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French Touch3.0 〜パリ発新進気鋭レーベル「Roche Musique」とは〜

こんにちは!皆さん音楽好きですよね!私は好きです!

突然ですが、本稿ではパリ発インディペンデントのエレクトリック・ミュージックレーベル「Roche Musique(ロッシュ・ミュージック)」を紹介します。サウンドはもちろん、ヴィジュアル面やプロジェクトのブランディングが本当に筆者がツボで、シンプルにどーーーしても皆さんにシェアしたかったので、書きました(笑)

目次
1.Roche Musiqueとは
2.レーベルの位置付け
3.アーティスト/楽曲紹介


1.Roche Musiqueとは

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Roche Musiqueとは、フランスのプロデューサー兼DJのCezaireによって2012年に設立されたパリ発のレーベルです。エレクトリック・ミュージックレーベルと書きましたが、彼らのプロジェクトはヒップホップやR&B、ネオソウル、フレンチタッチ、Nu Disco(ニューディスコ)等など様々なジャンルの要素を取り込んでおり、フレンチ・ウェイブ・シーンに新たな風を吹かせています。(Kaytranada、Bondax、Gramatik、Kastle、Diplo等もサポートしているそうです。)

実際、フランスのカルチャーマガジンLes InrockuptiblesのインタビューにおいてCezaireは「俺たちの音楽はファンク、ハウス、ソウル、ジャズ、ヒップホップをベースにしているんだ。でも、そんな中で全てに通じていえるのは、俺たちの音楽は全て”グルーヴ”を持っていることなんだ。」と語っています。


2.レーベルの位置付け

フランスの音楽シーンを語る上でフレンチタッチの存在は欠かせないようです。フレンチタッチとはフレンチハウスのことです。

フレンチハウスは文字通りフランスのハウスミュージックのこと。1990年後半〜2000年代のヨーロッパにおけるダンスミュージックの商業的成功とユーロディスコの包括的な呼称を指すとも言われているそうです(Pファンクの影響も受けているらしいです。)。ここでは詳細は省きます(フレンチタッチの歴史はhttps://www.redbull.com/jp-ja/it-happened-here-the-rise-of-french-touchをご覧ください。)が、サウンドは基本的に四分の四拍子で110 BPMから130 BPMまでのテンポ、1970年代後半〜1980年代前半にかけてのアメリカやヨーロッパのディスコの楽曲からのサンプリングと、オーディオ・フィルターやフェイザー(位相シフト)のサウンドエフェクトを重宝したサウンドが特徴的です。著名なミュージシャンとしてダフト・パンクがいたり、2005年にマドンナが出したアルバム『Confessions on a Dance Floor』はフレンチハウスから大きな影響を受けています。

ほぼ全員が20代から構成されるこのレーベルは、一世代いや、二世代前のフレンチタッチのシーンを担ってきた先輩側が創り出したサウンドとは明らかに異なりますが、その延長線上でジャンルを超えたサウンドを織り交ぜることで、新たなフレンチ・ウェーブを巻き起こしています。まさに「フレンチタッチ3.0」ですね。


3.アーティスト/楽曲紹介

早速ですがレーベルに所属するアーティストや彼らの楽曲を紹介していきます。

・FKJ 

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まず紹介するのは、FKJ(French Kiwi Juice)です。フランス人の母とニュージーランド人の父を持ち、名前のFKJはフランスとニュージーランド名産のキウイの血が混ざっていることを表しているそうです。彼の見所はなんといってもそのマルチプレイラブルなところ。ピアノギターベースはもちろんのこと、サックスMPCチェロまでをも自在に演奏し、歌も歌う(全て独学)彼のパフォーマンスは圧巻です。

『Tadow』

有名過ぎますが、Masegoファンの筆者からしたらはずせない一曲。「Tadow」は魅力的な女性を見た時に思わず出る「わお!」です。Masegoって誰?ってなった方はhttps://note.com/_takumihirakawa/n/n1cb814e2a2edもご覧ください。

『Drops feat. Tom Bailey』

元トンプソン・ツインズのトム・ベイリーとフューチャリングした一曲。テンション上がるトロピカル・チルビートですが、内容は失恋について歌っています。

・Duñe × Crayon

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続いて紹介するのは新作アルバム『Hundred Fifty Roses 』で話題のフレンチプロダクションデュオのDuñeとCrayon。極上のチルソウルファンクビートを作るプロデューサー兼絵描きのCrayonとこれまた極上のブルー・アイド・ソウルを歌うヴォーカルDuñeは筆者一押しの最強コンビです。新作アルバムのテーマは「愛」。中毒や強迫観念、欲望の果ての悲劇的な物語等、社会的孤立に陥った男のディストピアを歌っています。

『 Pointless (ft. Ichon) 』

新作アルバムから一曲。ドラッグやセックス、インターネットなどの中毒に苦しむ歌。それが無意味と分かっていても人は中毒になってしまうのです。

『Flee feat. Ann Shirley』

CrayonのEP『Flee』から一曲。本稿この一曲を共有したいがために書いたと言っても過言ではないヤツ。これ本当に結構やばすぎて毎回良さを伝えようとする時語彙力を失うからとりあえず聴いてほしいです。大音量で。地球上で一番やばいメロウR&Bです。まじによ。

・Dabeull

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ここにきて明らかに雰囲気が違うおじさんがきましたね。見た目からひしひしと伝わってくる80年代風のレトロなおじさんは、パリのファンクマスターとも呼ばれるブギートラックメイカーDabeullです。「New Fonk」という新たなジャンルを提唱していて、ヴィンテージのシンセサイザーとTalk Boxを使ったファンク、ハウスサウンドが特徴的ですね。こういう癖強めのアーティストがいるのもレーベルのスパイスになっていいですね。

『DX7 feat Holybrune』

ジャケットがめちゃめちゃイケてる一曲。曲もばかかっこいい、80年代に迷い込んで踊りたくなる一曲です。

・FKJとのセッション動画

1:22〜からの彼の動き必見です。こーゆー人大好きです(笑)


・Plage 84

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最後に紹介するのはフランス出身の新進気鋭プロデューサーPlage 84。幼い頃からサックスを学び、ジャズやソウル、ヒップホップに影響を受けた彼の洗練されたレイドバック&メロウ、チルアウトジャズソウル(もうなんていってるかわからない)プロダクションは、まさに「French Touch 3.0」を体現しているかのようです。

『Throw Back Slow Dance (Plage 84 Remix)』

なんと聞こえてくるのは日本語です。来日した際に意気投合したというKick a Showとの作品は、Kick a Showがお気に入りの曲とのこと。筆者も最近知りました。。Roche Musiqueと日本のアーティストがコラボする日はそう遠くなさそうですね。



最後まで読んでいただきありがとうございます。あんまり長い記事は好きではないのでここまでにしますが、他にもレーベルを創始者のCezaireをはじめDarius、Kartell、Zimmer、Katuchat、Maydien、Madijuwonなど、イケてるメンバーがぞろぞろ勢揃いなRoche Musiqueでした。是非これを機に聴いてみてはいかがでしょうか。

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