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こども3人連れて離婚かよ。

あるママ友にかけられた言葉だった。当時住んでいた自宅のそばの幼稚園に長男が入園した頃だ。

何気ない会話の中であるママ友が「じゃあ○○ちゃんて呼んでいいかな?苗字だけどいい?大丈夫?離婚なんてしないよね?笑」と問いかけてきた。

わたしは「いいですよ!離婚はわかりません!自信ないですねwww」と答えた。

その時に居合わせた他のママ友にかけられた言葉がこれだった。

「いやいやw  こども3人連れて離婚かよ?w」と。

まさかそんなことにはならないとみんな思っていたんだろうけど。


(いや、フラグ立ってたよな完全によwwwww)


今からおよそ3年前の冬、事件は起きた。

すんなり円満離婚とはいかなかった。

なぜならわたしが警察を呼んだのだ。そしてさらに逃げた。

シェルターへ。シェルターとはDV等の被害から一時的に被害者を保護しかくまう安全が保証された場所である。都内某所にあるのだ。

その日、あいつは休みで当時の自宅にいた。通常通り昼過ぎまで寝ていたのだ。

遊びから帰ったわたしと子供達に起こされ目が覚め腹が立ったのだろう。私たちをどついて家から締め出した。

「お母さんがまた蹴られてる!!!」と長男が叫んだ。

「隠れてなさい!!!」とわたしは叫んだ。

その瞬間ツーーーンと終わった音がした。あ、警察呼ぼっ。もう無理だわこんなの。もうたくさん。そう心の声がした。

警察官が数名かけつけてくれた。なぜだか涙が滲んできた。悔しい。こんなことになって。わたしはこんなクソ野郎との生活のために人生を棒に振った。最悪だ。死にたい。そんな想いが込み上げた。

「DVはいつから?」刑事さんに尋ねられた。

次男が生まれたあたりからですかね、そう答えながらこの際とことんあいつに復讐してやりたい、そんな気持ちになっていた。

離婚の意思を問われた時、わたしの心は決まっていた。

その足でシェルターへ向かうことになったのだ。幼な子を3人連れて…わたしは逃げた。

親子4人で再出発する気満々だった。

ホッとしていた。本当は以前から離婚したかったのだから。

本当はもっとずっと前から気づいていたのだ。本当の気持ちに。

本当の結婚相手はこいつじゃないとわかっていた。

結婚前からこうなることはわかっていたはずだった。このことには後で詳しく触れていきたいと思っています。

逃げた当時はこれで楽になれる、呪縛から解き放たれる、子供達のために一人で頑張るんだ、そんな風に思っていた。


…ハズが


この後想像の向こう側の事態が起きた。青天の霹靂だった。甘かった。


次回へ続きます。読んでくださりありがとうございます。

しばらくの間慣れるまでは離婚を軸に自分の身に起きた不思議な出来事なども含め、出産や子育てにも触れながら人生について書いていきたいと思います。

あまりに明け透けな内容(18禁)の時は有料記事になるかも知れません。。

趣味の音楽、映画、和装、料理、語学などについても触れていきたいです。




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