気品溢れるタイルの街をぶらり(プエブラ/メキシコ)
メキシコのプエブラに滞在した。
今日は日差しが暖かくて気持ちがいい。
まさにお散歩日和だ。
プエブラに来たものの、
特に行きたいお店もお目当てのものもなかった。
とりあえず気ままに歩いてみることにした。
宿で早めのお昼を食べて、中心地へ。
人が多くて賑やかだ。
そして平和なムード。
車通りも多いから、
のんびりお散歩できる街って感じではないかもしれない。
プエブラって、もっとこぢんまりしているんだと思っていた。
めちゃめちゃ栄えている。
プエブラの建物は、
メキシコの他のどの街よりも気品と重厚さを感じる。
メキシコの街って、スペイン統治時代の名残でヨーロッパの風情がある。
かつ、ラテンの明るい装飾っていうのがだいたいのお決まりだ。
どこも似ているというわけではなく、
特に装飾はその街の特色があるように思う。
プエブラではタイルの装飾が特徴的だ。
グアナファトなんかは建物の壁を
ペンキでカラフルに塗られている。
ここでは貼り付けられたタイルが
明るさを生み出している。
伝統の陶器、タラべラ焼きの産地でもあるからか、
そういった装飾が地元に根付いているのかも。
さて、今日は日曜日。
街では青空市が開かれる。
賑わう方へと進んで行った。
アンティークの小物とかが人気なのかな、無数にあった。
民芸品とかもいっぱい売っているけど、多くはない。
この青空市は観光客向けってわけではなさそうだ。
プエブラから少し離れたところに住む人たちが、
週末ここに遊びに来ているようだった。
散策していると、気になるシャーベットの屋台を発見。
吸い寄せられた。
ニエべ(スペイン語で“雪”)という名のシャーベットだ。
味はLOKAってやつにした。
後に調べたけど、LOKAが何なのかわからない。
爽やかなライムの香りとほんのり酸味があった。
瓜っぽい感じもしたけど、結局何味だったんだろう。
かなり美味しかった。
暑かったので冷たいものを口にするだけでかなり体力が回復した。
メキシコに来てからというものの、すっかりチリの虜だ。
アイスやフルーツにチリをかけるメキシコ人の気持ちがわかる。
さてお散歩、再会。
この街にはアメリカ大陸で最古の公共図書館があるという。
入ってみると、中庭でコンサートがやっていた。
図書館といっても、本を借りれるわけではない。
貴重な書籍のようで、触ることすら許されていなかった。
内装が美しいので、博物館感覚で楽しんだ。
そのあとはどうやら有名らしい通りを周った。
“アーティスト通り”と
“お菓子屋さん通り”だ。
どっちもワクワクする響きだな。
店内には恐ろしく甘そうなお菓子がぎゅうぎゅうに詰められている。
実際、恐ろしく甘い。
試食させてもらったけど、一口で満足だった。
せっかくだから買ってみたかったけど、食べれる気がしない。
その甘い口のままに、カフェに行った。
歩くのもちょっと疲れたし、コーヒー休憩。
ふと周りをキョロキョロしたんだけど、
カフェにいた全員がポケモンGOしていた。
そういえばこの日、ポケモンGOしている人たちがめちゃくちゃいた。
なんかのイベントでもあるんだろうか。
1人で楽しむ人もいれば、団体もいる。
ポケモンのTシャツやキャップをまとっていたり、
ぬいぐるみをバッグにつけていたりと、
どうやらみんな熱心なポケモントレーナーだ。
人気なんだな、ポケモンGO。
私は弱小トレーナーなので
こっそりアプリを開いて、
強そうなポケモンがいるのを見て閉じた。
そんなこんなで、そろそろ夕方。
宿に帰る前、ちょっと小腹を満たすのにモレーテを食べた。
トルティーヤ(タコスの生地)に具材を入れて揚げたもの。
上にはたっぷりサルサとクレマ(チリの入ったソースとクリーム)がかかっている。
中身が選べるんだけど
私はティンガっていうやつにした。
トマトと飴色玉ねぎ、チポトレ(燻製チリ)が入っている。
玉ねぎが甘く、
上にかかっているサルサはちょっと酸味がある。
このバランスが美味しかった。
パートナーはチーズが入っているやつにしていた。
一口もらったけど、ジャンキーで最高だった。
メキシコの揚げ物って美味しい。
今のところ外れたことがない。
いつだって油は新鮮だし、
揚げ方も上手なんだろうなあ。
屋台でよく見るけど、
結構大量の油でどんどん揚げていってるところが多い。
揚げ物はでかい鍋でする方がイイ、
みたいなところあると思う。
(気品ある街の話だったのに、揚げ物で〆ちゃった。)
プエブラお散歩コースの記事を書きました。
旅の参考にどうぞ!