ブラックジャック カウンティングの基礎

ブラックジャックの期待値は-1.0%ないし-0.5%と言われています。

幅があるのはルールや使用するデッキ数によってハウスエッジ(胴元の取り分)が異なってくるからです。

もちろん、これは基本戦略(BS)に忠実に完璧にプレーした場合の話です。

つまり、一度に1000円程度賭けるテーブルの場合、長期的には1回あたり5円~10円を支払っていることになります。100回で500円~1000円、1000回で5000円~10000万円です。

もちろん、これだけの料金でひたすら遊んでカジノのただ飯を食べてのんびりできれば全く問題ないですが、儲けることは不可能です。(一時的に運が良くて儲かることはあるかもしれませんが、逆もまた然り)

ということで、当たり前ですが、きちんと儲けようと思えば期待値がプラスのゲームをするしかありません。

そんなゲームがあるのか? というと普通はありません。

が、ブラックジャックはもともと期待値が良いゲームなので「カウンティング」という手法を使えば期待を+0.5%ないし+1.0%にもっていくことができます!

このnoteではカウンティングについて解説します。


カウンティングとは

カウンティングは、ざっくり言うと過去に出たカードをざっくりと把握して、残りのカードがどれだけ自分にとって有利か(ディーラーにとって不利か)を考えてプレースタイルを変える方法です。

では、どのような状態がプレイヤーにとって有利なのでしょうか。

それは、「絵札とエース(ハイカードと言います)が多く残っているとき」です。

ディーラーは残りのカードがどのようなものかを問わず合計が17になるまで引き続ける必要があります。そのため、絵札が多いとバーストしやすくなります。

また、プレイヤーとしてもブラックジャックや20といった強い手ができやすくなるので強気の勝負をすることができます。

ざっくりとこんな理由で、ハイカードが多いときはプレイヤーに有利です。

そこで、残りのトランプの中にどれだけ絵札があるか評価しようとするのがカウンティングです。

カウンティングのやり方

まず、カードに点数(評価値)を割り振ります。

ハイカードが場に出てしまうと残りが少なくなってしまうので-1とします。

一方で、2~6のカード(ローカード)が場に出ると残りのカードの中に相対的に多くハイカードが含まれることになるので+1を割り振ります。

7~9は中立で0とします

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そして、トランプが1枚引かれるたびにカードに割り振られた数字を足していきます。

画像2

足し上げていく数字のことを「ランニングカウント」と言います。

つまり、ランニングカウントの数値が大きい = 残りのカードの中に相対的にハイカードが多い = 自分に有利 となります。

基本的には、カウントが大きい時を狙ってベットを増やしたりして稼ぐことになります。

ランニングカウントとトゥルーカウント

しかし、カウントが8だったとしても、まだ8デッキ残っているのと4デッキしか残っていないときの時の有利さは違うはずです。

なぜなら、カウント=8は残りのカードの中に平均よりも8枚多くハイカードが残されていることを意味しますが、デッキあたりで考えると残り8デッキの時は1枚、残り4デッキの時は2枚と差があるからです。

そこで、ランニングカウントを残りデッキ数で割った「トゥルーカウント」を導入します。

これは残りのカードに1デッキ当たりハイカードがどれだけ多いか(少ないか)を表す数値になります。

当然、ランニングカウントと同じく数値は大きいほうが有利です。

そして、トゥルーカウントが1ないし1.5を超えると期待値がプラスになります。

トゥルーカウントの把握方法

残りデッキ数ってどうやってわかるのか? という疑問を持った人が多いと思います。

が、残りデッキ数の把握は割と大雑把です。

ディーラーの近くに、これまでに使ったカードを積み上げるところ(スタック)があるので、そこに何デッキあるかを目分量で測り、テーブルの使用デッキ数から引いて残りデッキ数を把握します。

大さっぱではありますが、実はこれが非常に大切で、目分量で使用済みデッキ数を測る正確さがカウンティングの成否を左右します。

カジノによってトランプが異なり、紙の厚さが異なるので、最初の52枚を数えて「1デッキの高さ」をきちんと把握しましょう。

カウンティングの練習法

カウンティングは練習あるのみです。

ここでは、僕の行っているカウンティングの練習方法を紹介します。

まずは、トランプを使って自分で練習することです。6デッキや8デッキそろえられれば良いですが、100均で2デッキくらい買えばいいかと思います。

そして、シャッフルして裏向けに持ち、1枚引いては表がえしてランニングカウントを更新を繰り返し、全デッキ終わったところでカウントが0に戻っていれば成功です。

これを正確に1分あたり2デッキのスピードでできるようになりましょう。

それができるようになったら、オンラインカジノに登録して実践に近い環境で訓練します。

アカウントを作るだけでよく、入金する必要はありません。

多くのオンラインカジノでは他人のプレーを見ることが可能なので、ひたすら見ながらカウンティングの訓練をします。

オンラインカジノのディーラーはディーリングが速いことが多いので初めは大変かもしれませんが、良い訓練になるので頑張りましょう。

どこでも練習がしたければアプリもあります。

Google PlayやApple Storeなんかで探せば出てきます。


最後に

カウンティングしているだけでは期待値はマイナスのままです。カウントが良いときに大きくベットをするといった行動が必要です。

基本的にはトゥルーカウントが1または1.5を超えたときに大きく賭ければ問題ないですが、それ以外にもカウントによって基本戦略から外れた行動をすることで期待値をさらに上げる方法もあります。

その辺は次回以降に書きたいと思います。

では!


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