見出し画像

歌がにがてな人魚

ルイス・スロボドキン/作
小宮 由/訳
瑞雲舎
本体価格:1,500円+税
.
甘くすんだ声で歌をうたう金髪の人魚たちの中に、一人だけ髪が赤くて、歌が苦手な人魚がいました。あまりにひどくて大きい声なので、みんなといっしょに歌うことができません。ところが、ある事件をきっかけに、その歌声が大いに役立つことになるのです……
.
コンプレックスに思っていることが、視点を変えれば、他人から見れば、個性になる。あなたはあなたのままが素敵なんだよ、そんなことをほんのりと気づかせてくれる本です。
.
瑞雲舎さんでは『ふたごのカウボーイ』『ヤナギ通りのおばけやしき』につづく3作目のスロボドキンの幼年文学になります。すべてのページに挿絵がありますので、読んでやるなら、年長さんくらいから楽しめると思います。
.
今回も『ふたごのカウボーイ』に引き続き、巻末にエッセイを載せました。「おとなに本をすすめよう!」というタイトルです。読者である子どもたちに語りかけるように書きましたので、こちらもぜひ読んでみて下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?