いつも言葉を探しています (19)

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黒い自分に気づいた話

人は支え合って生きているのに、この人を支えたいと本気で思うときに限って無力であったりする。 きっとわたしはそんなとき、その人のために何かをできなかった事実より、「無力である自分」を認めることのほうが悔しいんだろうな。と最近思う 関わりのある人全員と1番近い距離に居れる と本気で思ってはいない。だけど、少しでも自分がその人の記憶に残っているのなら、何故その人の力になれないのだろう、その人の1番近い人間になりたい と思ってしまう。 自分のことで精一杯のくせして、多分私は、他

    • 建前と本音、矛盾

      前からわかっていたけど 私という人間は面倒くさすぎる。 プライドはあるくせに自信はない。 傷つけられるのは嫌なのに 傷つくような道を自ら歩いたりする。 気持ちを言わなくてもわかってほしくて、 察してほしがる。 要領が悪いのに自分を追い込む。 人と違うことを悔やむのに 人と違うことを誇りに思うこともある。 不器用なのに器用なフリをする。 大丈夫じゃないのに大丈夫だと言う。 そんなときも、心のどこかには 大丈夫じゃないことに気づいて欲しい自分がいる。 面倒臭い人

      • せめて期待していたい

        子供のころ 恋は、ただきらきらしたものだと思っていた。 高校生や大学生や大人は、冷静で世の中をよく知っているかっこいい人間だと思っていた。 自分はできた人間だと思っていた。 私はそのころの思い描いていた未来と現実とのギャップを まだ受け入れられていないような気がする。 現実を消化して、いい方向に進む道を探さなくちゃいけないのに、いつも道端で足踏みをして、現実から離れるように空を見上げている。 そんな人間だ、わたしは。 知れば知るほど現実は厳しい。 世の中は冷たい

        • 気持ちの蓋をすこしだけ開けてみます

          今身を置いている環境や、今までを振り返っても 私は 私を支えてくれる人によく恵まれたと思う。 その反面、私は与えてもらったものに見合うような 人間にはなれていない気がする。 まぁ、何を基準にするのかにもよるのだけど。 私の場合は、人に何も与えられていない 与えられるような自分ではない という状況が怖い。 人間関係は 与えられて 与えて イコールな関係でいるからこそ 成り立つものだと思っているから。 ほんとうは 居心地がいいとか 話が合うとか 人といる理由なんてそんな

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        黒い自分に気づいた話

          たのしいがない日は、生きた気がしなかった

          毎日楽しいなんて 毎日楽しくないのと同じ UVERworld の ハルジオン という曲の一節。 平凡な日と、たまにある特別な日 そういう 波の中で生きていて、 学生なら学校、社会人なら職場 そういう時間や立場的な制限がある場に属する限り 波には逆らえない。 起きて 学校へ行って バイトへ行って 寝て、 そんなルーティンのような日は必ずある。 どこかうまくいかなくて、 なんでこんな苦しいのに生きてんだって、 そんな日も必ずある。 そんな何度も押し寄せる波に身を任せる

          たのしいがない日は、生きた気がしなかった

          はたちがこわい

          私はことし、20歳になる。 20歳になるのは、怖い。 自分にしかないもの 自分が他人に与えられるもの 自分の本当のアイデンティティ 価値 未来 そういうものが まだ分かりきっていない状態で 次のライフステージに足を踏み入れることが 怖い。 まだ10代だから、と 若さ故に許されてきたり、助けられてきたことが どこかのタイミングで魔法が解けるように消えてしまいそうで、 その瞬間が来ることをずっと恐れている。 その瞬間のひとつこそが、自分にとっては はたち という区切り

          はたちがこわい

          赦す

          昔から 優しい人間になりたかった。 でも 私はいつも「 優しい人間 」にはなれなくて 「 優しくなりたい人間 」でしかなかった。 人に優しくする瞬間には 心の片隅に偽善の気持ちが多少たりともあった。 結果的な優しさを追い求めて、分け与えられるようなキャパシティは持ち合わせていないのに 自分をすり減らしてでも何かを与えようとした。 優しさを自分の存在価値にすると いつでもそこには苦しさがついてきた。 無理に取り繕ったり 許容できない範囲のことを無理して許容したり 、、

          もう何も躊躇わない

          “ 1人のほうがマシだ なんて心に嘘つき そんなことばっかり言って 愛され方忘れないでね ” 0 choir のここの歌詞が 、とても好き 生きていると、(自分自身も含めた)「 人 」に絶望する瞬間がある。 私は、人が好きだし 人と近い位置で関わりたいと思っている。 人に、自分自身に 期待しているからこそ、理想像と違った現実を見たときにすごく落ち込む。 人間関係は、そのギャップがきつい。 だから、自分に嘘をついて 人から遠ざかろうとしていた時期もあった。 期待なんかし

          もう何も躊躇わない

          自覚できた恥

          私がnoteを書き始めたのは、2年前 17の頃だった。 その頃 自分自身が綴った言葉を見返して、なんだか恥ずかしくなった。 なにが恥ずかしいかって 私はきっと かっこつけて言葉を使っていた。 あのころの私はアイデンティティを探していた。 人より少し文章を書くのに長けていたから 当時の私はそれをアイデンティティとしようとしたのだと思う。 でも あの頃の私は言葉を絞り出していたような気がする。 何もない日々のなかで言葉を綴れば それが何かがあった日になると思っていた。 絞

          自覚できた恥

          わたしの今年

          最近すごくげんきだ ここ3年間のなかで、1番げんきかもしれない。 夜に感傷的にならなくなったし、嫌いだった朝に目が覚めるようになった。 週に1回行ければよかった学校には週に4回行けるようになった。メールは確認するようになったし、部屋が汚いときに「汚い」と気づけるようになった。 当たり前かもね、でも私の世界では当たり前じゃなかった。 去年の今頃は、人生で1番自分のことが嫌いだった。 視野が狭くて不器用で思い通りにならない子供で未熟な自分を、辞めてしまいたかった。 未熟

          わたしの今年

          本心

          救いたいと思うとき、本当は救われたいのかもしれない。 本当に救いたいのではなく、「誰かを救った」という実感が欲しいのかもしれない。 優しさをアイデンティティにして生きていたら、そこに本心と暗がりが混じって、何が優しさで本当の優しさとは何かが分からなくなってきた。 何度も言うが優しさは利用される。 信じた数に比例して、利用される機会が増えていくことにも気づいた。 利用されることに気づきながらも、嘘でも「ありがとう」が欲しかったのだと思うし、 はたまた、いつかそれをまっす

          今この僕があの日の答えだ

          amazarashiというバンド。 最近までこれを聴かない人生を過ごしていたのだけど 大切な人の大切にしているうたを聴くようになった。 楽曲ひとつひとつの題材が重くて、自分自身の鈍い部分に鋭く突き刺さる。 このバンドが見ている方向を見ようとすると、 自分が、今何が苦しくて今何を探しているのか、自覚させられる。 そんな気がして、聴くたびにいろんな意味でドキドキする。 ひさしぶりに持つ感覚。 私は音楽が好きで、しかもかなり音楽に依拠しながら生活をしていたくせに、 amaz

          今この僕があの日の答えだ

          よるをうたう人になりたい

          不思議と、 星をモチーフにした歌に惹かれることが多い 以下は特に好きな3曲 シリウス / UVERworld 星とメロディ / SIX LOUNGE スターライト / amazarashi 頑張って気負って迷って悩んで、 そういう夜を過ごす人を救ううたが好きだ 天文学的な夜かもしれないし、 “ 暗闇のなかにいる ” 精神的な「夜」かもしれない 底知れない闇に呑まれそうになりながらも、人に頼ることもできなかった私は 夜を置いていかないことばに縋っていた なかでも

          よるをうたう人になりたい

          UVERworld ENIGMASIS TOUR 1029 大阪城ホール 2日目

          大阪城ホール 2日目 風が吹くとすこし肌寒くて、冬の訪れと共に ツアーの皮切りもやっと実感できた TAKUYA∞も 「 両日参戦が多いと思ってた 」と言っていたし、2日間あれば ENIGMASISツアーなのにTYCOONが流れる 、こんなSEの日があってもいいのかもしれない 。笑 KINJITO・VICTOSPIN・7th Trigger・GOLD 新旧織り交ぜたレスポンス曲 、キラーチューンが次々に並んでいく。 闇は明けたが必ずまた来る だから 次の闇が訪れる前に

          UVERworld ENIGMASIS TOUR 1029 大阪城ホール 2日目

          半身

          つよいってなに? 自分の感情を貫くこと? 逆に、自分の感情に知らないふりをすること? 誰かのためを想うこと?自分を大切にできること? 強くなれた気がしたその瞬間に、 別の見方をすれば弱くなった気がする 自分を信じれたと思ったその瞬間に、 何かが崩れている気がする こんな思考捨てたいと思うときがある でもこんな思考でも なければ生きていけない 大切なひとを大切にできない 情けない でも頑張るしかない また明日が来る

          季節をおいていく

          ビルの上の赤い点滅ランプが好き それだけで都会の凸凹の背丈がわかる 田舎にはいちばんないものだから 前から 「 ないもの 」に憧れてた むかし パイロットになりたかった 夜の滑走路のライトが綺麗だったから いちばん近くで見たかった 品川の夜景を見てた 自分自身は何も変わっていないはずなのに、 今までなかったのものが周りにあるだけで 自分は成長しているんじゃないか 、と錯覚してしまいそうになった 錯覚してしまいそうになった自分が恥ずかしかった 自分の力だけで

          季節をおいていく