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息子の保育園事情。2回転園をして、子育てと仕事のバランスが整ってきた話。

子どもが産まれ、産前のように働けなくなりもどかしい日々。かと言って、子どもをフルタイムで保育園に預ける覚悟もない。

そんななか、2歳息子の不登校を機に、子育てと仕事のバランスについて考え方が変わりました。
今回は、息子の保育園転園を通して、働き方のスタンスが変わってきた話をします。

はじめての保育園は区立の認可保育所

長男の保育園生活は生後10ヶ月から始まります。
当時住んでいた、墨田区の区立認可保育所に年度の途中で入園することができました。
仕事に関しては、多少ブレーキをかけつつも時短勤務で再開。

慣らし保育中は泣いていたものの、先生も優しく、すぐに慣れて保育園に行くのが楽しい日々になりました。仲のいい友達もできて、家でもよくお友達の名前を呼んでいました。

園も庭も広かったので、お迎えのあとに子どもと園の中を散歩していても(息子は保育園が好きでなかなか帰ろうとしなかった)、みんな温かい目で見てくれて、すれ違う先生みんなが声かけしてくれたのはとても良い環境でした。

のちに、親も先生やお友達と仲良くなれる環境は、子どもにとっての安心感につながるのだと実感します。

1歳を過ぎた頃、家が手狭になり、これからの子育て期を考えて今の町に引越しをすることに。
墨田区の保育園は1年半通い、退園しました。

引越しをして一時保育を利用

12月末に引越しをしたこともあり、年度の途中で保育園の空きはなく、1月〜3月は公立保育園での一時保育(週3日まで)を利用することになります。
預けられる日にちが不定期なので、仕事もがくっと減りました。

慣らし保育はないので、初日からフルで預けても泣くことはなく。お迎え時も、甘えん坊にはなるけれど自然に保育園に通っていました。
毎回会うお友達は違えど、よく会う子はいるようで、保育園での出来事もお話ししてくれました。

この時から私は、「息子は保育園が好きで、どんな環境でも過ごせるんだ」と勝手に思い込んでいました。

今思うと、一時保育は預けられるのがマックス週3日でそれ以外は私と過ごす時間が長かったので、新しい環境でも頑張れたのかもしれません。

2月になり、新年度から別の保育園に正式に通えることが決まり、その時は、父母ともに安堵しました。

新年度から小規模保育園に

4月になり、小規模保育園(0歳から2歳児まで)に通い始めます。

慣らし保育を長めにしてくれる保育園でしたが、私が久しぶりにちゃんと働ける焦りと息子は保育園に慣れているという過信から、慣らし保育を少なめにしてもらうことに。

入園時は保育園が始めての子がほとんどだったので、最初はみんな泣いていて、そんな中、息子は泣かずにおもちゃの方へ行ってバイバイしていました。今思うとかなり頑張っていたのだと思います。

玄関が少し小さめだったので、お迎え後も園で散歩することもなく、他の子供たちに会うこともなく。

墨田区では、はじめての保育園だったこともあり、私も先生やお友達の名前を覚えて、できるだけ名前を呼んでお話をしていました。
新しい保育園ではそこまで意識がいかず、「今日は保育園どうだった?」という当たり障りのない質問だけになっていました。

会話の中で先生やお友達の名前があまり出てこないのに気づき、慌てて名前を覚えましたが、時はすでに遅し、GWが明けた2日後の夜に、いつもと違う雰囲気で「明日、保育園行かない」、と。

ただの「いやいや」とは違う。直感的に、これは行かせない方が良いと思い、しばらく不登校になりました。

夫婦で働き方を考える、森のようちえんという選択。

引越しをする前から、近くに森のようちえんがあることは知っていました。
子育てへのスタンスや遊ぶ環境はとても魅力的でしたが、仕事をしながら両立できるかが不安。今までの働き方を続けるならばと小規模保育園への入園を決めました。

不登校を機に、働き方や子どもの環境について夫婦で再度話し合うことに。

そもそも、農村と郊外のあいだに引越しをしたのは子どもを育てる環境を考えてのことだったのに、保育園に預けることが優先になり、自分のことしか考えていなかった事に気づきました。

なんて本末転倒なのか。

森のようちえんはハードルが高いと思っていることも、全部、親の都合。
お弁当毎日作らなきゃとか、預けられる時間が少ないとか、泥だらけの服を毎日洗濯できるかとか。
仕事をしながら両立できるか心配でしたが、時間的に難しい。
であれば、仕事は調整するものなのだ、と。

この時、やっと産後の仕事に対するもやもやが薄くなった気がします。
産前のようには働けないもどかしさ、子どもの体調に合わせて仕事をセーブしているという鬱憤、いつも私ばかりと思ってしまう自分。

子どもをフルタイムで保育園に預けてフルで働く覚悟もできず、子どもに良い環境をと思いつつ仕事にすがりつく中途半端さ。

頭では、子どものこの時期を大切に、今は仕事をセーブしようと思っていても、やっぱり変わらず働いているように見える夫に嫉妬していました。
(とはいえ、夫はかなり子育て/家事にコミットしている)。

でも、今回の息子の不登校を機に、考え方が少しずつ変わりました。
森のようちえんの子育てへのスタンスも関係していると思います。

小規模保育園に通わせているときは、ただ預けて、時間になったら迎えにいくだけのドライな関係になっていました。一緒に育てる仲間のはずが預けている間は丸投げ状態に。
森のようちえんでは慣らし保育中は親同伴というのもあり、一緒に子育てを楽しめる仲間ができた感覚でした。

ようやく、仕事への執着心が解き放たれて、子育てを自分ごとにできた気がします。(時間かかった。。)

それでも仕事は好きなので、限られた時間で精一杯仕事して、子どもとの時間も大切にできる環境を整えていきます。

まだ始まったばかりだけど、息子も毎日ようちえんに行くのが楽しそう。
今回は時間をかけて慣れていこうと思います。

引越しを決めたときに、noteに書いていた理想の生活、原点に戻りました。

その時の記事はこちら↓


仕事のHPは↓

まちゆく風呂敷は↓

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