Stereolabの『Emperor Tomato Ketchup』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回は Stereolab の『Emperor Tomato Ketchup』を聴いてみた編をお届けします。

フランス語の軽やかさとアンニュイなボーカル、自由奔放に動き回るシンセが癖になる…!

その不思議な世界観を楽しみながら、是非聴いてみてください!

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1.Metronomic Underground
脳味噌がぐにゃぐにゃになる感覚。同じ言葉を繰り返すボーカルは淡々としている。シンセ。反復するリズム。後半にかけて少しずつ盛り上がっていく。微かにhip-hop要素を感じる。

2.Cybele's Reverie
弦楽器ぽい音から始まるイントロがお洒落。軽やかで明るい。だけどどこか切ない。間奏が急にしっとりして、雰囲気が変わる。複雑に重なりあうコーラス。

3.Percolator
泡。ポワポワした音で始まる。パリジェンヌ感があるのはフランス語だからか…と3曲目にして気づく。軽やかでしつこくないフランス語の語感でお洒落さが増す。3:15〜から様々な音が鳴り出して、混雑しながら盛り上がっていく。


4.Les Yper-Sound
ドライブしている時に流れてきそう。ドラムの音が軽い。全体的に陽気。ピコピコしている。シンプルな近未来感。逆再生みたいになって終わる。

5.Spark Plug
渋さと可愛いらしさの両立。後ろで流れてるラーラーララララ〜♪のコーラスのお陰…?曲の長さは短い。

6.OLV 26
ビリビリジリジリしている。無機質なビートと温かさのあるボーカル。3:50〜から鳴り出す煌めきのあるギターのような音好き…。シンセが暴れ回っている。

7.The Noise Of Carpet
スピード感がある。ポップでロック。歌声もほんの少し力を入れて歌っているような、今までなかった感情みたいなものを感じる。

8.Tomorrow Is Already Here
オルガン。マラカスのしゃかしゃかした音。不思議なリズムで掴めない。

9.Emperor Tomato Ketchup
ずっとプロペラみたいな、くすぐったい音が聞こえる。自由奔放に動き回るシンセ。不思議で独特な耳に残るメロディー。フランス語はやっぱり陽気。

10.Monstre Sacre
哀愁漂う。お洒落。ボーカルも何時となく力が抜けていて悲壮感増し増し。

11.Motoroller Scalatron
ミョンミョンした音のオンパレード。陽気な宇宙。聴き慣れないリズムだな…と思ったら7拍子。

12.Slow Fast Hazel
スローなテンポかと思いきや、途中早くなる。緩急がはっきりしてる。不思議な雰囲気。ボーカルもこれまでの曲に比べると勢いがある。

13.Anonymous Collective
分厚いシンセ。重たい。低めのメロディー。落ち着いた雰囲気。鈴の音。低く始まったメロディーは、これまで通りの音程まで上がって終わってゆく。最後の最後に鳴る音が面白い。

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Stereolabは、ロンドンで1990年に結成されたオルタナティブ・ミュージックバンド。ジャンルとしては、オルタナティヴ・ロック、ポストロック、インディー・ロック、クラウト・ロックなど。

(↓は自分の勉強用の単語メモです。)

●クラウト・ロック:実験的ロックバンド群の音楽を指し、特徴は「反復」。

●パン:正しくは「パンポット」といい、左右の音の聞こえる位置のこと。

初めてフランス語の曲を聴いた気がします。お洒落で独特の世界観だった…

次回は The Velvet Underground の『The Velvet Underground & Nico』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに!

今回も読んで頂き有難うございました!






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