TOPIK何級なら韓国語を話せるといえるのか
最近韓国語学習者が増加しているように感じます!
あの子韓国語話せるよ!という話を耳にすることも・・・・
今回、韓国語話せる基準について私の意見をまとめてみました。
韓国語能力試験3級は会話になるのか
結論、
3級は会話にならない。
結構ズバリと書きましたが、これは私が最近中国語の3級を受けて強く感じたことです。
私はTOPIK6級を所持しており、HSKは3級をようやく受験したレベルです。
2カ国語の試験を受けて思ったことは
3級は「話せる」けれど「会話にはならない」ということです
これは中国語も韓国語もそう。
話せるのに会話にならないとは・・・?という方へ説明します。
3級は伝えることができるようになる
私には韓国語の教師の資格を持っている友人がいますが、
以前から「TOPIKは4級からじゃないと会話がうまくいかない」と言っていました。
「え?会話できてるよ?」という人がいるかもしれませんが、おそらく韓国語だけで深い話はできていないのではないでしょうか。
(深い話・・恋愛相談に乗るとか転職の話をするとか、家庭不和について話すとか・・・重いな)
どういうことかというと、
3級だと自分の言いたい事は言えるようになります。
聞かれたことを理解してYES、NOで答えることはできるけれどその後、話が膨らまないということで会話にならないそうです(知人談)
いやいや、でも会話できてるよ!という方。
3級と4級以上の会話の例を日本語のニュアンスで書き出してみました。
これは過去の自分を思い出して書いてます。
3級
例:A「彼氏と喧嘩した」
B「なんで?」
A「理由は、昨日の夜連絡くれなかった」
B「たぶん忙しかった?」
A「疲れていたと言われた。待っていたのに」
おそらく4級になると
A「聞いて、彼氏と喧嘩しちゃったんだ」
B「なんで?」
A「昨日の夜連絡くれるっていうから待ってたのに連絡くれないから全然寝れなかった」
B「ありえない!けど忙しかったとかじゃない?」
A「仕事で疲れていたとか言われたけど、でも疲れているなら疲れているって言えばいいじゃん」
このくらい会話のレベルが違うんですよね。
3級はなんとなく教科書のような会話になると思います。
なお、5級以上はよりネイティブな表現かつ今っぽい会話ができるようになります。
また、TOPIKの誤解ですが、4級までとれば日常会話マスターできて、5級以上は+専門用語・・・と思われがちですが、5級以上は日常会話の表現もよりネイティブに近いものが求められるようになるので日常会話の形が4級までとはまた違うものになります。
もちろん5級と6級の間にも高い壁があったなと感じています。
3級の位置づけ
HSKもTOPIKも「3級は日常会話ができる」認識となっているみたいです。
しかし、先日HSK3級を受験した私ですが、中国語を話せるかと言われると疑問です。模擬試験もほぼ満点だったけれど、それでもそうです。
そもそも日常会話とは?買い物・・?それとも水漏れの修理依頼?
日常とは・・・?3級は前者はできるけれど後者は到底無理です。
買い物はできるけれど返品したいとかって言えるか・・?・・・ああできない・・・となると到底「日常会話」できます。とは言えないんですね。
私の場合、韓国語という比較できる言語があるので、中国語の3級レベルの実力は圧倒的に不自由でまだまだ不便だなと感じています。
韓国語も中国語も3級は言語使用者の入り口にたったばかりで、初中級(上初級)というのが正しいと思います。
話せるの基準
【話せる】をどういう基準でとるかにもよりますが、
まったく話せない人から見たら3級は「結構話せる人」だろうし、
ペラペラな人からみたら「旅行会話程度くらいならできる人」という位置づけではないでしょうか。
3級だと店員さんと会話をする分には実力がついたことを実感できると思います。
しかし、ネイティブ集団の中にポンっと入れられるとおそらく話についていけないと思います。たぶん何言ってるのかわからない単語ばかりで、知ってる単語だけ掻い摘んで頷いたり「そうそう」って言ったりするくらいです。
TOPIK、話せるといえるのは4級から
TOPIK4級レベルになるとかなり普通に会話ができるようになります。
これは4級を勉強しているレベルではなく、4級合格レベルを指します。
ただ、4級時代も話す前に”こういう言い回しであってるかな””この話し方は不自然じゃないかな”と常に不安がつきまとい、
話すには話せるが、ネイティブから見たらかなり不自然な表現や言い回しをしているかんじです。韓国語上手な外国人!という位置づけになります。
3級だけどペラペラな人
それはほぼ4級の人です。149点でおしくも4級に届かなかった人はほぼ4級同等のレベルかと思います。
そもそも3級に関しては、分からないから適当にマークしたけれど、合ってたなんて運合格の人もいるかもしれません。
これを同じ「3級」とするのはいかがなものかと思いますが、そういうシステムなので仕方ないですね。
最後にTOPIKⅡについて
TOPIKの仕組みって・・・?
TOPIKはよくできた仕組みだなと思っています。
それは、実力に満たない人が上の級をとることが絶対できないようになっているからです。
上記に書いたような、適当にマークしたのがあってたが通じるのは4級までだと思います・・・・。
3級と4級は30点差ですが、4級と5級は40点差です。
3級の人がラッキーで5級には絶対にならない仕組みです。
最難関「書き取り」
とくに「書き取り」に関しては毎回平均点が30点台という難関。
とくに最後の大きい作文はネイティブも頭を悩ませる時事問題などがテーマとして出されることが多いです。
これが書けるのに聞き取りと読解が点数低いなんて人はいないと思います。
この作文のおかげで運よくて5級とれた!6級とれた!なんてことは絶対にないようになっています。
そもそも5級の人がラッキーで6級・・ということはない。
反対に聞き取りと読解はほぼ満点なのに作文を書けないという人はいると思います。でも、その場合はうまいこと5級にしかならない仕組みになっていると思います。
でも私の意見ですが・・・・
ほぼ満点なら書き取りで点数とれない・・ということは絶対にないと思います。この理由と仕組みはいつか別記事で。
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