芸大の通信課程に入った社会人大学生の近況、冬期編

気が付くと冬期どころかもうすぐ春期の課題返却シーズンになってしまうのでいい加減冬期編を書かなければ…という書き出しで少し書いたとこで止まっていたら夏になっていたのでいい加減冬期編を完結させます。

……ということで冬期の振り返りをしたいと思います。

まず冬期を一言で表すと「迷子」でした。

私が心血注いで作っているゲームの一つに『デウスエクスマキナの教理 ~殺人遊戯はトロッコ問題の解を得るか~』(以下デウ教)というデスゲーム運営シミュレーションゲームがあるのですが、春期と夏期にあったキャラクター基礎1・2ではこのデウ教からBELとDELという男女を描いて提出していました。

ですが普段立ち絵しか描かない自分にとっていろんな角度でキャラを描くというのは非常に難しく、どこまでも作画が崩れていくキャラクターにひたすら謝りながら作業をしていました。

もちろんモチベもガンガン下がります。

そして夏期は履修モデル通りに進めるとキャラクター基礎以外にもクリスタの3Dモデルを利用して絵を描くという課題があり、こちらも要件を満たしていれば既存のオリジナルキャラクターで良いとの事だったので同じくデウ教からSUBとDELを描いていました。

自創作のキャラクターで出せる課題はこのクリスタ課題が最後なので頑張って描いていたのですが、締切に間に合わせるには納得のいかない部分をそのまま仕上げなければならなくなり、心血注いで作っているゲームのキャラにこれ以上雑な対応をしたくないという事で夏期提出をギブして冬期に回しました。

そして仕上がったのがこちらの絵です。


夏期をパスしたことにより3シーズンかけて今の自分に出来る限りの事をして仕上げた絵です。

さぁ、評価はどうなったでしょうか?

答えは……

C68点(理解力:B- 表現力:B- 造形力:C+)

……。
…………。
……………………。

お疲れ様でした。_(´ཀ`」 ∠)_

ちなみに60点未満はD評価(落単)となります。

これには大分心が折れまして、何が一番きつかったかと言えば一生懸命描いたDELとSUBの絵と、

この絵が、

1点違いだった事ですよ!!!!

このビリっと破いて突っ返されそうな絵はイラスト実習I(通称食事課題)といって年齢と性別の違う4人が食事をしている風景を描けというものなのですが、クリスタ課題に一点集中していた私は単位になれば良いと割り切って見ての通りのクオリティで出しました。

褒められた行為ではないですが休日くらいしかまとまった時間のない社会人が全部の課題を全力でこなすのは不可能なわけで私は命の次に大切(ちなみにお金と家族も同率二位)なデウ教キャラ達を1ミリでもきれいに描くことを選んだのです。

それがこの結果ですよ。

C67点(理解力:B- 表現力:B 造形力:C-)
※クリスタ課題より1点低いだけ

流石に悲しくなりました。

クリスタ課題が下手すぎるのか食事課題がお情けで点をつけて貰えているのか……(´;ω;`)

冬期はクリスタ一点集中だったので他の課題もやっつけで、

【イラストレーションIII-3】B74点
理解力:A 表現力:C+ 造形力:B+
※椅子に座って勉強する人を描けという背景課題


【アニメーション】B73点
理解力:B /表現力:B /造形力:B
※3秒程度のアニメーションを描く課題



【アートディレクション】C:65点
理解力:B-  表現力:C  造形力:C
※実際の現場ではありえないような事故ったCGをレタッチして修正指示を出す(著作権の問題でこちらは未掲載)&その指示内容を反映させた絵を自分でも描いてみる

いや、アートディレクションはそれなりに頑張ったんですが、まぁ妥当な評価ですね…といったところです。

そんなこんなで頑張っても手ごたえのない冬を過ごしてモチベーションが下がったまま翌年(今年)は休学の選択となりました。

理由は前回の記事で言っているように普通にやってると課題を出すだけで終わってしまうので1年自主学習期間に充てる為です。

とにかく冬は散々というか春夏と大して変わってねー!!!!!とショックを受けて終わりました。

ただ、そんな中でも良いことがありました。

まず一つ目が、過去に2度敗北しているニコニコ自作ゲームフェスで『真実か×××か』が敢闘賞を取ったことです。

これは本当に嬉しかったです。

過去にはこんなふてくされたツイートをしているのですが引リツでこうツイートしている方がいて

この言葉の意味を授賞式に参加して初めて理解しました。
授賞式(と懇親会)には制作歴も創作に対するスタンスもバラバラの多種多様な人達がいたのですが、皆ゲームを作るのが好きという点だけは共通していて会場には何とも言えない熱気が漂っていたように思います。
運営の方とも少しお話をしたのですが自作ゲームが好き+ニコニコが好きでドワンゴに入った同世代の方がいてとても嬉しくなりました。
主催も参加者も皆自分が好きなものを大切にしている人達ばかりで本当に楽しかったです。
多分ほとんどの人が「また面白いゲームを作ってこの場所で再会したい」と思ったんじゃないでしょうか。
私もそのうちの一人で受賞コメントの時に続編作ってるので頑張りますとか言ってました。

そして更に何カ月か経ったある日の事……

ゲーム公開から半年近く経っていたのですが、にじさんじの剣持さんが真実か×××かを遊んでくれました。Σ(゚Д゚)
ちなみにこれ書いてる2日前に同じくにじさんじの北見さんが遊んで下さり、にじさんじのライバーさんはフレンさん、剣持さん、北見さんの3人になりました。
他所のフリゲと比べてかなり地味な部類なので本当にありがたい限りです。

そんなこんなでいいことも沢山あったのですが大学に入った目的である「美麗なキャラグラフィックを描けるようになる」というか、「新卒ならゲームグラフィッカーとしてどこかしらに就職できるレベル」には全然到達できず道筋さえみえていない状態なので残りの休学期間も可能な範囲で頑張っていく所存です。



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