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ドイツ人の将来についての考え方

決まったルートなんか無いし、仕事は辛いものであってはならない。

大学のドイツ人と将来に対する考え方や進路を日本と比較しながら話したことから要約したドイツ人の将来についての考え方です。

現在大学3年生で秋には日本に帰国する僕の、「帰国後は卒論と就活を終わらせねばならない」と一辺倒になっていたマインドセットに新しい風を吹き込んでくれました。
卒論と就活を早く終わらせる思考というのは間違っているものではないし、この先もう少しドイツに住んでいく中でそれでも自分の中で納得できる形であれば実行していきたいと考えています。

僕の周りの大学の友達は、バラバラの面白い経歴を持って大学に入ってきている人たちが多いです。というのも、ドイツでは高校卒業の際に「アビトゥーア」という高校卒業資格兼大学進学の際の学力を測る試験を採用しており、一度取得していればアビトゥーアを志望校に提出し自分の好きなタイミングで大学進学ができます。

アビトゥーアを取得した彼らは、高校卒業後にカナダで3年間スキーに明け暮れたり、日本で1年間ワーキングホリデーをしたり、世界一周してきたりなど、いわゆるギャップイヤーを使い自分にフォーカスする時間をたくさん設けているイメージです。そうした経験の中で自分が今できること・やりたいことが何かを探り、今大学でフルタイムの学生という選択肢を選んでいるということを知ると、日本の進路の凝り固まり具合は全く違ったものに見えてきます。

彼らの前提にあるのは、やはり自分の人生におけるメジャーが明確化されているということでした。

日本では新卒採用という言葉の強さや、変わったキャリアを歩むにはどうしても少し勇気がいるというような風潮がありますが、僕も悩める日本人の若者の1人としてまた一つドイツの面白いエッセンスを載せておきたいと思います。
では!


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