雑記 -2024/6/12

MONO NO AWAREの新アルバム、ザ・ビュッフェについて思ったことを書きます。

MONO NO AWAREはそれまでしっかり聴いてきたわけではなくて、東京とかむかもしかもにどもかも!くらいしか歌える曲はなかった。サイコーなことは知っているがどうしてサイコーなのかは曖昧、といったようなバンドだった。
一昨日このアルバムを初めて聴いた。これから未来永劫聴いていく音楽だなと思った。特に感動したのは歌詞の雰囲気で、ここまで生活とその背景に根差して、そして自分にぴったり寄り添ってくれると同時に気づきを与えてくれるものは聴いたことがなかった。表記やリズミカルな韻の配置からは遊び心が感じられて聴いてる側も気持ちがいい。なんというか、久しぶりに親戚のおじさんに会った時みたいな、落ち着いた高揚を感じられる。聴いていると嬉しくなる。
特に好きな曲は「もうけもん」「イニョン」「お察し身」「アングル」。中でも「もうけもん」は「ハイハイちゃんとやってよ〜」から子供が成長していく過程が小気味よく歌われている。グルーヴィな演奏の裏で、短い文でたくさんのことを想像させてくれるこの部分の歌詞に、親の優しさと愛情を感じて、嬉しくなった。
歌詞の話ばかりしてしまったけれど、サウンドも唯一無二だと思う。特に気に入っているのが、ベースのグルーヴ感。ラップのような歌い方にとてもマッチしているし、自然と体が揺れてしまうオシャレなベースラインに耳が釘付けになってしまう……。ギターリフも個性的で、それをまとめる盤石でタイトなドラムもかっこいい。

先にも言ったけど、このアルバムは今後ずっと聴き続けるアルバムになった。なぜ大好きなのか、ということを言語化するために、雑記という形で残しておこうと思い立ちこれを書いた。気まぐれで更新しようとか思ってます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?