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X DESIGN 07 Paper Prototyping

台風の影響で先月は延期になり、2か月ぶりとなる今回の講義、第7回ペーパープロトタイピング。今までは頭で考えることがメインだったが、ここから実際に手を動かしながらのプロセスに移行していく。

台湾電動スクーターGocoroの衝撃と気づき

はじめに先生のほうから台湾ワークショップでのお話があった。台湾の電動スクーターを開発しているGogoro社のCEOを招いて話を伺ったそう。

Gogoro社
睿能創意股份有限公司, 略称として睿能創意またはGogoroは電動バイクの開発と販売及び電池交換施設を主業務とする 台湾 の ベンチャー 企業。 2011年Gogoroは陸學森 とMatt Taylorにより設立された。 設立当初Gogoroは尹衍樑と王雪紅からの 5000万 USドル を獲得し元手とした。https://ja.wikipedia.org/wiki/Gogoro より

台湾はスクーター文化で、道路にはスクーターで溢れかえっている。その写真も衝撃的ではあるのだが、これが環境問題にもなっていて、マスクをしないと走れないくらい空気が悪いそうだ。


「我々はプラットフォームであり、未来型の交通を提供するため、ハードウェアやソフトウェア、サーバーテクノロジーを創造し、街をクリーンでヘルシーにできる方法を展開する。」という明確なビジョンのもと、事業を展開している。もっともその熱量がすごかったらしい。日本の多くの企業の課題でもある「ビジョン」の旗印を掲げゲームチェンジを体現している。


Gogoroのすごさは単なる電動スクーターメーカーではなく、スクーターに積むバッテリーのプラットフォーマーとなろうとしてる点だ。台湾には1200台の充電キオスクがあり、ユーザーはいつでもステーションでバッテリー交換ができる。

車でもそうだが電動モビリティの一番の肝はバッテリーであり、総重量の3分の2はバッテリーの重さであったりする。バッテリーのプラットフォーマーになってしまえば、極論自社でスクーターを製造しなくても儲かる仕組みのできあがり。実際ヤマハはGogoroからOEMで台湾向けに製造をしている。

さらに政府や市とも連携しており、購入の際の補助を受け20万程度で手に入れることができたり、無料駐輪可能な場所を増やしたりと、プラットフォーマーとなるべくものすごい勢いで規模拡大をしているのが印象的だった。


この事例を聞いて、ゲームチェンジを企てる今回の課題にも転用できるなと思った。ひとつはビジョンの重要性。創業者だと明確なビジョンが、それなりの規模の企業となるとそれがわからなくなったり、弱くなったりする。企業を人としてとらえるともう少し腑に落ちやすく、この人(企業)はどんな動機で、リスクを背負ってまで事を成したいのか。なにを実現したくて起業しているのか。ひとごととして捉えてみると企業のもつアセットとビジョンがみやすくなるのではないか、と思った。

もうひとつは、以前も先生がおっしゃっていたゲームチェンジの要素でもある、プラットフォーマーになるということ。サービス設計のなかで、極論自ら製造するのではなく、そのエコシステムがまわるプラットフォームを構築すること。上の事例でいう電動スクーターにおけるバッテリー及びそのシステム。わたしたちAチームが今回のペーパープロトタイピングで可視化した中にもそのヒントは隠されていて、自ら製造するだけではなく、いかにそのシステムをパッケージ化し外に提供できるようにするか、という考え方がゲームチェンジには大切な要素のひとつなのだ。

ペーパープロトタイピングのよさ

これらはペーパープロトタイピングをもとに先生のフィードバックをもらい改めて気づいたこと。ペーパープロトの良さは、考えの見える化になり、議論の的として機能すること。いろんなひとを巻き込んで進めるには最適なツールだ。

「ラフさ」の重要性も今回知った。ペーパーに手書きでラフにやるのが肝で、詳細に見えすぎないほうが今のフェーズにおけるすべき議論に集中できる。
いままでラピッドプロトって「汚くいい」「ラフいい」って捉えがちだったけど、正確には「ラフいい」ということ。(雑に、ということではない)

またペーパーにすることで何度も推敲できるのがとてもよくて、何度も目にするうちに気づくことがあるそう。


プトロタイピングは前回やった体験シナリオをもとに設計と評価をおこなうので、いかに前回のシナリオが重要であるかは認識できたし、そこがしっかり設計できていないと成り立たないことを知れた。いままで評価の面ってどうするんだろうとは思ってたから、今回の説明をきいて繋がってきた。


ワイヤーフレームの前に簡易ストーリーボードを描くのだけど、メンバーの中にはラフイラストがうまいひとが多く、ずっと関心しきりだった。ささっとラフな絵が描けることはデザイナーとしてできとかないとなと、地味に刺さってた。ラフ絵もっと練習しよう。


サービス内容はまた少しプロセスもどって見直してみましょうと確認しあい、若干デジャヴを感じながらビアバッシュとお好み焼きを楽しんだ夜。(運営の方々、いつも本当にありがとうございます)次回にむけてまた考えることが増え(気づきも増えた気がするし)よき。



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