらった。

ポジウィルのことは前々から知ってたけど、正直HRの業界はエージェント時代にやり切ってしまった感があったし、何か学びがあればくらいの気持ちで会いに行った。

でもその気持ちとは裏腹に、芽衣さんから

「うちにきてくれませんか?」

と、ド直球の言葉をもらった。

初対面だったし、僕のことも全然知らないはずなのになぜ誘ってくれたのかを聞くと、、、

「Twitterとかの発信を見ていても価値観がすごく合うと思った。だからDMした。でも直接会って顔を見て確信した。」

素直に嬉しかった。地道に継続していたアウトプットを見てくれている人がいて、その人が転職マーケットから比較検討して選んだのではなく、自分という存在を見つけて、わざわざ連絡をくれて誘ってくれている。

こんな幸せなことはないなと思った。


それから自分のことについても色々話したし、芽衣さんがどんな人生を歩んできたのか、なぜポジウィルを起業したのかなども色々聞いた。

そこで確信したことは、自分と似た価値観を持っているけど、自分とは強みが違う。だから同じ方向を向きながら、お互いに補完し合える。そして自分が感じていたHR業界のモヤモヤが解消される事業だとも感じた。ポジウィルの事業が当たり前になっている世界観も想像することができた。想像できたってことは実現できる。そう思った。

オフィスにも遊びに行かせていただいて、社員の方々ともお話させてもらったけど、芽衣さんに負けないくらい強い想いをもった良いメンバーが集まっているなと思った。


不思議とポジウィルへのジョインを決めてた。職種とか待遇とかではなく、この人たちとこの事業を伸ばしたいという想いだった。

芽衣さんと初めて会ってから意思決定までに1週間も経っていなかったけど、自分の中ではすごく納得のいく選択だった。


色んな仕事を経験する中で、自分のできることが増えて、視野が広がって、自由に働けるようになって、、、自分が「何者か」になれるのではないかと思ってた。でもその理想像を追いかけることに必死で、自分が進みたい方向がわからなくなっていたかもしれない。

ただ今は明確にこの方向に進みたいと言える。


まだポジウィルに正式にジョインしてから1ヶ月。

事業も組織もまだまだだし、これから成長できる伸び代しかない。そして、自分の成長=会社の成長だと思えるからこそ、ポジウィルが掲げる『あるべき、こわそう。』というコーポレートミッションを実現するために自分の時間の全てを注いでいきたいと思っている。


本当に色んなことがあったけど、それを全部含めて2020年は最高の1年だった。そして、2021年はそれを上回る最高の1年にしていきたい。

心からそう思う。

では皆さん、良いお年を!


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