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受賞歴も何もない私が18歳でプロバレエダンサーの夢を実現させた話 3

こんにちは!ゆうきです。

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受賞歴も何もない私が18歳でプロバレエダンサーの夢を実現させた話 2

をお読みいただいた方ありがとうございます!

今回は、初めてバレエとちょっと違う舞台に立つ体験で感じたことや学んだことを書きました。今までとは異なる環境での練習や本番は私の中で大きな糧となりました。

【10歳】

初めてジャンルの違う舞台に立つ機会をもらいました。

オペラの舞台です。

と言っても歌うのではなく、その作品の中で子役として踊る機会を与えていただきました。

これまで自分のスタジオの舞台しか出た経験のなかった私にはとても大きな挑戦。しかも一緒に参加するメンバーの中で私だけふたつ以上年下。10歳の私には、小6や中学生のお姉さんたちはとても大人に感じました。

練習はとてもハードでした。でも凄く楽しかった!お姉さんたちが本当に明るくて優しくて、キラキラして見えたのを今でも覚えています。

当時の私はとても細くて小さな体をしていました。学校の背の順でも前の方でした。

オペラ見たことない方もいらっしゃると思いますが、なんとなく想像つく方も多いはず。オペラ歌手の方って体が大きい方が多いんですね!そりゃあの力強い歌声をホールに響き渡らせる楽器んですもん。自分の体が!

そしてなにより心も大きい!

私は体が周りのお姉さんより小さいし、なんだかビクビクしてたんでしょう。凄く可愛がってもらいました。

そして迎えた本番当日。私はこの日舞台に立つ上で大切なことを学ぶことになります

ホールは満席で衣装もメイクもバッチリ。練習もたくさんしてきたしあとは舞台を楽しむだけ。公演は進み、私たちの出番になりました。

曲に合わせて登場!緊張しながらも笑顔で全力で踊っていました。すると曲の途中で一瞬、上手(かみて)から

ドン!!

という音が聞こえたような気がしました。でも踊るのが楽しくて私は気にもせず無事舞台終了!舞台袖に入ってみんなでハイタッチ!!

...のつもりが、ひとり大号泣してる子がいたんです。

さっきの音はその子が大きく転んでしまった音だったようです。その子は泣きながら言いました。

「今までみんなで一生懸命練習してきた舞台を壊してごめんなさい」

私はすぐにはその言葉の意味がわかりませんでした。自分が楽しく踊れていれば満足だったから。自分があの舞台に立てただけで満足してたから。

でも、その考えは甘かった

そこで初めて気づきました。当たり前すぎることを言いますが、舞台というのはひとりの力で出来上がるものではないんですね。

ひとつの舞台を完成させるにしても監督、音響、照明、舞台設営、ホール管理者、指導者、出演者、衣装製作、お客様、メイクさん、保護者の皆様...みんなの協力で出来上がってるんですね。

私はそれに気づけていなかったのです。

もちろんみんな「○○ちゃんは悪くないよ!」「みんなで頑張ったんだから大成功だよ!」と心から思ってるし、主役のオペラ歌手さんも「とっても可愛い踊りだったよ!」とおっしゃってくれて、この舞台は本当に大成功だったと思います。

今覚えばですが、舞台で練習通りの力を100%出せる保証はない。むしろとても難しいこと。
そしてこの経験は、私の舞台人生一番大事にしなくてはならない考えに気づかせてくれる経験となりました。

今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございます!続きも読みたいと思ったらフォロー、スキ、よろしくお願いします!コメントもお待ちしております。

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