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松本薬夏
2022年5月23日 08:26
句を作って、調べ物をして、執筆作業をして。その間にもCの寝息が聴こえる。途中、突然不可思議な音が混ざったりする彼女の寝息はなんだか面白い。そして、優しい。 作業BGMというものが世の中には存在するけれど、私にとってCの寝息はそういった類のものでもあるのかもしれない。寝息が、響く命の音が、安寧をもたらすのだ。穏やかな心地を抱き、のんびりと自分のペースで作業に取り組むことが出来る。 人の気配を
2022年5月21日 08:45
目が覚めた瞬間から、なんだか少し空気が冷たくて、軽度の倒錯を覚えてしまいそうだった。 ここのところずっと体調が悪く、全てのお仕事・作業を一旦お待ちいただいているような状態だ。原因は明白で、季節のせい。初夏のせい。初夏の、記憶のせい。 Twitterでも何度もお伝えしたことがあるのでご存知の方も多いだろうと思うけれど、わたしは学生の頃、首絞め通り魔に遭い殺害されかけた。詳細は省くが、それ以来
2022年3月27日 06:55
昨日はCがお休みだったので二人でだらだら、のんびり。低気圧爆弾が酷かったため、丁度良かった。あんな日に無理矢理予定を詰め込んでも、結局上手く動けないことをもう知っている。 だからこそ、無理せずに生きる。 出来ることだけをする。 「無理せずに生きること」と「楽をして生きること」は全く異なる。 はたから見ればその境界は非常に曖昧だ。自分自身のことであっても、「それって楽をしているだけなんじ
2022年3月18日 12:55
朝七時頃、一度目が覚める。すこぶる気怠い。ひとまず起き上がり、ウィルキンソンの炭酸水を一口、二口と。特に理由はないが、近頃はミネラルウォーターやお茶の代わりに炭酸水を飲むことが多い。 しかし眠気は拭えずに、再び布団の中へ。現実と、微睡みと、夢と。それらを往復する時間。 自分が今どこに居るのか分からなくなることがある。現実と微睡みの、微睡みと夢の、あるいは現実と夢の境界はいつだって曖昧だ。