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サラリーマン6年目の夫とフリーランス妻の住宅ローンのはなし

一般的なサラリーマン6年目の夫とフリーランスの妻が借りられる住宅ローンの金額はたかが知れている。

夢見がちに家探しを始めて、そんな現実に直面し、住宅ローンを借りるまでのことを今回は書こうと思います。

◯ 銀行を探す

夫と私が長年みずほ銀行利用者だったことから、まだ土地が決まっていない段階で、一番近いローンセンターに相談へ行くことからはじまります。

年収いくらでどのくらい借りられるのかが書いてある表を見せてもらい、まずは私たちの借入可能額を知ります。

フリーランスの私は、その金額から5掛け分しか借りられないのと、産休育休で年収も減っていたので、夫一人でローンを組むことは決まりました。

その金額を目安に、おおよその予算を組んで、土地を探し、今の敷地に出会います。

いざ、住宅ローンの事前審査を始めると、想定の金額を借りられないことがわかりました。
土地が安めの地域だと、想定金額から7〜9掛けくらい。

いくつかの銀行へ事前審査をして、借りられる額の確認と、金利の比較をしました。

当時(2022.5)、0.39%と謳っていたネット住宅ローンにも申請したところ、2600万の変動0.85%、と、思っていた以上に条件が悪く、ガックリ。

◯ 注文住宅と住宅ローンの現実

次に知らされた現実は、注文住宅の支払い方法に対応している銀行が少ないこと

ハウスメーカーで購入する場合、土地と建物がセットなので、引渡し後に一括で支払いをします。

工務店に注文住宅を頼む場合、土地を先に購入し、工務店には3〜5回(工務店による)に分けて支払いをします。
私たちは、着工時、上棟時、サッシ工事、大工工事、竣工時の5回に分けて支払いました。

その場合、つなぎ融資か分割融資をする必要がありますが、取り扱っている銀行は限られています。

つなぎ融資は住宅ローンではないため、つなぎ期間の金利が高い(当時2〜4%)、ということから、住宅ローンの一部として借りられる「分割融資」をしている銀行を探しました。
(金利が低いのが魅力的なネットバンクは分割融資を取り扱っていない)

この住宅ローンのシステムを知ると、工事中に工事金額を肩代わりしてくれるハウスメーカーは強いと思うし、手続きのことを考えると楽だと思ってしまうのは納得。

建築家に住宅を頼める人は、ある程度の頭金を持っている人か、手間ひまを惜しまず分割融資やつなぎ融資でやりくりするかで限られてくるのだな、という現実を知りました。

◯ 地元の銀行を紹介してもらう

土地を購入した不動産屋にも地元の銀行をいくつか紹介してもらいました。
とりあえず審査してみよう、くらいでお願いしたら、地元のJA南彩が思いの外内容が良く審査が通りました。

ただ、当初希望していた設計を叶える予算には足りず、多めに貸してくれる信用金庫もありましたが、金利が少し高く、悩みました。

「家をもつ事の意味は?」「建物はオーバースペックではないか」と再度自分たちに問いかけました。

「生活の水準はそのままで(無理して上げない)、より豊かに暮らせる環境をつくる」を再確認し、借入金が少ない南彩JAに決めました。

いろんな銀行を比較することによって、「自分たちが必要な暮らし」を整理する事になったのは良かったと思っています。

足るを知る。

少しずつ、小さく暮らすことへ向かいます。

◯ おまけ 銀行を選ぶ際に気をつけたこと

銀行を選ぶ上で気にしていた事はもちろん「金利」ですが、他にもかかってくるお金も比較しました。

・分割融資の際の手数料 
 ※つど、銀行に行って決済の手続きをする必要はあるがJA南彩は無料
・繰上げ返済の手数料 
 ※ネット決済であれば無料になる
・三大疾病特約の追加の金利

 ※+0.1%の金利
 ※銀行によっては、もっと高かったりする
 ※特約をつけて保険の見直しもしました

◯ おまけ ローン繰上げ返済の計画

35年ローンで契約をしましたが、できるだけ利息は払いたくないし、できるだけ早く返済をしたい。

そこで、Youtubeで勉強をし、繰上げ返済シュミレーションを使って返済計画をたてました。

高精度計算サイト - Keisan

繰上げ返済をするコツを参考にしたYoutube

https://youtu.be/qXcYvD01xgQ

https://youtu.be/bmCcfRPtrUA

・住宅ローンは最初の10年で利息の半分を支払う仕組み
→早めに繰上げ返済して利息を減らす
・まとめて返すよりも返せる時に早めにコツコツ返済する方が利息の負担額が下がる

私たちの所得だと、住宅ローン控除0.7%がまるまる控除になるわけではないので、最初の年から繰上げ返済をこまめにすることにしました。

住宅ローンに関しては専門ではないですが、この経験が誰かの役に立てればと思い記録します。


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