Pavement の『Wowee Zowee』を聴いてみた編


こんばんは、内山結愛です。

今回は Pavement の『Wowee Zowee』を聴いてみた編をお届けします。

変幻自在なボーカルと歪みに歪みまくったギター。ギターの存在感には目を逸らせない…!

絶叫してもポップ。穏やかの中に、爽快感と狂騒感が入り混じった独創性の高い一枚です。

是非読んでみて聴いてみてください!

画像1


1.We Dance
アコギとピアノの音。水がジョロジョロ流れてるような音も聴こえる。ゆったり。物憂げな日向ぼっこな雰囲気。寄り添うような歌声。最後のピアノの音不穏。

2.Rattled By The Rush
全体的にズシリとどっしりとしている。ベースがジーンとくる地鳴り系。間奏になるたび色々な音が聴こえる。2:10〜ジャングルにいる不思議な鳥の鳴き声みたいな音面白い。ギターが自由自在に歪んでる。

3.Black Out
綺麗。穏やか。柔らかい。キラキラしている。大きな展開はなく、なだらかに進行。

4.Brinx Job
歌のテンションがヘンテコ。さっきまで猫被っていたのか…!?無理矢理可愛い声を出している。滅茶苦茶な世界観。狂っていく様が強烈。困惑。

5.Grounded
繰り返すフレーズが、残像みたいに頭の中でぐるぐるするイントロ。歌のテンションは普通。ギターの歪みは凄い。重たい。アウトロは残像進化バージョン。

6.Serpentine Pad
勢い。全く違うバンドみたい。テンポが早い。ギターがジャリっジャリ。やけになってる感が楽しい。シャウト。曲が短い。

7.Motion Suggests
不思議の国。怖いおとぎの国。怪しい雰囲気がめちゃめちゃお洒落。のんびり誘惑するような感じ。2:24〜ふわふわしてて夢の中に居るみたい。

8.Father To A Sister Of Thought
名曲オーラのあるイントロ。外国の田舎。カントリー感。「○さんのダーツの旅」で流れていそう。ギターがふにゃんふにゃんで伸縮性を感じる。和む。

9.Extradition
8曲目とどこか似た雰囲気。緩さがある。0:46〜から雰囲気が一変。隠し持ってたヤバさが滲み出始める。笑い声が怪しさ満点。と思ったら前半のようなゆったりとした雰囲気に戻る。

10.Best Friends Arm
いきなりゲームセンター。全力疾走。勢いだけで猛突進。発散している。テンポの緩急が物凄い。ギターが歪まくってバイブ音に近づいている。突然終わる。

11.Grave Architecture
少し怪しい、でも正統派。バカンス。まどろむような雰囲気。2:10〜度々鳴る、ゴロゴロ雷のような黒い塊のような轟音が気になる。ボーカルがはっちゃけてる。

12.AT & T
息を吸う音ドキッ。格好良い気怠さを纏って、楽しそうに陽気に歌ってる。自由。開放感。歌い方の癖が強い。2:42〜頭がぐにゃぐにゃになる。解き放たれてる。

13.Flux = Rad
ベンベンギャリギャリ重たいギター。ハラハラする始まり方。荒削り。硬い。思春期の男子が暴走している感じ。攻撃的。

14.Fight This Generation
自然と始まる。前の曲のテンションをどこに置いてきたんだ…と驚くほどゆったりしている。不穏。曲の展開が壮大。「Fight this generation 」連呼。ピコピコ要素もある。

15.Kennel District
真っ直ぐに格好良い。懐かしい雰囲気。遠くの方でギターが面白いくらい歪まくってる。

16.Pueblo
こういうイントロ大好き…。大人な雰囲気。甘い。泣かせようとするギター。美しい。語りかけるようなボーカル。容赦なくギターは歪む。後半の盛り上がり、ドラマチック。高まる。

17.Half A Canyon
色んな音が飛び交う。ギターの歪みなのか、はっちゃけたボーカルなのかわからなくなる。2:47に驚く。絶叫ラッシュ。人間の声ではない。ギターバトル。

18.Western Homes
楽しげ。ファンタジーなイントロ。宇宙人みたいな声。理解すればしようとするほどわからなくなる。奇妙な雰囲気。


画像2

(↓歌詞カードの写真が陽気で可愛いらしい…)

画像3


Pavement は、1989年に結成したアメリカ合衆国のオルタナティヴ・ロック・バンド。ジャンルとしては、オルタナティヴ・ロック、インディー・ロック、インディー・ポップ、ポストパンク、ローファイなど。

真っ直ぐに格好良い曲、名曲オーラを纏った曲もあれば、ヘンテコはっちゃけ曲もあったり…!

一曲一曲というより、全18曲で楽しむアルバムでした。「違うバンド…?!」って錯覚したくらい、雰囲気が違う曲が入り乱れていて、アルバムの流れが面白かった〜!

次回は The Beatles の『Revolver』を聴いてみた編をお届けします。お楽しみに!

最後まで読んでくださり有難う御座いました。

サポートをしてくださった貴方には57577で貴方宛のお礼のメッセージをお送りします!