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【スタバ編】街角添削してみました!

“ワタシ”を見える化する人、佐倉あきです。
普段はライティングの講師をしていて、自分の内側の部分(あえて言葉にしないと見えない強みや魅力など)を、言葉する方法をお伝えしています。

今日は以前インスタに載せてとても反響があった投稿を掲載します。
【街角ライティング添削!】と言うことで、スタバのテーブルに貼ってあるご案内が人を動かすライティングになっていたのでご紹介!


私が一瞬で目を奪われたのは、全テーブルに貼ってあったこちらのシールです。
ここに人を動かす力のある言葉が隠れているの…わかりますか?


答えは!
シール上部にある「席からオーダーでどうぞもっと、ごゆっくり。」この部分です。
何も考えずに書くと…「席からオーダーできます」ですよね。
でも表記は…「席からオーダーでどうぞもっと、ごゆっくり」なんです!

オーダー(できます)という、お客様が想像できる部分は省き、できるだけ文字数を少なく限られた枠内で伝えきります。
秀逸なのはここです!!
席からオーダーしたらどんな未来が来るのかを「もっとゆっくり」という言葉で表現しています。

※表記は21文字です


「席からオーダーできます」というごご案内をしつつ、「もっとごゆっくり」と
スタバ側から過ごし方をご提案しているんですよね。
「もっとゆっくり」の裏には、忙しい毎日の息抜きに…とか、仕事や勉強での合間のリフレッシュに…などなど書かないけれど、そんな意味が込められていると思います。
そしてスタバのコンセプトでもある、家と職場ともう一つの場所でありたいという「サードプレイス」をこんな短く表現する…まさに圧巻なライティングになっています。(私の想像ですが…笑)

 
これが感情に訴えかける言葉選びで、感情を揺さぶる文章なんです。
このシールを見た人は
ゆっくり過ごしたいな!
レジに並ぶより話してる間に、注文の品を作ってもらいたい!

などと「どうぞゆっくり」という言葉に感情が揺さぶられ→「席から試してみよう!」と人を動かしていきます。

 
感情を揺さぶるというのは何も、衝撃やショックを与えることではありません。
いいなぁ、ほっこりしたな〜という穏やかな感情も人を揺さぶり動かすことができます。

こんな風に大企業は、やることなすこと考え抜かれています。
思いつきではなく、社員さんやプロのコピーライターさんが考えてブランディングしているので、売れるためのヒントがたっくさんあります。

私はこのたった1行に、スタバブランドと、スタバが本当に売りたいものは「物ではなく空間です!」という強いメッセージを感じて勝手に胸熱になりました。

このシールを見つけた時はコーヒーを飲むよりも、この気づきを忘れたくなくて猛烈にスマホにメモしてました。
歩くだけでたくさんの気づきが落ちてるので、ボーッとできませんね…
街角添削でしたー!
 
 


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