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【こころに残るキャッチコピー】生きろ。 // 『もののけ姫』 糸井重里


もののけ姫(1997)

わたしが知った初めての【コピーライター】は、糸井重里さんです。
それは、糸井さんがジブリ作品のコピーを担当していらっしゃったからかもしれません。

このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん。

となりのトトロ

4歳と14歳で、生きようと思った

火垂るの墓

おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。

魔女の宅急便

私はワタシと旅に出る。

おもひでぽろぽろ

カッコイイとは、こういうことさ。

紅の豚

・・・どのキャッチコピーも、記憶にピン留めされているような感覚です。

『もののけ姫』の、【生きろ。】というキャッチコピーが生まれるまではさまざまな案が出て、没になり、ことばたちがこんがらがっていたそうです。

余計なものを削ぎ落としたメッセージ。

サンへ、
アシタカへ、
森の動植物たちへ、
人々へ、
わたしたちへ、
【生きろ。】


【生きて】でも【生きよう】でも、なくて、【生きろ。】だった。
句点がついているのにも、意味と強さがあるような気がします。

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