The Velvet Underground の『The Velvet Underground & Nico』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回は The Velvet Underground の『The Velvet Underground & Nico』を聴いてみた編をお届けします。

きっと誰もが見たことあるバナナのジャケ写!

ポップなメロディー、ロックで愉快…と思いきやノイズかき鳴らし、カオスで神々しかったり…!
色々な要素が詰まっていて飽きない一枚!
イケてる歌詞にも注目です。

是非読んでみて聴いてみてください。

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1.Sunday Morning
可愛らしいオルゴールの音。タイトル通り日曜日の朝らしく爽やかに始まる。ボーカル浮遊感があって柔らかい。段々とリバーブが深くなる。ポップなメロディー。

2.I’m Waiting for the Man
音がザラっとしている。ギターとピアノの相性が凄く良い。格好良い。同じ音を繰り返しているのに格好良い…!

3.Femme Fatale
ハワイみたいな南国の穏やかな雰囲気。ボーカルが変わる。どこか影のあるボーカルが染みる。コーラスも素敵。ゆったりとしていて心地良い。

4.Venus in Furs
宗教感がある。神々しい。祭殿。鳴り続けている気になる音はヴィオラらしい…存在感が物凄い。気怠そうに歌っているのがまた良い。ジャンルはわからないけど面白い…

5.Run Run Run
軽快。「Run Run Run〜」と声が重なるフレーズが耳に残る。ギターソロの暴れながらフィードバック・ノイズ。ヤバめの歌詞。気怠そうに歌うのとは対照的に感情的に歌っている。


6.All Tomorrow’s Parties
3曲目と同じボーカル。説き伏せるようにまっすぐ歌う。大きなインド象とか周りをグルグル歩いていそう。同じメロディーの反復。終盤のギターが格好良い。


7.Heroin
静かなギター音から始まる。最初ゆったりだけど、どんどんテンポが上がって歌声もそれに応えるように感情的になっていく。緩急が面白い。ポコポコしてるドラム。途中ノイズのようなキリキリとした音。歌声が聞こえ辛くなるほど、滅茶苦茶になって行くけど美しい。


8.There She Goes Again
陽気。ジャッジャッジャッって決まるところ楽しい。明るい。最後にかけて愉快さがヒートアップ。


9.I'll Be Your Mirror
3の倍数の曲順でボーカルが変わる(たまたま)。さっきは影のある歌声だったのに、割と明るめ。曲調も穏やか。浜辺で聴きたい。


10.The Black Angel’s Death Song
バイオリン?ヴィオラのような音。音と音の境目が曖昧で混濁としている。よくわからないリズム。途中途中何かが噴射されるような音にビックリする。歌というより語り、演説のようなボーカル。


11.European Son 焦らされるようなスピード感。急なノイズと激しい物音。歪んだギターの音。なんでもあり。ノイズまじりの強烈な演奏が続き、困惑しているうちに終わった…


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ジャケットのデザインはウォーホル。バナナの絵のジャケットから”バナナ・アルバム”とも呼ばれている!

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The Velvet Underground は1964年結成のアメリカのロックバンド。ジャンルとしては、ロック、アート・ロック、サイケデリック・ロック、エクスペリメンタル・ロック、実験音楽、前衛音楽、フォーク・ロック、フォーク、アヴァンギャルドなど。

(↓は自分の勉強用の単語メモです。)


●フォーク・ロック:フォークとロックの要素が合わさった音楽。

●フォーク:元は民謡や民俗音楽を指すが、民謡から派生したポピュラー音楽も含む。電気楽器は使わないことが伝統的な音楽表現。

●アヴァンギャルド:フランス語で元々「前衛部隊」を指し「最先端に立つ人」、芸術の文脈では「革新的な試み」、「実験的な試み」を指す。


バリエーション豊かで最後の最後まで楽しんで聴くことができたアルバムでした!

音のザラついた感じが面白かった…

次回は Fishmans の『宇宙 日本 世田谷』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに!

今回も読んで頂き有難う御座いました。

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