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フルリモートの会社に入社した話

はじめに

こんにちは!
GMOペパボ でコーポレートエンジニアをしているruelleです。
入社してから一ヶ月が経ったので、フルリモートで働いてみての感想や、メリット/デメリットを書いていきたいと思います。

自己紹介

・社会人6年目
・転職は2回目
・前職は放送業界の情シス
・2020年11月1日からペパボのコーポレートエンジニアとして入社
・趣味は猫とゲームとガジェット
・リモートワークするのが夢だった

前職の勤務体系

9時30分始業で、18時30分終業のオフィス勤務です。
通勤には片道1時間超かかり、移動時間は死んだ魚の目をしていました。
早起きと満員電車が苦手だったので、なかなか辛い物がありました。

現職の勤務体系

勤務時間はフレックスで、在宅勤務です。
ただ、私の部署は毎朝MTGを実施しているので、10時30分までに出社する(パソコンの前にいる)ようにしています。

入社するまで

内定後、下記の連絡が届きました。

11:00にオンラインでご入社です(⚠️ オフィスへの出社はありませんのでご注意ください)
時間になりましたらSlackのチャンネルで「出社しました!」と発信をお願いいたします!

オンライン入社

ペパボでは、テレワークを基本とする勤務体制 へと移行している為、入社日も、原則はリモートになるとのこと。

正直、全てリモートというのは、不安の方が大きかったのですが、入社までのフォローが手厚く、スムーズに入社当日を迎えることができました。

入社までの流れとしては、下記の通りです。
1. 希望PCのアンケートが届く
2. Slack/Notionへの招待メールが届く
3. Notionの案内に沿って、必要書類の提出

PCは郵送で届き、入社日までに必要な書類やタスクは、全てNotionに記載されており、不明点があった場合も、Slackで連絡が取れる状態になっています。こういった体制のおかげで、スムーズに入社当日を迎えられる事ができました。

余談
私はペパボに入社するまで、Notion の存在を知らなかったのですが、これは本当に便利なツールです。興味のある方は、ぜひ使ってみてください。

入社日当日

基本的には、Meetでビデオ会議をしながら、セットアップや手続きを進める形になります。

流れ
1. 作業タスクの説明
2. 自己紹介
3. PCセットアップ
4. 各種設定/手続き
5. 配属先部署と合流

マニュアルに沿って、各自でセットアップを進めていき、不明点があれば、MeetかSlackで質問をします。PCのセットアップが完了次第、各種設定や手続きを進めて、配属先と合流する流れになります。

起きた問題
・自宅環境のせいか、ソフトや設定の配布に時間がかかった
・パスワードの種類が複数あるため、混乱した

私以外の方もたくさんの質問をしていたので、少し質問しづらい状況はあったのですが、担当者の方に回答をいただき、なんとか無事セットアップは完了しました。

感想としては、リモートでの入社対応は本当に大変だなと。
オフィスであれば、近くで説明すれば済む話も、リモートだと、画面共有やスクリーンショットを駆使する必要がありますし、お互い状況が把握しづらいので、ストレスになりやすいです。

今後は、改善する側の立場として、上手く進められる形をチームで考えていきたいと思います。

リモートワークを一ヶ月して感じたメリット/デメリット

メリット
・睡眠時間が増える
・通勤のストレスが無くなる
・集中して仕事に取り組める
・家庭内の突発的な用事に対応出来る
・食費を節約できる
・猫と一緒にいれる

デメリット
・環境を揃える必要がある
・コミュニケーションが難しい
・運動不足になる
・気持ちの切り替えが難しい

結論、メリットの方が大きいと感じました。
中でも、睡眠時間が増えること、通勤のストレスが無くなることは、体調にも影響する内容の為、本当に大きいと思います。
関東だと、通勤に片道1時間以上かかることなんて平気でありますし、その為に、朝早くに起きている方も多いと思います。

リモートワークを推進するということは、社員にメリットがあるだけでなく、公共交通機関の混雑防止など、社会的にみても、メリットがあることも多いと思うので、こういった取り組みがもっと広がるとよいなと思います。

もちろん、メリットだけではなく、デメリットもあります。
快適にリモートワークを行うには、オフィスと同等程度の環境を整える必要がありますし、人によっては、環境を整えること(場所の確保等)自体が難しかったりする場合もあると思います。なので、限られた環境の中、快適に業務を行える状態を自ら作る力というのも、必要だと感じました。

また、オフィスであれば、数秒で済んでいたコミュニケーションも、リモートワークになることにより、想定以上に時間がかかってしまったり、自宅にいる時間が増えることで、運動不足になってしまう、オンオフの切り替えが難しくなってしまうなど、様々な課題があります。

ですが、これらの課題は、ツールや人の取り組み方、新しいアイディアで、ほとんどが補える範囲です。ペパボでは、全パートナーがこういった課題に対して、改善意識を持っている為、日に日に良くなってきていると感じます。

具体的な例
・リモートワークにより、削減されたオフィスコストをパートナーにリモートワーク補助金・手当として還元している

・ちょっとした(業務に関係ないこと)ことでも、Slackに書き込み、周りとコミュニケーションを取っている

・チャットだけで難しい内容は、ビデオ会議や画面共有を活用し、視覚的に見れる状態で業務を進めている

・業務時間内での運動を許可する制度(ペパボからだケア)を使用し、運動を行っている

リモートワークで使用しているツール

リモートワークを快適に行うには、ツールの活用が不可欠です。
多くの会社では、指定されたツール以外は使えないであったり、レガシーな物だけが使われているなんてことはよく聞く話ですが、ペパボでは、いい物であればどんどん取り入れていくといった文化があるため、事業部や部署ごとに多種多様なツールが活用されており、効率よく業務が行われています。

ここでは、ペパボで使われている数あるツールの中から、特に活用されていると感じた物を紹介します。

Slack
社内のコミュニケーションのほとんどは、Slackで行われているといっても過言ではありません。間違いなく、社内で最も活用されているツールでしょう。

業務的なコミュニケーションだけでなく、趣味のことまで、様々な会話がなされています。私は30個ほどのチャンネルに入っているのですが、数分も目を離せば、どこかしらのチャンネルに新しい発言が現れ、最初はこのチャットスピードに慣れるのが大変でした。Slackのおかげで、オフィスにいなくとも、寂しく感じることはないです。

また、単純なチャットツールとして使用されているわけではありません。
Botによる業務の自動化や、APIによるアプリケーション連携など、業務を効率的に行う為のツールとして、活用されています。

リモートワークが上手くいっているのは、パートナー全員がSlackを活用している点が非常に大きいと思います。

Google Workspace
私は前職でもGoogle Workspaceを使用していましたが、提供されているサービス数こそ多いものの、業務で使おうとすると、機能が足りないなんてことはよくありました。

ペパボでは、全ての機能を使うというよりも、特定の機能に絞って使っているイメージがあります。これは、冒頭に説明した「いい物であればどんどん取り入れていく」といった考えから、他にもっとよいツールがあれば、そちらを使うといった考えからだと思います。

主に、メールやドライブ、カレンダーやMeetが使われている事が多いです。
リモートワークを行うにあたって、ビデオ会議は必須になるので、特にMeetはパートナー全員が活用しています。

Zoom
なぜMeetがあるのにZoomも?と思うかもしれませんが、Meetには、最大接続数の制限があります。フルリモートとなると、全社的な案内もビデオ会議で行われることが多いため、そういった大規模な会議では、Meetよりも最大接続数が多いZoomを使用することが多いです。

GitHub
存在自体は知っていたのですが、前職では無縁のサービスでした。
お恥ずかしながら、使ったこともありませんでした。

一般的にGitHubというと、ソースコードを管理しているサービスのようなイメージがあると思います。もちろん、そういった使われ方もしているのですが、ペパボでは、課題やタスク管理なんかにも使われています。

また、社内のエンジニアだけでなく、バックオフィスの方もGitHubを使うといういい意味での異常事態が起きていて、最初は驚愕した記憶があります。
実際に、エンジニア以外の方が権限変更のプルリクを出したりなんかしています。

Notion
お恥ずかしながら、ペパボに入るまでは、存在自体も知りませんでした。
使ってみると、非常に便利なツールだと感じました。

簡単に説明すると、Markdownで記述できるWikiみたいな物です。
タスク管理、メモ作成、データベース、スプレッドシートなど、幅広いことができるため、散らかった情報を整理、一元化するのに長けているツールです。

幅広いことができるがゆえに、部署や人ごとに使い方が違っていると思います。私の部署では、議事録などのメモ書きであったり、簡易的なマニュアル、タスク管理などに使われていることが多いです。

まとめ

時間や金銭的な余裕だけでなく、リラックス出来る環境で仕事ができることは、非常にメリットだと感じます。一方で、環境の整備やコミュニケーション、運動不足や気持ちの切り替えなど、リモートワークならではの課題も見えてきたと思います。

私の部署では、ペパボを「リモートワークが日本一うまい会社」にするを目標とし、日々課題解決の方法を考えています。よりよいリモートワークの方法が見つかった際は、ご紹介したいと思います。

さいごに

ペパボでは、勤務地の条件を撤廃し、全国各地からのパートナーを募集しています。もしご興味を持っていただけた場合は、こちらのページ に採用情報を公開していますので、ご確認ください。