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Riverの解釈

こんばんは,Sano Chihiroです。

今回は2020年3月30日に Twitter および InstagramにアップロードしたRiverという作品の私の解釈を書いていきたいと思います。

見たくなっちゃった方はぜひこちらからどうぞ。

ではでは,
・私がこの作品を鑑賞すると…
・この作品のテーマ
・この作品に影響をあたえたもの
・あとがき
の順番で書いていきますね。

私がこの作品を鑑賞すると

鑑賞コーナーに進む前に,一つだけ。
 鑑賞とは,作品の世界にもし入っていけるとしたら,または作品の世界観と生きるとしたら,私やみなさんがどう感じるだろうか,ということをただ楽しく想像することです。
 これから書くすべての記事のすべての文章は,「こういう風に解釈してくださいね」というつもりでは書いていません。解釈に正解も不正解もありません。一緒に楽しく想像できたら私は本当に嬉しいです。

ご一緒できたらうれしく思います。

私がRiverを鑑賞すると,

ぽよぽよ動いてる。
川っていうよりは結構深めの海?
熱帯魚みたいな色合い。
グミみたいな味がしそう。
微生物っぽい。
生命のスープの中で生まれた最初の生き物ってこんな感じだったのかしら
この子たちはどこへ行くんだろう。
 この子たちがここから出るときはどんな時だろう。
なんでこんな色をしているんだろう。
 目がないor捕食者がいない?…または毒がある?
呼んだらこっち来そう。

 と思いました。
 ぐるぐる泳いでるっぽい丸いやつばっかり気になってるみたいですね。それと少しお腹が空いている?ような気がしますね笑
 みなさんはこれを鑑賞していてどんな感覚になりましたか?もしよかったら教えてくださいね。

この作品のテーマ

 この作品のテーマは,「川のそばで生きる」でした。

 大学院で研究していたころ毎日のように通っていたカフェが閉店すると聞いて,お別れするのが寂しかったから作った作品です。

 そこの店長さんが昔「店の中に川を流したい」と言っていた事を思い出して,店の中にいながら川沿いで暮らしている感覚を作ろうと試みたものです。

 川沿いや山の中のような,生命にあふれた豊かな場所に身を置く感覚が目標でした。

 今のカフェが閉店しても次のお店でこの作品を使ってくれるかも,そしたら寂しくないかも,という気持ちもあって作った作品です。

 もう一つ,この作品と出会った人はこの丸いやつに生命っぽさを感じるだろうか,というのもテーマでした。

この作品に影響を与えたもの

 近所の川と,高校時代からの趣味の登山に影響を受けている気がします。人間以外の生物がたくさんいる環境が私には非常に大切らしく,またそれはこの作品のテーマでもあるため,かなり大きな影響を受けていると思います。

 岡 瑞起, 池上 高志らによる「作って動かすALife ――実装を通した人工生命モデル理論入門」という書籍にも大きな影響を受けています。ALifeというのはArtificial Lifeの略語で日本語にすると人工生命になります。今回の作品のテーマの一つにもある「この作品に生命っぽさを感じるだろうか?」というのはこのALifeという分野に影響されています。

 制作の動機になったカフェのみなさんにも影響されていることは確実でしょう。ただ,どの辺が影響を受けているのかは詳しくはわかりません。

 それと,今回ふわふわ動いている丸いのは以前制作した「胎動」という作品の胎動ちゃんが出演してくれています。かわいいですね

あとがき

 川を作ろうとぼんやり考えていた時に浮かんできた疑問を書いて,今日はおしまいにしようと思います。

人間には、人間以外の生き物とすごす時間が必要なんじゃないだろうか。
自分の意思ではどうしようもないものといることこそが心地良いのではないだろうか。

それでは,

Sano Chihiro

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