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好きなもの

思いついたように。やろうと思うとできない。

今回は好きなものとして、ゲームについて。

1番好きなゲームについて語りたいことが、、、

MOTHERというゲーム。シリーズ化されていて設定としては一応MOTHERとMOTHER2・3は繋がりがないとされている。2・3はポーキーという同じ登場人物が出ていて、それぞれ別の次元の世界のお話ということになっている。

まず、このゲームがどういうゲームか。種類としてはRPG、しかし、それまでに製作されていたものとは少し色の違うようなものである気がする。

どのように違うか、まず敵、いわゆるモンスターはあまり出てこない。悪の力によっておかしくなってしまった人、動物、物がほとんどである。そのため敵を倒すと、○○を倒した!とかではなく○○はおとなしくなった!というメッセージが出てくる。これは倒してレベルを上げていく既存のRPG作品とは大きく異なる要素である。

そして次に、冒険をしていると登場する、街の人を含むキャラの発する言葉や看板、メモが示す言葉が妙に引っかかる言葉が多い。自分の1番好きなの台詞としては、ベタではあるが、MOTHER2主人公ネスのママの言葉。    

「えらいひとや おかねもちに 
ならなくてもいいけど・・・・
おもいやりのある
つよいこにそだってほしいわ。」

この台詞は、物語終盤で登場するネスの記憶や信念、想いからつくられた精神世界に旅立つ前に見られるネスが産まれたときに、ママが言っていたものである。

また、

「だれにはなしているのだ」

これは、冒険をしていく上で看板を調べたりするが何もないところで”チェック”という行動を行うと出るメッセージ。なんでもないメッセージだが、プレイヤーにはとても記憶に残るものだろう。

これらの台詞は糸井重里さんというコピーライターが本職の人物によって生み出されたものである。その他色々な記憶に残っている言葉が多すぎて紹介しきれない。本当に言葉を紡ぐ才能に溢れているとプレイするたびに思う。

最後に紹介するのは、戦闘中の”ドラムロールシステム”である。これは相手からダメージを受けた際に、HPがそのダメージ分をそのまま受けるのではなく、ドラムロールのように減少していくものである。そのため、残存しているHP以上の致命傷のダメージ、いわゆるオーバーキルのような場合に相手を倒して戦闘を終わらせたり、逃げたり、回復手段を取ったりするとHPが0にならずに途中で停止する。

最初はこのシステムに気づかなくても、序盤において撃破時に、そのシステムを伝えるため、と言わんばかりのダメージを与えてくる敵が登場する。これ以降、そのような敵が何種類も登場するが。笑 このように、プレイヤーに戦闘システムなどを伝えてくれる配慮もさりげなくて、好き。生きている限り、立ち直ることができるということをメッセージとしてとても強く感じる。

また、道中強制イベントとして登場するてんさい写真撮影家による写真撮影。そして、自分の名前を入力させられたり。プレイ中は何だよこれ、早くー、と思っていたが、エンディングにおいてこれらはとても大事な意味を持つ。それに気づいたときはこれまでの冒険を振り返って、本当に泣いてしまった。

他にも色んなことを記しておきたいけど、長くなりそうなのでこれくらいで。



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