見出し画像

モラハラ加害者についてのアンケート結果についての考察

平成ももうすぐ令和に変わりそうな先日、期間を1週間と設定してTwitterでモラハラ加害者についてのアンケートを実施しました。

僕はそこまでフォロワーさんが多い訳ではないので、正直そんなに票数も集まると思っていなかったので、アンケートをしたとしても、その結果にリアリティが現れるとは思っていなかったのですが、皆様のご協力により思っていたよりも随分と多くの方に投票して頂く事が出来ました。

ご協力ありがとうございました。

結果発表

サムネにいきなり貼り付けてあるので、特に発表とかしなくても結果は最初からネタバレしていたのですが、一応ツイートを貼っておきます。

このアンケートをしようと思った背景なのですが、「モラルハラスメント」と言う言葉を提唱したフランス人の精神科医の方が、その加害者の人格・心理構造として「自己愛」「ナルシシズム」と言う言葉を伝えているのにも関わらずTwitter界隈(僕が見ている限りですが)では「モラルハラスメント」や「モラハラ」「モラ」と行為に対する言葉だけが独り歩きしていて、その「原因」についてツイートしている人が少ない様な気がしていました。

確かに吐き出す事も大切だと思いますし、そもそも自分がモラハラの被害者だなんて気付いていない人だっているのが現実だと思います。

そこで「モラハラ」と言う現実を知り、そのストレスを吐き出す場所としての「Twitter」は大正解だと思います。

ただ、ネガティブなツイートの人達が繋がり、そこでネガティブな共感が生まれ、ネガティブなツイートが溢れるタイムラインに明るい未来が流れて来るのでしょうか?

僕は自分では正直まだネガティブよりだと自覚しています。でも、加害者が何故モラハラをするのかと言う原因を知る事により、様々な事が随分と前向きに考えられる様になりました。

それも「note」や「Twitter」で繋がる事が出来た「モラハラ環境からのサバイバー」の方々のお陰だと思っています。

男性のモラハラ被害者は表面上はあまり多く無く、マイノリティなのは自覚していますが、そんな僕を認めてくれて、アドバイスまで頂いたり。

実は少し前にTwitterで「陰湿被害妄想的加害者」的な事を、とあるアカウントの方から言われていたらしく、それを聞いた時はこちらの置かれている状況も気持ちも理解する事なく、好き勝手に言う心無い人に対し正直腹が立って多少怒りのこもったツイートをしたりしていました。

今を思うとその頃は、今と比べると「自己肯定感」がかなり低かったのだと思います。

自分に対して今一つ自信が持てていないから「ちょっと否定的」な事を言われただけで腹が立ってしまう様な「自己肯定感」の低さだったのだと思います。

でも今は違います。たった1人だとしても自分の事を理解してくれる人がいるのならその「自己肯定感」は揺らぐ事は無いと思えるくらいに高まってる様な気がしているので、Twitterでちょっとディスられたとしても平気です。

本題に戻りますが、このアンケートはモラハラの本質に迫る内容だと思っています。

この結果を知る事により、少しでも誰かがその事実を知り、前向きな決断をする為の要素の一つにでもなれたなら幸いです。

結果について(友達がいない)

僕の配偶者の場合ですが、10代の後半で実家が引越していたり、オマケに今と違ってネットもスマホも無い時代だったので「友達」がいなくてもしょうがないのかなぁ。

と思っていましたが、今を思うと向こうから友達だと思われていたのだと思うのですが、久々の再会を凄く喜んでくれて連絡先を交換してくれたり年賀状をくれたりと何度かアプローチを受けていた事がありました。

普通ならそこからまた連絡を取り合う様になって行って何かチャンスがあれば一緒にお茶でもと言う流れになってもおかしくないと思うのですが、一切そう言う事は有りませんでした。

その時は「せっかくあんなに言って来てくれてるのに」と思っていましたが、今思えば自分以外の人間には基本的に興味が無く、人との付き合いは自分にとってメリットがあるか無いかの判断基準しかない「自己愛性パーソナリティ障害」の人間なら当然と言えば当然の事だったのだと思います。

本人にとっては無意識の事なので自覚は出来ない現実だと思うのですが、自分が興味を持てる人は自分が無意識にスプリッティングした上で「理想化」された存在だけなのでその対象は本人から見ると「友達」では無く「特別な自分」に選ばれた「特別な存在」なのだと思います。

アンケートで「モラハラ加害者に友達はいない」と回答して頂いた方や、回答頂いていなくても、あなたのパートナーに「友達がいない」と言う場合でモラハラっぽい行為がパートナーに見受けられた場合には早めに対処した方が良いのだと思います。

心配な方で「自己愛」や「ナルシシズム」の事についてあまり知らないと言う方は是非この下の2つのリンクを見てみて下さい。


この2つのリンクは似通った部分が多くあるとは思いますが「自己愛性パーソナリティ障害」の核となるものが「ナルシシズム」なので参考にしてみて下さい。

この2つのリンクの内容とあなたのパートナーの性格や人格が全く違うのならば、良いのですが、思い当たる節が多過ぎる場合は十分に注意して下さい。

詳しくは下記のリンクを参考にして下さい。

結果について(友達がいる)

こちらに回答頂いた方は、モラハラの被害者だとしても条件にもよるのですが、まだ救いはある様な気がします。

「自己愛性パーソナリティ障害」によるモラハラは、一度スイッチが入ると「ある特殊なケース」を除いては、基本的にモラハラがなくなる事は有りません。

ですが、モラハラ加害者に友達がいる場合、その友達の存在が加害者にとってどの様な存在なのかで、この先の見通しが随分と変わって来ると思います。

Twitterにもツイートしていましたが、

加害者が誤った行いをしている事を知った時に、その友達がそれを正そうと行動してくれて、またそれを加害者が聞き入れる事が出来る関係なのか、それが出来るのがここで言う「友達」です。

そう言う「友達」が加害者にいるのならば、あなたはその加害者の友達に事実を伝えた方が良いと思います。

仮に僕がその加害者だとした場合、僕の配偶者がそれを僕の友達に伝えたとしたら、僕の友達は真剣に僕に向き合い、僕の心の修正を試みてくれるはずです。

その結果更生出来れば良し、出来ない様なら妻と別れる事を勧められ、僕と友達も縁を切られてしまうでしょう。本当の友達なら当然の事だと思うし、もし自分が友達の奥さんから相談されたとしても、同じことをすると思います。

それだけ友達の存在というものは幾つになっても大きく大切なものなのだと思います。

実は数日前にかなり久々に会って友達と話をしました。事前に離婚の事は伝えてあったのですが、僕から話を聞くまでは、説得して離婚を阻止しようと思ってたそうです。

しかし僕から話を聞くだけ聞くと即決。すぐに別れろと言われました。あの迷いの無さ、揺るぎなさには本当に脱帽で、本当に彼が長年こんな僕でも友達でいてくれた事に感謝するしか有りません。

23%の「加害者には友達がいる」と回答された方々の加害者にもこんな友達がいてくれます様に…。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?