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憧憬と嫉妬って 似ている

私にはとっても大好きな女の子がいます

かわいくて 細くて 髪が綺麗で まつ毛が長くて たくさんの人に愛されるアイドルであるその子

似ても似つかないけれど 音楽やお洋服の趣味が似ているところとか、私とは(多分)真逆の性格で、おしとやかで女の子らしいところとか
大好きで 憧れで 私のロールモデルであり自慢の推しなの




憧れと嫉妬って紙一重だと思う

以前配信で彼女が「私がこの顔に生まれたのはほんとうに運がよかった」と言っていたことがありました。

ほんの少し、悲しくなった


私は生まれる前から運がなくて 彼女のような整った顔には生まれられなかったし、諦めなきゃいけないことも多かったんだって思ってしまった
もし私がその運をもっていたら バンドと形は違っても音楽を続けられていたのかもしれない、とか 可愛すぎて自分には似合わない と着るのを諦めたあの服も着れたのかもしれない、とか
これまで、足りない容姿をせめて性格で補おうとしてきたのだけれど 人のことを羨んで嫉妬してしまうことは多々あって。一番大好きな子に対してもこういうことを思ってしまう自分に腹が立った

でも最近は 人間だから仕方ないのかな~とも思い始めてきました
他人と比較しながら されながら生きているんだもの、劣等感を持ってしまったり嫉妬したりする感情って 努力でどうにかなるものではないのかも

きっと彼女もそうやって頑張ってきて 今の彼女があるんだと思う

「アイドル」という莫大なコンテンツの中で生き残るには 誰かの特別になって、特別であり続けなければいけなくて、幾多といるアイドルたちと比較(し)され続ける環境で 常に最高を更新しようと頑張り続けていること
今、彼女が思い描いている大きな夢を 既に叶えている誰かがいること

生きている環境はちがうけれど、一緒なんだ 多分

ここまで書いてみて、RADWIMPSの『夢番地』という曲を思い出しました。
この記事で書いたこと、この曲がほぼ代弁してるじゃん。大好きな曲とか 自分にとって救いになる曲に限って肝心な時に思い出せなくて心がぐらぐらになってしまうんだよなあ



どれだけ頑張っても追いつけない生まれもったものはあるけれど、それでも彼女のように素敵なお洋服が似合う女の子になりたいから 彼女のように誰かの人生にちょっとでも影響を与えられる特別な存在になりたいから 自分なりに努力してみています。

毎月まつエクにいったり コンスタントに髪をメンテナンスしに行ったり 夜ご飯はサラダとかささみとか豆腐とかだけにしてみたり 少し背伸びして高い化粧品や服を買ってみたり


全部ぜんぶ自己満足だけど、「彼女のようななにか」になるべく、毎日を少しだけ頑張って生きるのだ。

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