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帰還

・フラッシュバック期間の話
 今日から七月、一年の折り返し、と考えると本当に早いもので、今年前半はどうやって過ごして来ただろう、ちゃんと生きて来られたかな、などと思い返したは良いが結論としては「めっちゃへばっていたな……」だった。Twitterでも少し書いたけれども、PTSDのフラッシュバック、発作が例年以上に酷かった。(聞いていて気持ちの良い内容ではないと思うので詳細は割愛。気になる方は過去ツイを見るか、私に直接質問してください。)
 フラッシュバックが酷かった間、お布団に潜ったまま一日を終える日も度々あったけれど、それ以上に「こりゃ今年の発作はかなりやばいな……」と実感させられたのは『部屋の遮光カーテンを一切開けずに過ごしていた』と言うこと。日の光がしんどくて、とにかく薄暗闇の中でうだうだし続けていた。
 鬱病の人なんかが「カーテンを開けられなくなる」「本も読めなくなる」「お風呂に入るのすら億劫」と言っているのを聞いたことがあるけれど、それも納得してしまった。メンタルが完全に削がれると、人間として極々基本的な行動を起こすためのエネルギーさえも消失してしまうらしい。
 そう言うことがあり得るのだ、と言うこと自体を、事実として認めないとな。完全に『甘え100%』で日中からお布団でごろごろ、傍目から見れば怠惰な生活、なんて状態になってしまっている人はそんなに多くないのかもしれない。


・iPadと鞄の話
 なんやかんやでフラッシュバック期間からもようやく抜け出し、また春から続いていた自宅待機要請も解除されたので、折角なら近所のカフェででも執筆作業したいな〜となんとなく思っている。と言うのも、自宅待機要請が出ている間、完全に寝込んでしまう直前にiPadを買い換えたのですよ。ちなみに以前使っていたiPadは無印。新しいものはiPad Pro 11インチ(2020モデル)。テキスト作業メインの人間からすれば無印のスペックでも十分ではあったのだけれど、 Proになるとやっぱり出来ることが増えるし、そもそものモチベーションが上がる。そのうなぎ上りなモチベーションで調子に乗って、なんちゃってノマド民を気取りたくなっているだけなのかもしれない。が、まあしかし人間「気持ちの問題」とも言いますし。偶には外で執筆した方が新鮮な思考も生まれるかもしれないな、と期待している訳です。
 で、「外出先でiPad作業をするのに必要なアクセサリー(アイテム)は?」と考えてみたとき、キーボードやトラックパッドは既に持っている、けれど良い塩梅の鞄がない! と気付いたのだった。バックパックやトートバッグはあるけれど、もっと、こう……如何にもな「The お出掛け」と言う仰々しさはなくて、本当にふらっと近所のカフェに顔を出したよ〜ついでにiPadも持って来ました。程度のスマートさを感じさせる鞄が欲しい。
 お手軽さ、スマートさ、さりげなさ。同じようなことを言っている気がするけれど、そんな感じの「気楽に出掛けられる鞄」を追求した結果、サコッシュに辿り着いた。調べてみたところ、中でもポーターのサコッシュがデザインや機能性はもちろんのこと、iPadを入れて持ち歩けるサイズとしても非常にマッチしているらしい。
 まさに求めていたもの!
 と思ったは良いが、問題は価格。万年金欠人間なので。
 だって、言うてサコッシュやで。サコッシュに八千円も出すのか……? そのお金があったら梅酒のボトル数本買えるぞ? などと感じてしまい、しかしそれと同時に「まあポーターやしな」の気持ちもあり。良いものがお高いのは仕方がないことなので、ポーターのサコッシュという作品に課金するのだと思えば適切な価格なのかな、と。
 以上のように半分納得し掛けてはいるが、それと実際に購入するか(購入出来るか)は別問題。理想のサコッシュを手に入れる日は遠いのかもしれない。


yakka.



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