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「雨の結婚式」の話①|式場選び編

こんにちは。BIGHIGHです。雨の季節が始まると、いつも自分の結婚式を思い出します。梅雨、今年もその季節がやってまいりました!

結婚式は、イベントが好きな自分にとっては、本当に幸せな時間でした。仕事が忙しく早朝や深夜準備をしましたが、その時間も、楽しくて仕方なかったです。

結婚式の記憶が風化しないうちに書き留めて、いつか子どもに読ませてあげるための記録として、そして、それを公開することで結婚式の楽しさや大変さ、良いところ、悪いところを、イベントに携わる人間としてみなさんに(雨の季節が終わるまえに)伝えられればと思っております。

イベントを作ることを職業としているので、節約のため、会場にお願いせずに、自分で手配したものもたくさんあります。そんなアイデアだけでなく、費用などもすべて赤裸々に公開するつもりです。何度かに分けて書くことになると思いますが、よろしくお願いいたします。

あ、わたくしは、授かり(旧できちゃった)婚であります。そこについても、当人同士の話し合いや意図があったので何ら恥ずかしいことはないのですが…同じ状況のかたにも参考になるはずです!

式場を選ぶときの話

引っ越しのときになかなか物件を決められない時もそうですが…、結婚式(式場)選びも同じく絶対条件と優先順位とかけられる金額は、必ず決めておいたほうがよいと思います。ワタシの場合は、

■ 絶対条件
式は娘の誕生日に近い土日のどちらか
六曜(仏滅)にはこだわらない
場所は都内にはこだわらないが、都内から1時間圏内
参列者は80名前後
資金は総額400〜500万円、自己出費200〜300万円以内にする

■ 優先順位(新郎側)
①妻の希望をなるべく叶えてあげる(結婚式の主役は、妻)
②参列してくださる方に喜んでもらえるもの
③イベント屋としてのクオリティを担保したい
④上記とコストとのバランス

■ 優先順位(新婦側)
①通常の式場(ホテル)はNG
②オリジナリティの高いウエディング(雨をテーマにしたい)

結婚式には仕事関係のかたもそれなりにいらっしゃるため「さすがイベント屋だな」と思っていただけるものにしたいなあと思っていました。ただそれは、中身の話で、式場については妻のこだわりも聞いていたので、自分の希望はあまりなく、仕事の忙しさもあってあまり考えておりませんでした。

「こどもが生まれて、1歳の誕生日と結婚式を同時に祝おう」

という話はされていたのですが、仕事、お金、将来のこと、いろいろな不安もあって結婚式に向けての具体的な行動を起こせないまま、妻から促され式場を見に行くことになりました。

式をあげる半年前、2016年12月のことでした。時はブライダルフェアの真っ最中で、結果4つ見に行きました。

カスタマイズ性の高さが秀逸!ナチュラルなおしゃれ度もダントツだった「CLASKA」

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東京を一望できる屋上テラスでのセレモニーに、自然光が降り注ぐスタジオでの披露宴パーティー。スイートルームを使用したプライベートなお食事会や、家族の想い出になるフォトウェディングも。CLASKA WEDDING では、おふたりらしい祝いのかたちをご一緒に考え、描いていきます。(公式ホームページより)

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ここは、妻の第一候補でした。目黒通りにあるリノベーションしたホテルで、披露宴会場は8Fのギャラリーを使います。ギャラリーなので、まったく個性のない、ナチュラルにデザインされた空間なので、色がついていない分、いかにもウエディングといった感じではなく、ナチュラルで自分らしい会場をつくることができると思います。持込料もありませんでした。屋上のテラスも解放感があり素敵でした。

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ウエイティングにホテルのラウンジが使えたり、CLASKA Gallery & Shop "DO"本店がホテル内にあったり、そこの商品を引き出物に使えたり、ホテルレストランによるお食事(試食)もすごくおいしかったです。消し金のお皿だったのですが、妻が食べている途中になぜか割れるというアクシデントが。。あと、とてもおしゃれな部屋が多いホテルの宿泊がウエディングプランについているのも魅力でした!

でも、どうやら2020年いっぱいでホテルの営業は終了するとのこと。残念!

ここ、僕も一目見て気に入りました。ただ、1点だけ、第一希望の土曜日が予約でうまっていて、第二希望の日曜日(仏滅)のみ空いていたのですが、仏滅割引がなかったことが、気になりました。

①妻の希望度 ★★★★★ ※抜群
②お客様の満足度 ★★★★☆ ※駅から少し遠い
③カスタマイズの自由度 ★★★★★ ※抜群
④コストとのバランス ★★★☆☆ ※仏滅割引がなかった

歴史と趣のある庭園「八芳園」

八芳園は、妻と一緒にイベントを行ったこともある所縁ある場所。宿泊設備はありませんが、式場の設備がほとんどある!神前式、人前式、チャペルどれでも挙式が可能、4つのスタイル、15の会場。綺麗な庭園。芸能人も多く式をあげている会場です。

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ブライダルフェアに行ったときに驚いたのは、これだけ会場が多く、それに比してたくさんのスタッフの方がいらっしゃったのですが、駐車場から場内の誘導、会場内のサーブスタッフまで、なぜか私たちの名前をしっかり覚えていてくれていたところです。トランシーバーなどで連絡をとりあっているのかもしれませんが、これには驚きましたし、ちょっと嬉しかったです。

お料理についてもこだわりを感じたのですが、試食の時に飲んだ「この世のすべてのうまみを凝縮した結果、透明になりました」的なトリコでいったらセンチュリースープ、本当においしかった。

料理に対するこだわりはとても感じられました。また、結婚式でふるまわれたメニューのレシピは、永久保存されるらしく、予約をすればいつでも直営のレストランで食べれるのもポイントです!

庭園は本当にきれいで、桜の季節に前撮りができるのもポイントが高かったですね。式場全体としては、和の印象がやはり強いので、それをメインに式をあげるのであれば、申し分ないでしょう。

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気になったところは、みんなのウエディングの口コミで散見された意見「バッティング」が多く、スタッフがみな忙しそうというところでした。式場も多いし、1日多いときは3回転することもあるみたいなので仕方ないですね。

①妻の希望度 ★★☆☆☆ ※コテコテ過ぎるのでBAD
②お客様の満足度 ★★★★☆ ※都内で有名なので無難
③カスタマイズの自由度 ★★★☆☆ ※あまりない
④コストとのバランス ★★★★☆ ※思ったより高くない

海が見えるチャペル「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」

せっかくだし、念のため見てみるか…というくらいのモチベーションで臨んだウエディングフェアでしたが、海の見えるチャペルや、そこかしこにディズニーの要素をちりばめることができるメリット(?)はありましたが、うち的には箸にも棒にもかかりませんでした。

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ミラコスタであげるほどお金はかけたくないけれど、ディズニーが好きでその近くで結婚式をあげたいという方にはオススメかも。

①妻の希望度 ★☆☆☆☆ ※コテコテ過ぎるのでBAD
②お客様の満足度 ★★★☆☆ ※すこし遠い
③カスタマイズの自由度 ★★☆☆☆ ※ほとんどない
④コストとのバランス ★★☆☆☆ ※ディズニーメリットも感じない

壮絶なバトルと反省

ここまで下見して壮絶なバトルになりました。すべての会場を妻が見繕ってくれてフェアに赴いていたのですが、第一希望の会場について見積もりをみた後に仏滅割引きがないことに

「一応高い買い物になるし、もうちょっとだけ他の会場も見たほうがいいんじゃない?仏滅割引きもないし…」

と自分で代案も出さずに、ほざいてしまったことです。そこには自己負担はすべて自分が出すからという驕りがあったのだと思います。

一番大切なのは、

結婚式は一緒につくっていく

ということなのでした。反省。
お互いに言いたいことを言い合って、妻には僕がゼクシィでいろいろな式場を見ていたことや、妻の希望を優先させてあげたいがゆえに口をださなかったことを理解してもらえましたし、僕は、妻が一緒に考えたいと強く思ってくれていることを理解できました。

ラスティックウエディング「BARN & FOREST 148」

ラスティックウエディングとは…

素朴かつエコで、飾り気のない、温もりあふれる結婚式のこと。美しい緑に囲まれた森や高原、たとえばアメリカなどでは農場で挙式をするなど、のどかなアウトドアが舞台のウエディングの総称。

そのなかで納屋(BARN)で挙式ができる会場がここでした。

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場所は、二人の出身県とは全く関係ない千葉県でしたが、そもそもの地名になんだか親和性があり、妻が案を出してくれた時点でいいね!という感じでした。フェアに赴いたときは、まだ建設中で、挙式予定の数週間前に完成予定。建設中の会場と完成予想のラフ画を見ることができるだけでしたが、大きな心配もなく、二人の意見も合い、ほぼ即決で決まりました。

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式場のコンセプトや雰囲気以外でポイントをあげれば

仏滅割引きがあったこと
1会場につき1日1組だったこと
引き出物以外は持込料がなかったこと
プランナーさんの制服がかわいかったこと
駅から徒歩10分くらいの距離だったが専用送迎バスがあったこと
見積もりが見やすく分かりやすかったこと
お互いの家族を含めた試食会があったこと
外国人牧師と生演奏が最初からプランに入っていたこと

ここで最初にもらった見積もりを参考までに載せます。

見積もり(標準)

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見積もり(日取り限定)

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①妻の希望度 ★★★★★ ※抜群
②お客様の満足度 ★★★★☆ ※場所が少し変わってる
③カスタマイズの自由度 ★★★★★ ※抜群
④コストとのバランス ★★★★★ ※抜群

僕にとって一番大きかったのは、会場が「流山おおたかの森」にあったこと。なんせ、BIGHIGHですからね。そういう所縁というか、不思議なつながりは大事にしたいと思いました。運命…みたいな。

式場をきめるのに大事なこと、まとめ

二人で決めていくこと
結婚式は二人でつくるものです。仕事がとか、お金をどちらが多く出すからとか考えず、二人で話して二人で決めるというプロセスこそが重要なのだと思います。ただそこで必要なことが…

絶対条件と優先順位を決めること
かけられる予算や日取りなどゆずれないところは絶対条件に、そのほか結婚式をあげるのにこうしたい、ああしたいということは優先順位をつけることです。実際に式場を決めないと分からないことがたくさんあります。なので細かく決めすぎず、まずはざっくりと。これを明文化するだけで、二人の意識がしっかりと共有できます。

意見が違ってしまった場合は、しっかりと言い合うこと
結婚式は一生のこと。遺恨を残すと、ずーっとついてまわることになります。自分の意見をしっかりと持ち、それを伝え、お互い譲れないところがあるときにはさんざん議論、時には喧嘩をしてもいいと思います。我慢をしてしまうことが一番よくありません。せっかくの晴れ舞台なのですから。

主役は女性であること
結婚にあたり女性はいままで慣れ親しんだ苗字が変わったり、それに伴う手続きがたくさんあったり、場合によっては子供を産んで仕事に影響がでることになったり…男性に比べてイレギュラーなことが多いです。だから、ではないですが、しっかりウエディングドレスを着て素敵な会場で主役になれるようにしてあげることが重要だと思います。意見が違ったとき、最後は男が引くべきです。(よっぽど現実離れしたことであれば別ですが)

ゼクシィで調べまくり、会場を絞って下見に行くこと
ゼクシィでいろんな式場をみることで、たくさんの会場やプラン知ることができます。ウエディングフェア(下見)は楽しいのでたくさん行きたくなりますが、時間は限られているし、断るのも何気に面倒なので、先に決めた条件・優先順位であるていど会場は絞ってからフェアにいったほうがよいと思います。うちは、嫁の第一希望(CLASKA)、僕の第一希望(八芳園)、普通のウエディングが嫌だの再確認(シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル)、3つの下見と喧嘩をへてバーン&フォレスト148という感じでした。

みんなのウエディングでレビュー確認すること
実際にお式をあげた方々の感想や予算がわかるレビューサイトをとことんチェックします。実は招待客として招かれた人の感想なんかも掲載されていたりするので、(実はこっちのほうが)非常に参考になります。運営会社が同じほかの式場のレビューなんかもみるのも参考になります。

人生の中でも、家の次に高い買い物になる式場。しかも、基本的には1度しか買えないという点で、貴重です。面倒かもしれませんが、納得いくまで考え検討することが、あたりまえですが、基本だと思います。

さて、内金の10万円を支払い無事申込をした僕たち。
次回は、初めての打ち合わせ〜招待状のはなしです。よかった、次も読んでください。

そして、noteで式場選びについてまとめられている方いらっしゃいました!すごく参考になります。。。

…もっと、短くまとめたいなあ。
(BIGHIGH)


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