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心臓の制御と時間停止能力

 こんばんは,Sano Chihiroです。


 この記事では「ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース」のネタバレを含みます。ジョジョが大好きで,今楽しんでいるよ~という方は気をつけてくださいね。


 準備はいいですか?

 以前,生命の中を流れる時と 時計の刻む時間の関係を描いた作品を作っていたら,ジョジョ第三部で承太郎が時間停止能力を獲得できた理由がなんとなく理解できちゃった(気がした)ので,今回はその話をしていきます。

 最初に私の作品の解釈を少ししてから,ジョジョの話をしていこうと思います。

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 私から見るとこの作品は,心臓の鼓動がゆっくりな生物ほど時計が刻む時間が早く進み,心臓の鼓動が早い生物ほど時計が刻む時間がゆっくり進むように感じる ということが表現されているように感じます。

 作品のなかで登場する何かの動物の心臓は,最後に心臓がほぼ停止し,時計が刻む時間は無限に等しい速さで回転して,そのまま暗転して作品自体が終了します。

 さて,ジョジョ第三部では承太郎が最終局面で時間停止能力を身につけ,宿敵を倒します。この時「どうやって承太郎が時間停止能力を身に着けたのか?」長年の謎でした。

 承太郎が時間停止をできるようになる直前に,自分の意志で自分の心臓を停止させる,という描写が出てきます。この時,承太郎は無限の時を体験し,その瞬間から時間を自由に制御できるようになったのではないかと思います。心臓の鼓動を自由にできたということこそが,承太郎が時間の制約をはずれ,自由に停止させられるようになったということを象徴しているのではないでしょうか。

 おやすみなさい。

謝辞

 inagakijunyaさん,素敵な写真をありがとうございます。
 荒木飛呂彦さん,ありがとうございます。ジョジョ大好きです。

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