思わず枕にパックしたってば

あなたの人生より自分の人生を憂う時間を持ちたいんじゃい、なんて不思議と最中は１ミリも思わず、最近毎日7件ほど、初めましての人と日々顔を合わせている人を前にし、頭を悩ませている。

何故か昔から彼らを前にすると、自分のことなんて後回しでよいと迷うことなく思えるから、合っているのだろうとも思うし、合っていないのかもしれないとも思う。本当のところどうなんだろう。ここ6年ほど考えているが、まるで答えは出ない。しいたけさん、教えてくれないだろうか。

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ところで、今日は整った文章で書くつもりはないのでご了承願いたい。多少愚痴や弱音も混じるかもしれない。頭の整理と記録に付き合ってもよければ読み進めてほしい。

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仕方ないといえば、本当に仕方がない。この状況の中で最善を探してそれぞれが悩み、決断した結果が今なのだから、その中でのらりくらり、もしくはがむしゃらにやればよいのだということも分かっている。ただ、のらりくらりが性に合わないために少々、第一段階目の、限界が近い。そう、第一段階だということが分かっている時点で救いがある。伊達に30年近く生きてきたわけじゃないようだ。

話を戻そう。通常より増されたタスク、ただでさえ立て込むシーズンに、この初めましてを繰り返さねばならない状況を作る必要はなかったと強く思っている。現場をもっと見よ、上の人たち。　大事なのは大事だ。だからといって本当に「今」だったのだろうか。気づけば日曜、久しぶりに家にいた。カウントしてみるとちょうど20日、続けて職場に通っている。したくてしている、絶対ためになるだろう、なってほしいと願ってプラスした仕事もあるから、もっとカットすれば良いことは承知の上でどこにも文句は言えない。だからこそ溜まる疲労。…おっと、ここらへんにしておこう。それが本題ではない。

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そうやって、徐々に第一弾！限界☆が近づいているのをイヴやパブロン、湿布などで誤魔化しながら今日に至るのだが、ささくれだった心は誤魔化せていなかった。彼らがいなくなった後、気が緩んで顔を出すカリカリモードの自分。またそれが嫌で発動する自己嫌悪モード。夕方から夜にかけての悪循環が甚だしいったらありゃしない。未来の自分のために準備せねばならないことが山積みで期限も迫っているというのに、それをOFFしたくて寝ちゃう日々。うんざりしていた。

そこに来た、特効薬。頑張っている友人からの共感と、かっこいい尊敬する先輩からの激励のお言葉よ…。今夜こそは頑張れ！と最後のイヴを飲み切り、ちょっとお高めのパックを冷たッとなりながらセットしたところだったと思う。側にあった枕に突っ伏した。枕にもパックしちゃった。もったいな！明日はつるんつるんになっててよ、枕。

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新海誠さんの「言の葉の庭」が好きだ。何でかってBGMが好きだとか絵が美しいとか色々あるけど、あの人すごくない？ファンデーションが落ちて割れちゃってだめになる主人公の描き方とかハッとさせられる。何かが溢れる瞬間って、結構大きな何かが起こるとかではない気がしている。ほんの些細なことでダメになるし、溢れ出る。

ありがとう、先輩と友人達。私は蠍座なので、こういうピンチの時に寄り添ってくれた人のことはそれはもうしっかり覚えている。(しいたけさんが蠍座はそうって言ってたんだけど本当にそうなんだよね、こわい。いや、しっかり覚えてるよっていう発言のほうが何かこわいかもな。ね。)どこかで倍返しで恩返ししようと自分の未来のスケジュールに刻むんだけど、ちょっと、何かあったら駆けつけるからね。ありがとう。

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太宰治、あんまり作品は好みじゃないんだけど、好きな言葉があって。

「ひとの寂しさ侘しさ、つらさに敏感な事、これが優しさであり、また人間として一番優れている事ぢゃないかしら」

1番かどうかはともかく。私は仕事中もこれを大事にしている。

明日はもっと優しくあれそうだ。お陰様で。