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初公開!舘野泰一先生とはいったい何者!?

こんにちは。最近月が綺麗で嬉しい舘野ゼミの塚田です

今回はなんと舘野先生にインタビューをしてみました!!

世にも珍しいプレイフルゼミ担当教員の舘野先生とはどのような人なのでしょうか??

それではさっそく舘野先生の秘密について探っていきましょう!インタビューとして6つの質問に答えてもらいました!

■舘野先生のプロフィール

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名前:舘野泰一 (たてのよしかず)
所属:立教大学経営学部 准教授 ビジネスリーダーシッププログラム主査
経歴:青山学院大学文学部教育学科→東京大学大学院学際情報学府修士・博士→東京大学大学総合教育研究センター特任研究員。博士(学際情報学)
専門:リーダーシップ教育
著書:『リーダーシップ教育のフロンティア: 高校生・大学生・社会人を成長させる「全員発揮のリーダーシップ」』(北大路書房)など

Q1.なぜ文学部教育学科から経営の分野に?

舘野先生:気づいたら経営学部にいたというかんじでしょうか!教育から経営に行きたいと思っていたというより、自分の興味あることを追い求めたら必然と関心が経営に近づいてきました。

もともと学部時代に教育の分野を学んでいたときにも、子どもの教育というより、大学生や大人が人としてどのように成長するかに興味がありました。この興味関心を深めるために、大学院に進学し、研究者になり、気づけば経営学部にたどり着いていました。

そもそも学部時代に自分が研究者になるとは一切思っていなかったので、もしタイムスリップして大学生の自分に「いま経営学部で大学教員をしているんだよ」と伝えたらきっと理解ができないと思います(笑)

なので「経営学の研究者になりたい」という目標に向かってがんばってきたというより、そのときの興味関心を大事にしていた結果が現在というかんじですね。

――自分の好きを追い求めていたら今に至るというところが舘野先生らしいですね!では続いての質問です!

Q2.舘野先生の人生において最も大変だったこととは?

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舘野先生:一番大変だなぁと感じた時は、やはり大学院での研究生活ですね。青学から東大の大学院へ進学し中原淳先生(現在は立教大学経営学部教授)の研究室に入ったんです。当時、東大の中原研究室も立ち上げ期だったので、ぼくは中原ゼミの初ゼミ長だったと思います。

大学が好きで、世の中に貢献するために研究者になろうと決めました。でも実際、研究で明らかにできることは限られているし、本当に研究者になることで世の中に貢献することができるかという不安と葛藤はありましたね。

さらに大学の先生になることは本当に狭き門。27、28歳まで学生やって就職できるかも分からない。本当に研究職で食べていけるのかは当時自信がなかったし、修士の頃は本当に研究職の道に進んでいいのかだいぶ悩みました。

研究の道に進むことを決めて博士課程になってからは大変だったけど、やっていくうちに、自分のやっていることが、世の中にとっても、自分にとっても意味があることとなんとなく自分の中で腑に落ちて頑張れました。

――研究の道に進むか否かは人生においてものすごく大きな決断だったことと思います。続いては先生の大学生活についてお聞きします!

Q3.舘野先生はどんな大学生だったのか!?

舘野先生:一言でいうとメリハリのある大学生でしたね。一生懸命受ける授業と手を抜く授業との差が激しかったです。「欠席は3回まで」という授業は3回ギリギリまで休むなどしていた一方で、単位にならない授業を受けたり、興味のある授業は先生に相談してもう一度受けたりもしていました。

自分のアイデアをプレゼンするタイプの授業は、本気で取り組み、自主的に取材をしたり、資料を読み込んだりして準備しました。プレゼンも聞いている人が「驚く」ような仕掛けを入れ込むなど工夫していました。

また、面白い研究をしている先生を見つけたら、Webページを検索して、そこに紹介されている参考文献などを片っ端から図書館で借りて読んでましたね。大学は好きな学問を学ぶところだと思っていたので。

――差がすごいですね(笑)大学では好きな学問を学ぶという考えに大賛成です。サークルなどに所属はしていたのですか?

舘野先生:サークルは入りたいものが無かったので入りませんでした。でもサークルがないと友達の数も限られるので、欲しいものがないなら作ってしまえということでオールラウンドサークルを立ち上げました!

今思うとサークル立ち上げには組織を作る要素が詰まっていました。Webページの作成スキル(基本的なプログラミングの作法)や、どうやって人を集めるかなど、たくさんのことを学びました。大学生のうちに組織を立ち上げるという経験をしたことは自分の中で大きかったなぁと思います。

今気づいたけど、これがゼミでのサークル活動の原点はこの経験かもしれません(笑)!あとは大学生なのでとにかく町田で遊びまくっていました!

――さすがプレイフルゼミの先生!たくさん学びに遊びに充実していたのですね。興味があるものや好きなことにはまっすぐという姿勢が研究者だなぁと感じました。

舘野先生:そうだね。研究者は自分で研究テーマを決めなくてはいけません。自分で自由に研究テーマを決めることは嬉しいし大変なこと。自由に決めることは大変だけど、大変さの中で頑張ることの楽しさを見出すことが楽しいと感じてこの道に進んだと思います。

――自由は楽に見えて大変なことが多いですよね。続いてゼミについてお話を聞きたいと思います!

Q4.舘野ゼミで学ぶことって何??

舘野先生:ゼミでの3つの柱は、プレイフル・リーダーシップ・エデュケーションの3つです。

 まず1つ目のプレイフル!なぜ”プレイフル”や”遊び”かというと、遊びの本質は本気でやることの楽しさにあるから。「誰に言われたから」とか「就活で有利だから」のような他人の価値観ではなく、自分にとって価値があり、本気でやるからこその楽しさや悔しさを感じるのが大切だと思うんです。目標を達成できればいい、評価や成果が良ければよいという考えでは絶対いつか行き詰ってしまう。世の中でもそういう世界観だけで行き詰っているところが多いと思うんです。そんな世の中だからこそ近年遊びやアートが重要だよねと言われている。環境変化に対してサバイブすることは大切。でも、今後は”良く生きること”がより重要になってくる。プレイフルや遊びという視点があったら、より良く生きていけると思います。

 2つ目はリーダーシップ!経営学部ではリーダーシップ・プログラムはあるけれど、理論を深めることや、実際に自分のプランを実行してみるという要素はまだ弱いです。授業よりさらに上のレベルのリーダーシップを考えるときにゼミが良い場所だと考えています。「人にプランを提案する」のではなく、自分自身の関心から何かを企画して、人を集める経験をしてほしいと思います。

 最後はエデュケーション人が育つ環境とはどんなものなのかの本質を学んでほしいです。教え方のHow toなど、スキルベースの学びでは限界が来てしまいます。そうではなく「そもそも人はなぜ学ぶのか?どのように学ぶのか?」などの本質を、理論と実践を通して学んでほしいと思っています。

Q5.舘野先生が考えるゼミの理想の状態は??

舘野先生:やっぱり1人1人の個性が生きている状態がすごくいいな。多少凸凹であっても認め合いつつ、その人だからできることを活かしあえる組織でありたい。今は個性的なメンバーが多く、尊重しあえているけど全体としてはもっとイケるんじゃないかなって思ってる。

例えばゼミ生で自主的な勉強会を開いてもいいし、起業に興味がある人が集まって意見交換でもいいし...さらにゼミのことは最低限やりながら、自分の学びたいことや興味あることをゼミ生を巻き込みながらやってみてくれたらさらにいい。

それに、学んでいることをゼミの活動の中で閉じるのはもったいない。自分の問題意識や関心を柱にしながらゼミでの学びを世の中にアウトプットできたらいい。プロジェクト型授業のように、企業から課題をもらってプランをつくって提案するやり方ももちろんありだけど、それは企業の抱える問題であって、自分の問題意識からはじまったものではない。むしろ、自分たちの問題意識ややりたいことをもとに、企業にコラボレーションを持ちかけるようなことをしてほしい。

この点では、ゼミ生に対してはものすごく高い要求をしているんじゃないかな...??

――任せてください!!!(笑)

舘野先生:そうね(笑)任せてください!っていう人を採用できていると思ってて。だから君たちの100に対して120の要求をする段階に早くいきたいなあって感じます。

オンラインはそういう意味では大ダメージ。本当だったら、春・夏に合宿をしたりして、たくさんコミュニケーションしながら、どんどんと実践をしたかった。それができなかったのはちょっと痛いというのは本音です。もちろん、オンラインでもたくさんの挑戦はできているんだけどね。

とにかく舘野ゼミでは強い個性が掛け算になって、主体的なゼミ外へのアウトプットを目指します。

”なぜやりたいか”という種は自分の中にしかない。それを形にしてアウトプットするために、3つの柱が役に立つでしょう。種の掘り下げも手伝うし力になりたい。ゼミ生がアウトプットする手伝いをしたいなって思います。

Q6.最後に1年生へメッセージをお願いします!

舘野先生:一緒に楽しむ場を作り上げていきたいという気持ちがある人や人を楽しませる感覚をつかみたい人にとって良い場所なのではないでしょうか。「ディズニーランドで楽しみたい」って人より「ディズニーランドの作り方に興味がある」ってかんじの人に向いているゼミかもしれません。

ゼミで「本を読む」「個性を大事にする」というと、「自分は本を読むのが苦手」とか、「そんなに特徴的な個性がない」と思うかもしれないけど、それは心配ありません。

いまできるかどうかはどうでもよくて「やってみたい」と思うかがポイントです。ゼミ生は多種多様で、インドア派もアウトドア派もウェルカムなゼミです。この記事を読んで少しでも「面白いかも」と思った人はぜひ舘野ゼミにお越しください!

■まとめ

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今回は舘野先生にインタビューをしました。
少しでも舘野ゼミについて理解が深まったと感じていただけたら幸いです。

ゼミ選びは選考もありますし、よく分からないことが多く不安だと思います。
入れば絶対正解や入ったら絶対ダメなゼミなんてありません。
色々なゼミ説明会に参加したり、noteなどの情報を得て自分に合うゼミを見つけてみてください!

最後までお読み頂きありがとうございました。
季節の変わり目ですので体調にお気をつけくださいませ。

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