漫画村のおかげで、漫画を買うようになった話

※漫画村、BL等の話を含むため、苦手な方はブラウザバック推奨

突然だが、漫画村というサイトをご存知だろうか?

殆どが知っているとは思うが、過去に違法で漫画を掲載していたウェブサイト、それが『漫画村』だ。(現在は閉鎖されている)

漫画村が流行っていた頃、唯一全巻揃えていた暗殺教室も終わって僕は漫画を読むことがなくなっていった。しかしそれから1年以上たったある日、ふとしたきっかけで漫画村サイトを見ると、異質なものが目に入る。それが、

BL(ボーイズラブ)

だった。どんなものかと好奇心でクリックしたら最後、美しく儚い恋愛とその世界観に魅了され、毎日のように読み漁っていた。そこから僕の腐男子が始まっていくのだが、それはまた別の話。

しかし、時はやって来る。漫画村の閉鎖だ。なんとかして他の海賊版漫画サイトで読もうとするが、BL本まで読めるものは多くなかった。僕はそこで大きな壁にぶつかる。

『テンカウント』の6巻を読んでいないのだ。

最初にBLに熱中したきっかけであり、いつでも読めるから他のを読もうと後回しにして結局忘れていた最終巻の存在を、閉鎖後になって思い出した。そこで僕は大きな決心をする、本屋で買うのだ。当時中学生の僕にとってはいつ親に見つかるかわからないという意味で、いつ爆破するかわからない爆弾を背負うのはとても怖いことだったが、それ以上に魅力的なものだった。店員さんの目を恐れながらテンカウントの6巻をレジに出したあの日のことは、一生忘れないだろう。

それ以降、定期的にBL漫画を買っていたが、普通の漫画も買うようになった。漫画の形が好きに思えるようになったからだ。しかし、漫画村が閉鎖されたとはいえ、今も漫画の違法ダウンロードサイトがある。そして、大変恐れ多いことだがそれを愛用している。『デスノート』、『バクマン。』、『かぐや様は告らせたい』は違法ダウンロードサイトで一度全巻読んだのに、それらは全巻大人買いしてしまった。また、『テンカウント』も全巻揃えた。違法ダウンロードでは読みにくかったり、友人に貸すことが出来なかったりなどもあったが、1番の理由がただ

面白かったから。

それだけだった。結論、漫画違法ダウンロードサイトはとにかく踏み込みやすかった。

しかし、この違法サイトはゴミで、これを使っている人間はそれ以下のゴミなのは周知の事実。昔、違法サイトで読んでも漫画を買ったら許されて欲しい、好きな漫画のきっかけが語れないのが辛い!と思った時もあったが、笑止千万、何回も言うが違法ダウンロードサイトを使う人間はゴミでしかないのだ。

肩身が狭くてもいい、読みにくくてもいい、大人になって自分で働くようになったらこのようなサイトは使わず全て買う、だからとても申し訳ないとは思いながら、もう少しの間はお世話になろうと思う。

以上、ゴミ以下の僕の些細なひとりごとでした。


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