東京という象牙の塔で。

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【 東京という象牙の塔で。】

僕はまだ、世界について、何も知らない。

どうも、あなたの頸は象牙の塔のようである、鈴木です。

tour d'ivoire.

大学で履修した第二外国語は、フランス語だった事を思い出す。

しかし、いつも思うに、僕を含めてほとんどの人間が、母国語でさえも、既知より未知の領域の方が、多いのだろう。

毎日知らない言葉に出会う事が、その最たる証拠ぞなもし。

さて、そんな今日も今日とて、小さな小さな一歩でも、母国語に習熟するが為に、書いて前に進むとします。

言葉で世界は拡張する。

それでは、本日も。

雨風とまにまに。



ー 僕は何なら知っていると言えるのだろう。

東京は面白く、変わり映えのしない場所だ。

はい。本日もお届けして参ります。正座アンドぺこり。( ペコリ

さて、本日は。

象牙の塔。

この言葉をテーマに、徒然なるままに、してみむとてするなり。

…僕が初めて象牙の塔という言葉に出会ったのは、もういつの頃だっただろう、正確には忘れましたが、多分、10代の頃だったんじゃないかな。

ああボンヤリと浮かんできた、きっと大学受験は現代文か何かに出て来て、僕は象牙の塔と出会い、その意味を知ったんじゃなかったかな。

それでね、最初はというか、32歳にもなる今の今まで、その意味を辞書に引いてはいても、ピンとは来なかった事も、覚えています。

意味は分かるが、実感を伴わないというか。

…一応、その意味も置いておきましょうか。

" 芸術家や学者が、現実逃避的な態度で自己の理想にこもり、芸術または学問三昧に耽ること。"

これらの事を、" 象牙の塔にこもる " という表現を用いて、暗喩している慣用句な訳ですが。

俗世間から離れて、高尚なことに専念をする。

こう言い回しもすれば、少しは響きもよく聞こえますが、その実は真逆であり。

端的に言えば、" 世間知らず " ぐらいのニュアンスで、侮蔑的に使われる事の方が、多いのも事実であって。



世間知らず。

最近、何故なのでしょうか、どんどんと僕自身が、何についても知らない、分からないという感覚が、日に日に増していっているように感じています。

そりゃあね、ご飯を食べて人と過ごしてよく寝るぐらいの事は、知っているし出来てはいるのかもしれないけれども。

世間を知っているのか?と問われれば、途端に自信が無くなる訳です。

少しずつ、東京の街でも、行った事のある場所やお店が、増えてはきましたが。

極論、どこに行こうとも何か変わり映えがあるのか?と言われれば、それも自信が無く。

なんだろう、厭世的な気持ちになる事が、多いなと。

知れば知るほど、すればするほど、様々なモノゴトが微差になっていってしまう。

例えば予約の取れないお店に行ったとしても、やってる事と言えば、人と美味しいご飯を食べて、談笑するという括りな訳なので。



新しいコトって、なんだ?

刺激的な毎日は、どこにある?

ふとした瞬間に、東京こそが、象牙の塔なのではないかと、感じ始めた、台風のよく来る晩夏、8月の終わり。

…人並みに、面白い、楽しい時間は過ごせてはいると思うので、これもまた贅沢な感情か…。

少し時間が出来ると、無為に思い悩んだりする、僕なのでした。

人生は、長いようで、短いようで。

まとまりの無い本日は、この辺にて。

スタコラサッサと。

そんじゃ〜ね!



はい。本日もお目通しをいただきました。

贅沢な悩みなのは重々承知で、暇が見えると、こんな感覚になるのよね。

昔はならなかったのに。

皆さんの毎日は、変わり映えしてますか?

それはさておき、本日も。

またまた意味の無いエッセイにお時間を割いていただいて、感謝をしています。

意味は無くても、価値は見出してもらえてたらな。

いつも、ありがとうございます。

台風がどう、強いだ弱いだなんだと言っても、一番は、身近な人も僕も、何事も無かった事が何よりよ。予定はキャンセルになったけどね。

それでは、また明日です。週末を越えれば、9月。

余談 … さて、身体に悪いと分かってはいても、渇きは強炭酸を求めてしまう。Dr Pepper好きのDr Pepper好きによるDr Pepper好きのための交流会、開きたい👁👁

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