怒島由吉

ある大学生の日記。 文学や音楽などの文化について日頃考えています。 日々心の赴くままに…

怒島由吉

ある大学生の日記。 文学や音楽などの文化について日頃考えています。 日々心の赴くままに書いてます。 文章力はないですが、これからだんだん良くなっていくと信じてます。

最近の記事

親の名誉心

ヘルマン・ヘッセ「車輪の下」を読んでいて気になった箇所がある。 「(大人の)残酷な名誉心が傷つきやすい子供のあどけなく、ひろげられた魂をなんのいたわりもなく踏みにじる」 規則と精神の葛藤に悩む少年ハンスは神学校の規則よりも友情を大切にした結果、校長や教師から疎まられるようになった。ここで言う規則は、毎日ギリシャ語・ヘブライ語やホメロス等の詩の勉強に励み良い成績を残さなければならないという意。現代で言うと進学校のような考え方。 幸い進学校に合格したが、学校で精神のようなこ

    • 俺は俺をだますことなく生きていく

      いつまでも信じていたい 最後まで思い続けたい 自分は生きる意味があるはずだと 言いたいことも言えないこんな世の中じゃ 俺は俺をだますことなく生きていく まっすぐ向き合う現実に 誇りを持つために 戦う事も必要なのさ GTOの主題歌「poison」の歌詞の一部なんだけどめちゃ刺さる。 もっと自分を大切にしなきゃ。なんだかんだ自分を偽って生活してるし、そうしないと生きづらい。特に日本だからのかわかんないけど同調圧力強いときとか。それに、逆に自分がそれを周りに強いて

      • 死ぬなよおじいちゃん

        あるおじいちゃんが亡くなったんだ。 でもね、病気じゃあないんだ。 どうして。なんで。 奥さん残して一人だよ。 悲しんでたよ。おばあちゃん。 小さな丸まった背中でね。 おじいちゃん見てたよ。 ポツンと。立ちつくしてたよ。 ずっと一緒だったんじゃないか。可哀想じゃないかおばあちゃんが。このやろう。 でもさ、おじいちゃんもつらかったんだよね。 追い詰められてたんだよね。 仕方なかったんだ。もし生きてたらそう言うのかな。 どうか安らかに。 人が亡くなるって、

        • 無から有を生み出すのってすごく気力いりますよね。ブログもそう。正解がないから怖いと思ってしまう。 でもそれが何かしらの反響を生んだとき、生きた心地がするというか。 もっとクリエイティブになりたいものですね。

        親の名誉心

        • 俺は俺をだますことなく生きていく

        • 死ぬなよおじいちゃん

        • 無から有を生み出すのってすごく気力いりますよね。ブログもそう。正解がないから怖いと思ってしまう。 でもそれが何かしらの反響を生んだとき、生きた心地がするというか。 もっとクリエイティブになりたいものですね。

          不要不急とはなんなのか

          この1年、不要不急の外出は避けましょうと耳にたこができるほど言われきたけど、結局不要不急って何だったのでしょう。 というのも今日、ネットで献血数が激減しているという記事をみかけたのだがそれの見出しが 「献血は不要不急ではありません」 だった。 でもよくよく考えてみると献血って不要不急だよね。 不要不急って、まんまだけど、大して必要でもない、急ぐほどのでもない用事ってことでしょ? 献血って一般人にとってはまんまこれに当てはまるよね。だって別に急ぐほどのことじゃないし

          不要不急とはなんなのか

          世の中理不尽すぎる

          世の中は理不尽すぎる。 こんな世の中で自分の生きる意味を見出すのってできるんだろうか。そもそも自分の代わりなんていくらでもいるのだから自分が今死んだところで世の中は何も変わることなく動き続けるだろう。そういう意味では人間だれしも生きてる意味なんてないのかもしれない。 「なんで自分がこの病気に…」 「どうして自分だけ辛い思いをしなくちゃいけないんだ」 病気を患っている人なら誰しも思っていること。特にその病気が治らない病気、さらには余命宣告されるような病気だったらより強く

          世の中理不尽すぎる

          ないものねだりの人生

          最近ふとそんなようなこと考えることがあります。 まあこれもよく言われていることなので聞き飽きた人も多いと思いますが。 「隣の芝生は青く見える」なんて言葉もありますが、自分とは違う道に進んでいる人を見て、単純にうらやましいと思ってしまうんですよね。彼らが実際にどういうことをしているかも知らないのに。 いざ自分がその違う道に進んでみたらどうなるのか。想像でしかないですが、結局そうなったところでなにかしら不満は出てくるだろうし、やっぱり他の道を進んでいる人をうらやましく思うだ

          ないものねだりの人生

          日本語の美しさ 三島由紀夫「憂国」を読んで

          積読していた「憂国」をついに読了した。 主な感想としては、文章が美しい。これに尽きる。 「仮面の告白」「金閣寺」などを読んできた自分としては、文章に修飾語が多すぎて単純に読みづらいという感想を今まで抱いてきたが、今回「憂国」を読んで、その感想は全くの的外れだったのだと感じた。 最近ヘミングウェイやドストエフスキーのような海外の作品を読んできたからだろうか。内容は壮大で素晴らしいものだが、文章はいかんせん翻訳されているものであるから読んでいてとてもわかりやすい。しかし、わ

          日本語の美しさ 三島由紀夫「憂国」を読んで

          音楽における旋律の歌い方 備忘録

          こんばんは。前回の記事では、音楽や文学などの文化史に興味がある、ということを書きましたが、今回はそれとはちょっと違った話をします。 今回お話するのは、音楽(特にクラシック音楽)における、旋律の歌い方についてです。これは自分のために、戒めとして常に意識すること、そしてアウトプットすることでより生きた知識として身に着けることを目的に書いていますが、他の方にも参考になればと思って書いております。 「旋律の歌い方」、これはクラシック音楽に限らず、音楽全般において永遠のテーマであり

          音楽における旋律の歌い方 備忘録

          自己紹介

          はじめまして。 先ほど悩みに悩んで怒島由吉という名前を考え抜きました。 なんともキザな名前ですが自分への戒めとしてこのような名前にした次第。 ドストエフスキーのような壮大で内容が充実しているものを書けるように、三島由紀夫のような巧みな文章力で書けるように、福沢諭吉のような明快でテンポが良い文章を書けるように、そんな意味が込められています。 ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」、三島由紀夫の「仮面の告白」「金閣寺」、福沢諭吉の「福翁自伝」(もちろん「学問のすすめ」)

          自己紹介